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桜島!

2014/11/09

 2011年9月に行われた桜島の野外コンサートは、筆者が経験したコンサートの中でもなかなか思いで深いものになりした。それが良い思い出だったのかそうでもなかったのかは今でも判断つかないのですが、当時はまだK-POPにハマって日も浅く、貴重なフェスティバルだぜ、ということで嬉々として馳せ参じたような次第でした。あれから3年経っておりますが、行かれた方々にとっては今でも強烈な印象と共に思い出す公演であったと思われます。
 といっても、別に大したハプニングがあったというわけでもないのですが、とにかく異質な感じでしたね。それこそ海外の公演を観に行ったような。
 とりあえず遠かったです。筆者の家からだと、電車に乗って、モノレールに乗って、大阪空港から飛行機に乗って、鹿児島空港からまだ電車、バス、フェリー。帰りは空港までの終電がもうないというのでタクシー。帰りの飛行機はジェット機でしたが、行きのにはプロペラが付いていました。なんか色んな乗り物に乗りました。あと、ヘリコプターと潜水艦に乗ればパーフェクトじゃね? なんて。それこそ通常の交通手段としては、ほかに何があるねん、みたいな。ロープウェーやケーブルカーみたいな山岳移動手段は別として。
 遠っ! つくづくそう思いました。そもそも関西人にとっては、東京公演でさえソウルや仁川(インチョン)の方が近いし安いのではといぶかられるほどですから、桜島は遠かったです。現地にお住いの方には申し訳ないのですが、日本かよ、いつ着くねん、って思いました、正直。まぁ、筆者の住まいも来訪者に言わせれば、旅行気分がしたという感想を抱かせる山岳気分満点の、山里情緒全開の、鳥やけものや虫やキノコ三昧の、帰宅イコール登山なところなので、桜島を笑うと、どんぐりの背比べ、EXO鼻くそを笑うみたいなことになっちまうわけですが。言わば田舎から田舎へコンサート観に行ったみたいな。
 大阪空港でね、鹿児島行きの搭乗口へ向かうとですね、小さなプロペラ機が止まっているわけですよ。ボーディング・ブリッジ(搭乗橋)が使えないので、エプロンの少し離れた場所に駐機しています。あんな小さな飛行機だれが乗るのだろう、勇気あるな。なんて嫁さんとささやいていましたら、我々がそれに案内されました。路線バスに翼を付けたていどの飛行機で、オスプレーみたいな大きなプロペラが付いていました。路線バスくらいの車内いや機内に入ると、この飛行機はプロペラ機だが最新鋭で、省エネにしてジェット機の航路を飛行でき、ジェット機ほど速く目的地まで飛んじまうのだという説明がありました。そんな無理しなくてもいいですって。韓国のタクシーじゃないんだから。しかし筆者の不安をよそに機はひじょうに安定した飛行で、アッという間に鹿児島に到着しました。アニメ大国ではプロペラ機でもジェット機のような能力を発揮するというファンタジーが現実のものとなります。
 途中ははしょって、桜島へ向かうフェリーの埠頭に着きますれば、有名な活火山の山頂付近に、いかにも雲ではないモクモクが見て取れました。噴火するんちゃうん? 島に渡ると、どこもけっこうな粉塵で汚れています。とくに道路や建物といった人造物に粉塵が目立ちましたね。さすがは火山の島です。旅行の行程が予測つかないので早めに到着しましたので、なぎさ公園と足湯やら、ビジターセンターやらを観光しました。そこいらの粉塵を集めてこびんに詰め、お土産として売っているのが笑えたので、息子に買って帰りましたところなかなかウケました。

