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ペンラ

2014/11/07

 コンサートで、ペンライトを振るという習慣は、いったいいつ頃からあるものなのでしょう。某サイトによりますと、西城秀樹のファンがコンサートで使用したのが始まりとありました。やっぱ日本発の文化なのでしょうか。筆者は、K-POPのコンサートに赴くようになるまで、松田聖子と米米CLUBくらいしか観に行ったことがありませんで、その際にペンライトを持っていたかどうかは、今や記憶にございません。現在は持たずに参戦することはまずありません。最近の観客はめっちゃ盛り上がりますからね。 T-ARAに石化魔法かけられたジジィじゃあるまいし、硬直して鑑賞するわけにもゆきません。かといって手拍子ってのもダサいし、じじぃが踊るのも周りに迷惑だし。ここはやっぱペンライトを振っとくのがいちばん無難ってわけですよ。
 ご存じのように、K-POPというジャンルではペンライトは常識です。アニオタのライヴでもたぶん常識です。AKBやジャニーズでも……きっと常識にちがいない。これまたご存じのように、K-POPではアイドルごとに専用のペンライトが存在し、コンサート会場で購入したり、ファンサイトの通販で入手したりするわけですが、中にはチケットにペンライト付きという親切設計のケースもあります。専用のペンライトがあるってことはですよ、なんか適当なものを持参して振り回すと、周りと光の色がちがって大顰蹙(ひんしゅく)をちょうだいすることに相成ります。東方新起の会場一面赤いライトの中で、青いペンライトなど振ろうものならあなた、周りのトンペンの皆さまから、おめぇまさかのスジュペンかよ、ってな目からビームが放たれ火傷を被ることになります。熱狂的なファンともなれば目からビームていどの技は通常兵器です。
 東方新起や SUPER JUNIOR、少女時代の場合はチケットにペンライトが付いていまして、入場の際に配布されますので、観客は全員漏れなく同じペンライトを携行することになり、客席は、赤一色、青一色、ピンク一色の鮮やかな光の海になります。ビューティフォーです。公演に複数回参戦しますれば、その数だけペンライトが貯まります。熱心なファンは貯まったペンライトをすべて携行して次の公演に望みます。片手に5本とか光る爪を生やしている光景には、地獄先生もヌベーっとします。

 このペンライトですが、もともとはペンタイプのフラッシュライトであったわけですが、K-POPにこれが使われる頃には、形もサイズもどんどん派手になり、どう見てもペンなんてしろものではなくなってまいりました。中にはむかしながらの単純な棒状で小型のものもありますが、大勢の観客を動員する人気アーティストのオフィシャルアイテムになりますと、しっかりとしたグリップに大そうな装飾のほどこされた、マラカスかダンベルくらいの規模の装置になりまして、万人の警備員が色つきの探検灯を振り回しているみたいなことになります。もはやこれはペンタイプなどと呼べる代物ではございませんで、そのむかしバンダイから発売されたセーラームーンのムーンスティックやキューティムーンロッドが耳かきに見えるほどです。
 かつて筆者が福岡まで持参した INFINITE のペンライトなど、スイッチで7色に光を切り換えられるという優れもので、目の前に妖魔が現れたなれば変身して戦えると確信できるほどのものでした。  ローズ棒の異名を持つ BEAST のそれは、光こそ白と地味ながら、グリップの先にグレーの薔薇を配した、なかなか立派なもので、専用の収納ケースに入れて部屋に飾ると、フラワーアレンジメントも色あせるほどです。ファンのことをビューティと呼称する BEAST の場合、さすがにジジィがこれを嬉しそうに振り回すのははばかれるわけでして、コンサートでは嫁さんだけがローズ棒を持ち、筆者は白色のパッキンを振りました。
 知ってます? パッキン。水回りの漏水防止のゴムのことではありませんって。そんなもんコンサート会場で振ったら、異常者扱いされて退場ですがな。パッキンとは、シンプルにして小型の棒状のペンライトでして、中ほどからパキンと折りますと、封入された2種類の液体が混ぜ合わさり即座に発光するという電池要らずの使い捨てタイプのものです。一度発光するとそれを止める手立てはなく、そのまま数時間輝き続けます。
 先日参戦した APink のショーケースでは、このパッキンが会場で配布されました。使い捨てなれど、APink のロゴ入りゆえ、これは捨てられませんって。筆者のすぐ前の若い女子客はパッキンの使い方も知らないと見え、必死こいて振り回しておりましたが、そのていどの刺激では発光には至りません、残念ながら。
 ええ? あれはパッキンじゃないと? ならば何と申すものなのでしょうか。ネットで調べてみましたが、ペンライトだとかサイリュームとかいった名称が出てきました。むむぅ。よく解りません。もともとペンライトとは、狭い範囲を照らす小型のライトのことで、劇場のスタッフが遅れてきた客を案内するために足元を照らすのに使ったり、レトロな泥棒屋さんがピッキングの際に口にくわえて使ったりするもののことみたいですね。
 ライトスティックなる名称もヒットしました。文字どおり光の棒というわけ。そう言えば、とあるオフィシャルペンライトの箱にもライトスティックと書いてありました。スティックなら、手のひらサイズから杖サイズまで棒状であれば広く網羅できますから、昨今の様々な形状のものは総じてライトスティックと呼称するのが適切かも知れませんね。
 K-POPファンの方々は、このような理屈には頓着せず"ペンラ"と呼称していますけどね。

 様々な形状のペンラは、それぞれのアイドルのカラーを反映していて、コレクターズアイテムとしても楽しめます。筆者の家にもいつの間にか、たくさんのペンラが貯まりました。こんなにコンサート行ったっけ? と首を傾げるくらい。
 ペンラは今後も、コンサートの必須アイテムとして活躍し躍進し続けることでしょう。そのうち目覚まし機能とか、音楽が再生できる機能とか、メッセージボードになる機能とか、壁に照射するとアイドルの画像や動画が映る機能とか、どこまでやるねんみたいな進化を遂げるかも知れませんね。筆者としましては、またがって飛べる機能とか、ダースベイダーと戦える機能とか、猛犬を撃退する機能とかが欲しいところですが、忘れてならないのは、やっぱ変身して戦える機能ですね。

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