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日本語バージョンってどうよ

2014/11/14

 この際ですからキッパリ言わせていただきます。あたしゃK-POPのファンであって、K-POPが聞きたくてコンサートにも足を運ぶわけさ。テレビの韓国の歌番組でK-POPを見て聞いて、素晴らしいと感じたから、めっさ好きになったから、T-ARAが日本に来るってんで、少女時代が来日するってんで、巨費を投じてわっざわざ東京だの福岡だのに飛んで行くわけさ。福岡では男子しか見てないけど、今んところ。憧れのK-POPアイドルが、ご本人ご一行が、ジャパンくんだりまで飛んできてくださると言うから、たとえ眼前にラガーマンやセイタカアワダチソウが立ちはだかると分かっていても、声は聞こえるじゃねぇかってんで、チラッとくらい生アイドルが見れるかも知れないじゃんとて、新幹線のチケットとコンサートチケットを握りしめるわけさ。最近ではチケボなんていささかムカつくチケットまがいもあるけど。
 少女時代の 2ndジャパンツアーのオープニングは、今思い起こしても血がたぎるほど素晴らしかった。あの GENIE はまさしく神じゃった。ところが、たいへん悲しいことには、まことに遺憾なことには、残念至極にして屈辱的なことには、日本語なのです。CDでは「そおぬまれば〜」って筆者には聞こえた韓国語歌詞が「およびですかぁ」と聞こえたのです。目がドットになりました。なんでやねん、って思いました。たぎった血が一気に引いて貧血になりました。そりゃ、純白のカッコイイ衣装と素晴らしいダンスに、なんでやねんも一瞬で吹き飛んでしまい、感動で涙があふれましたが、血がたぎったり涙が吹き出したり忙しいことですが、日本語はナイよなぁって今でも思います。
 だってK-POPだぜ? 日本人ならぬ少女時代が、日本語で歌うのに払った努力を考えると今度は汗が吹き出しますが、やっぱ韓国語がカッコイイじゃないですか。かつてアメリカンポップ全盛の頃、カーペンターズが、S&Gが、ワムが、カルチャークラブが、日本語で歌ってくれねぇかなぁなんて思いましたか? ロンドンポップも一部混入したけど。西城秀樹がビレッジシンガーズのWMCAをカバーしているのを聞いて、やっぱ日本語最高だぜって思いましたか? ひできファンは思ったらしいけど。
 およびですかぁ、って……。じゃったら少女時代がメリケン国でコンサツしたら、英語で歌うのかよ。THA BOY は歌ってたけど、英語で。ちくしょう。
 少女時代もT-ARAも日本公演では大半の楽曲を日本語で歌いやがりました。そのバイリンガルぶりには脱帽ではありますが、やっぱテレビの歌番やCDで親しんだ韓国語を聞きたいです。だってK-POPだしぃ。しつこいけど。

 嫁さんが大好きな、しゅぱじゅにおの名曲 Mr.SIMPLE にもジャパンバーがありましたね。聞いてて思わず赤面しました。でたぁ、って感じでした。「ほら、ミスタシンポーシンポー、やっちゃえ、やっちゃえ、やっちゃえ、そうさ」って、100回聞いて少し慣れたというかあきらめたって感じですが、最初はナメてんのかって思いました。なに言うてんねん、って感じでした。だって Mr.SIMPLE様だぜ? 菩薩様も目をむく神曲だぜ? 言ってて自分で意味が解りませんが。
 ほかにも数々の素晴らしい名曲が、日本語バージョンで台無しになってる例が山盛りてんこ盛りですが、それをいちいち列挙していると、頭に来てキーボードを押しつぶしそうなので、ここいらでデコチンに冷えぴたでも貼りますけど、世界に轟くK-POPを日本語にするこたぁないと思いますのです。