 さて、肝心のコンサートですが、15時開場というのでみなさん早々と集まるわけですが、なかなか会場には入れてもらえませんで、何キロ歩かされるねんみたいな長蛇の列が延々と続き、それが頑として動きません。桜島の9月10日はまだ夏でしたから、主催者は熱中症で倒れる客の新記録でも狙っていたのでしょう。そのうち列が進む代わりに出場者のリハーサルの音楽が聞こえて来まして、観客はそれをBGMに耐熱修行に汗を流しました。観客がなかなか倒れないのであきらめた主催者がようやく門を開け、ご一行はすでにヘロヘロの中、数キロのハイキングを楽しませていただきました。
 空路のハプニングでアーティストの到着が遅れたとか言い訳してましたが、観客ご一行はみなさん忍耐強いうえに寛大なので、スタッフに不平を言ってさらに暑苦しくしようなんて光景はほとんど見かけませんでした。
 かなり遅れて始まったコンサートには、じつに13組のアーティストが出演したのですが、そのうちの6組すなわち半数近くは、鹿児島ダンススクールの子供たちの公演でした。それはそれで素晴らしいのですが、集まった観客の目的はJ-POPジュニアではなかったはずなので、ここまでですでにかなり疲弊している観客の中には、前座が長いといった不平をこぼす声もチラホラあったり。J-POPの未来を担う子供たちの演技に不満の声をあげるなんてあまりにも不謹慎で非道徳的なので、表だって不平を言う人はいませんでしたが、すでにこれまで充分な苦行を積んできた観客たちの表情は活気に満ちているとは言いがたく、公演はK-POPへの道が穏やかならざるを学ぶことになったのでした。
 後半残り7組は、大黒男児、BEAST、INFINITE、Park Hyun Bin、X-5、SORI、Han Groo というラインナップで、筆者的には女子アイドルのパワー不足に不満が残るところでしたが、観客の9割が女性でしたから、これに不満のある人は筆者ほか数名だったでしょう。
 有名なアイドルグループが大挙出演する公演は、最近ではめっきり少なくなってしまいましたが、今から思えば、あの頃はあんな田舎にまでK-POPの大スターが集合して下さったのですね。桜島に来て下さるなら、うちの山奥にも来てくれないものかなぁとつぶやくと、嫁さんに「ないっ」と一蹴されました。うちの山だって山の原ゴルフ場があって、タイガー・ウッズやら石川遼くんやらが来るわけさ。ならビストやらインピニやらエピンクやエーオーエーが来たっていいじゃないかぁ。大阪梅田から電車で小1時間で来れる立地は、桜島より多少は便利に思えるが。
 桜島の野外会場は、山の原ゴルフ場のような起伏やらバンカーはありませんでしたが、代わりに火山灰が降り注ぎました。日本人の悪しき習性でみなさん立って声援なさるわけだが、MCトークの間に座って茶でも飲もうとすると、椅子が灰でざらざらでした。灰は時間と共に量が増し、しまいには降ってくる感触がはっきりと解るようになりました。みんな椅子がざらざらなことに驚いたり嘆いたりしてましたが、万物に平等に降り注ぐ灰は、みなさんの衣服や頭髪をも灰色に染めていました。灰はまたK-POPスターにさえも分け隔てなく平等であるわけで、ステージ上では時ならぬシンデレラ(灰かぶり)ストーリーが展開された次第で、アイドルご一行も、まさかイルボンまで来て、活火山のふもとで灰を被るハメになるとは思わなかったでしょう。ま、これは桜島御岳の屈折した歓迎の表現であるわけで、せっかくここまで来たからには、灰のひとつも浴びて帰るがよろしかろうという配慮であったのでしょう。観客の皆さんももの珍しい灰の洗礼をけっこう喜んでいたふうにも見えました。ただ、住むのは大変だろうなぁ、という声も少なくなかったです。
 帰りは、観客総勢の足がフェリー乗り場に向かうわけですが、道すがら火山灰が目に入って激痛に苦しみ続ける女子がいました。早く医師に診せないと大変なことになるとハラハラしましたが、船着き場辺りまでくると、とれたみたい、と明るい声がしました。よかった。最初は目玉でもとれたのかと驚愕しましたけどね。にしても、活火山のふもとで野外コンサートはないわぁ。帰りのフェリーの増便ぶり、埠頭から鹿児島駅までのバスの増便ぶりには感心しましたけど。
 感心しましたが、開演が遅れたせいもあってか、空港へ向かう電車がすでになく、タクシー代に高額を要しました。鹿児島中央でホテルをとって新幹線で帰るべきでした。
 ということで、桜島シンデレラコンサートのお話しは、肝心のK-POPスターがどうだったのかに触れることもなく終わるわけですが、サングラスの着け外しがかっこよかった X-5 はその後姿を見ませんが、どうなったのでしょう。……調べてみた。リーダーが入隊し、1人が脱退、残った3人が事務所を移籍して新たに2人を加え LU:KUS の名で再スタートしたそうです。そう言えば最近歌番組で見ましたよ、LU:KUS。頑張ってください。
 南九州は食べ物がいろいろおいしいですね。次回は桜島以外の場所で公演してください。

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