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オタク街と交通の便

 最近、筆者は秋葉原に行ってまいりましたよ。キッパリ言ってこれが初めての秋葉原です。ウソです。でも前に行ったのは10年以上もむかしのことなので、メイドちゃまが秋葉に君臨するようになってからは初めてです。
 東京はでっかいところですね。公共交通機関に対する税金のかけかたが違う。関西はむかしからオカミにはちと反抗的なところがあって、関西エリアの鉄道網を敷くのにオカミの世話にはならねえってんで、私鉄が頑張ったという歴史があったりします。日本初の私鉄も大阪です。
 されどやはりオカミのバカヂカラにはかなわないなぁ、なんて東京に来ると思います。JR秋葉原駅つっても大阪駅よりでっかいんじゃないかと思っちまいます。山手線乗り場から中央線乗り場までの移動のためにミニ鉄道でも敷いてほしいくらいです。
 電気街口なんてあるんですね。アニメの巨大広告がドドーンと掲出されてるし。それっぽい若者どもが、平日の昼間からホテホテ歩いてるし。オタク街口に改名すりゃどうだろう。
 で、そのオタク街口を出たとたん、メイドちゃまがズラリ! あの絵柄はすごいです。休日ともなればさらにすごいことになるとは、秋葉に精通した知人の談。フライヤー(お店のチラシ)を配るために、方々のメイド店のメイドちゃまが駅前に集結するのだそうです。これならお店に行く必要ないです。店内よりたくさんのメイドさんと多種多様なメイド服が拝めて、すでに満腹なのです。フライヤーだけどっさり集めて帰れば、メイド巡り完了したも同然。
 付近には、メイドさんのいる案内所だとか、赤裸々なメイド服の展示なんかが熾烈を極め、まさにメイドのるつぼ。もう満腹を通り越して腹痛なのさ。休日ともなれば、多くのメイド店で入店待ちの行列ができ、リフレ店などでは早々に当日予約終了ってことになっちまうらしいので、駅前のフライヤー配りのメイドさんに話しかけて、ご馳走さまして帰りましょう。それだけで土産話が山ほどできちまいますって。
 筆者は職業柄、平日のお昼間に遊ぶ習慣を何十年も前からついているので、秋葉でも1日あれば有名店も含め10店以上は平気で回れたりするのですが、一般の勤め人諸氏は土日祝日が主な遊び時間になるうえ、あまつさえ家族がいたりするとそれも滞りがちで大変ですよね。ただ、筆者の場合は土日限定イベントとかはダダ漏れなんですけどね。でも日本橋に関して言えばイベントも比較的平日に集中しています。平日の集客を計ろうっていう商人根性が出ていますね。

 秋葉原って、意外とこじんまりまとまってますよね。とりあえずJR秋葉原オタク街口を出発すれば、駅から最も遠いメイド店でも歩いてすぐで、それまでの間にあるわあるわ、メイド店がドドーンと70店あまり。すごっ!
 そこへ行くと日本橋は広いですよ。電気街のど真ん中にはメイド店はあまりなくて、比較的お店が集中している通称オタロードといわれる、かつての裏通りは鉄道の駅からずいぶん離れています。さらに、オタロードからひじょうに離れたところにもお店が点在していて、お店とお店の間隔の広いこと。お店の数は秋葉原の半分なのにそれぞれがたいへん離れて存在しているのですよ。ま、歩けない距離ではないので、運動と腹ごなしに調度よいのですけどね。

 日本橋の寂しいところは、お店が分散しているのに加えて、駅が近くに見当たらないってこと。日本橋と名のつく駅は大阪市営地下鉄や近鉄電車に存在するのですが、日本橋のメイド店に行くのに日本橋で降りたらえらいことになります。初めての人は、歓楽街か黒門市場に迷い込んで、なんでやねん! ってことになっちまいます。日本橋でんでんタウン(いわゆる電気街)に降り立とうとするならば、地下鉄堺筋線の恵美須町で下車する必要があります。しかも でんでんタウンにたどり着いてから、散漫に存在するメイド店を見つけるのは至難の技と言わねばなりません。オタロードはどこですかと一般人に尋ねても、胸を張って「知らん」といわれます。ようやく見つけた無料案内所のスタッフもメイド店の知識はほとんどありません。
 地下鉄御堂筋線の難波(なんば)駅で降りてもオタロードまではたいへん距離があり、途中にメイド店の案内も気配もありません。難波から人混みにまぎれ込んだなら、吉本新喜劇や食い道楽でお馴染みの千日前の方に出ちまいます。
 まるで一見さん一切お断りのような立地の悪さは、なんなんですかね。まるで人を近づけない秘境みたいなことになってますよね、日本橋のメイド街は。

 秋葉原のように電車を降りたらそこにメイドさんがズラリなんてラブリーでワンダフルなシチュエーションが日本橋でも実現しないものでしょうか。
 地下鉄日本橋駅から地下鉄難波駅まで通じる長い長い地下道があるのですが、その途中からオタロードへ向けてトンネル掘ってですね、日本橋または難波からダイレクトにオタロードへ出られるようにしてもらえないものでしょうか。地下道を抜けるとメイドちゃまがお出迎えみたいな。そんな素晴らしげなプロジェクトが現実のものになる日は来ないものですかね。
 ちなみに南海電車(日本初の私鉄)の難波駅が、じつはオタロードにいちばん近かったりします。

コメント
確かになんなんタウン、南海なんばCITYからなんさん通りの東西を地下道は通せそうです、実際、なんさん通りの南北のは無印ぐらいまで地下道があるので。というか南北の日本橋3丁目交差点に地下鉄堺筋線の新駅を作れそう。

関西はむかしからオカミにはちと反抗的というのはよく言われますけどちょっと違うような…関西は昔から上方というぐらいお上だったんじゃないかな。昔から都ですから。関係ないですが。
  • 2009/08/17 7:36 AM
J様。
コメントありがとうございます。あなたが最初のコメントです。うれしい。

大阪が上方と言われた頃の歴史にはうといのですが、鉄道を大阪に敷く際には、鉄道会社にはオカミの世話にならず、自分たちの手でという気概があったみたいです。

でも、地下鉄オタロード駅(仮)実現したら素晴らしいですね!
  • 筆者
  • 2009/08/17 7:37 AM
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