 ミスターシンポーの、がっちゃがっちゃ朝まで騒いでみよおか、ってとこの踊りは、T-ARAのロリポリだよなって思いつつ、なんで多くのK-POPが日本語化しているのか、素人(スジン)なりに考えてみました。K-POP歌手にとって日本デビューというのは、人気アイドルの登竜門みたいなところがあって、人気が出て集客力がアップしたら、日本デビューして稼ぎ頭になりましょ、というのが筋道みたいです。SISTAR みたいに超がつく一流になっても日本デビューしないアイドルもいますが、T-ARAも SECRET も 4MINUTE も RAINBOW も、人気が出てくると早々に日本デビューを果たしています。
 で、日本デビューとは何ぞいと考えますと、日本のレコード会社と契約して日本語の歌を日本でリリースするということなんですね。まずは韓国でヒットし日本人にもお馴染みの楽曲を日本語にし、日本デビュー曲と銘打って発売し、手応えがあれば日本オリジナル曲も作っちまいます。少女時代やKARAなんかは、もうずいぶん長く日本にどっぷり浸かっておりまして、日本オリジナル曲もたくさんあって、それがやがて韓国語版リリースされるというパターンもあります。おもしろいですね。少女時代のコンサートなどは、日本でリリースされた日本オリジナルのアルバムが中心になりますから、演目の9割方が日本語です。日本オリジナル曲はもちろん、韓国で出された曲の多くも日本語版が出ていますから、韓国語で歌う楽曲はたいへん希少です。
 これってK-POPなのだろうか、ってふと考えてしまいます。かつてのBOA姉さんと同じなんじゃね? BOA姉さんは日本での活動中はJ-POP歌手としてすべて日本語で歌っていました。妹分の少女時代はBOA姉さんの築いた道筋を用いて日本デビューを果たしたのでしょうが、日本デビューして日本オリジナル曲を出すということは……J-POPなのでは? と思いません? かつてアグネス・チャンやオーヤンフィ^フィーがそうだったように。日本の事務所と契約するわけだし。なんかK-POPスターによるJ-POPを聞かされてる感が猛烈にしてきましたよ。少女時代の日本オリジナル曲 Mr.TAXI や PAPARAZZI などはK-POPといってもあまり違和感がありません(筆者の主観です)が、KARAやT-ARAのそれはめっちゃ日本的なのが多かったです。嫁さんがよく聴いていた大国男児では、キャラがすっかり変わっちまってて、めっさクリーミィでしたし。
 世界を席巻するK-POPですから、世界中にファンがいるわけですが、諸外国の人たちは、日本オリジナル曲も聴くのでしょうか。本場韓国の人たちはどうなのでしょう? ファンならすべての曲を網羅したいでしょうから、日本でリリースされたCDも買っているのでしょうか。そしてそれをどのように感じているのでしょう。
 日本ではすでに3年に渡ってツアーを敢行している少女時代ですが、公演内容は日本で10回以上のコンサートを開いたあと、ソウル公演を2回やって終わりといった感じで、世界中のどこよりも本国コリアよりも、日本公演が圧倒的に多いわけです。日本のファンは大喜びですが、思いは複雑です。
 K-POPでは、韓国での新曲発表をカムバックというふうに表現しますが、日本での活動に忙しい少女時代やKARAのカムバックはひじょうに少ないです。毎週3〜4の韓国の歌番組をチェックしている筆者は、夫婦の会話で「もう長いこと少女時代みないなぁ」「そりゃ、ずっと日本に行ったきりだし」「そうか、早く韓国に帰って来ないかなぁ」なんてことになり、「ソシ カムバーク」って自分と同じ日本にいる少女時代の帰国を待ちわびているような次第です。なんだか変です。
 世界のアイドルK-POPスターを極東の某小国が独占しちまってるって、許せます? なかなか帰国しない少女時代を韓国のファンたちはどう感じているのでしょう? ……なんか反日感情めっさ煽ってる気がするんですけど。

 韓国の事務所的には、そしてお国的にも、日本市場の開拓は経済的に良しとするところなのでしょうね。でも日本人でありながら、この事実に一抹の寂寥感を抱くのを禁じ得ません。なんて文学的表現をしてみたところで事態は変わらないわけですが。K-POPファンとしては、日本に行っちまってせっせと日本語曲歌っている状況はやはり寂しいです。大好きな楽曲がコンサートで日本語で歌われるのはわびしいです。わびしいさびしい、わびさびです。日本公演つーてもさぁ、大阪や神戸公演はありがたいですが、東京公演、福岡、札幌公演なんて、あきらかソウルより遠いし。
 少女時代 2ndツアーのソウル公演のDVDを買いましたら、なんと6割以上を日本語で歌ってました。ソウルなのに? 日本オリジナル曲多すぎだろう。これでは韓国アイドルJ-POPを歌うの巻じゃないのでしょうか。
 言ってていささか偏見が過ぎるとも思いますし、気を悪くされる読者もいるかもですが、商業歌手であるとは言え、日本主体が過ぎる気がします。筆者ばかりではなく周りの人たちからも、日本語が多すぎる、日本語バージョンはもういいという声を聞きますし、コンサート会場でもそういう声が漏れ聞こえて来ました。日本のレコード会社としては自社からCDを出さないことには、K-POPスターを日本デビューさせる意味はないし、韓国の音楽事務所的にも収入面でのメリットが小さくないのでしょうが、なんだか異様な現象です。1980〜1990年代の洋楽ブームでは、日本語で歌ってくれる外国人歌手はいませんでした。洋楽の日本語バージョンは日本人歌手のカバーのみでした。
 K-POPを日本語に訳されて喜んでいる日本人は多くはないと思います。少なくとも筆者はそういう人を知りません。韓国人やその他の国々のK-POPファンはどうなのでしょうね。
 こうした意見が業界の事情を知らない素人の考えであることは解っています。解っていますけど、主張は下げません、ええ下げませんとも。なぜなら、K-POPが業界に精通した人だけのものではないはずで、素人もファンになって良いはずだからです。
 最近、周りの人たちは、もういいよ、日本語にも慣れたよ。歌詞を気にせず歌声だけ聞いていればあまり気にならなくなってきた、そんなふうに言う人も増えてきました。じゃあ、日韓両方のCDを持っているならどっちを聞くよ? と尋ねたら、家で日本語はナイわぁ。日本オリジナル曲は仕方ないけど。コンサートでは仕方なく日本語に慣らされただけだよ、そんな返事が返ってきます。慣らされるが、飽きるにつながらないといいですけどね。
 かつて絶対不滅と思われた洋楽が下火になったように、K-POPもいずれはブームが過ぎるかもしれません。業界がそれを知ってて刹那的な儲け主義に盲信しているのであれば、悲しいことです。

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