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スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け【映画】

2020/01/21


 祖父ダース・ベイダーからシスの力を引き継ぐカイロ・レンは、銀河での覇権を不動のものにするためにウェイファインダーを求めて銀河を巡り殺戮を繰り返します。ようやくそれを見つけた彼は、ウェイファインダーの導きで、銀河の中でも未知の領域惑星エクセゴルを目指します。そこには死んだはずのパルパティーン(ダース・シディアス)が、強大なシスの力と共に存在し、大艦隊を用意していました。
 フィンとポー・ダメロンは、ファーストオーダーのスパイと接触することに成功し、パルパティーンが生きていることを知り、それをレイア・オーガナー率いるレジスタンス軍に報告します。パルパティーンの計画を阻止するには、惑星エクセゴルに行かねばなりませんが、その道しるべとなるウェイファインダーが必要でした。
 レイは、師であるルーク・スカイウォーカーがかつてウェイファインダーを求めたことを彼の残した本で知り、その本に記された惑星パサーナへ向かいます。
 パサーナに降り立ったレイと、フィン、ポー、チューバッカ、C3PO はそこでシス語が記された短剣を見つけます。しかしそこにもファーストオーダーの手は回っていました。危機を救ったのは、ミレニアム・ファルコンの最初の船長ランド・カルリジアンでした。
 短剣に書かれた文字を解読した一行は衛星エンドアに向かいますが、そこにはデス・スターの残骸がありました。レイは単独でそこにたどり着き、かつてダース・シデャスの部屋だったところでウェイファインダーを見つけます。彼女がそれを手にすると、自分がダークサイドに落ちた姿が映し出されます。そして彼女を追ってきたカイロ・レンと対峙することになります。
 カイロ・レンとの対決の後、自分の出生の秘密と正体について不安を覚えたレイは、レジスタンスを独りレジスタンスを抜けてしまいます。彼女が向かった先は、かつてルーク・スカイウォーカーが潜んでいた惑星オクトー。そこで彼女は師のゴーストから、彼女が現在に至るまでの話し、彼女をジェダイの騎士として育てたレイアの話しを聞きます。レイは1度は棄てようとしたライトセイバーを再び握りしめるのでした。

 映画「スター・ウォーズ(1977)」が公開されたのは本作公開の42年前のことでした。筆者は高校生でした。当時すでに9作が作られることが公表されており、1983年までに最初の3部作が公開されました。コンピューターグラフィックスによる映像革命が起きる前のことですから、スター・デストロイヤーもXウィングも、デススターも、ミレニアム・ファルコンもすべて精密な模型を作って撮影し、それを役者の演技に合成していました。宇宙人やクリーチャーは特殊メイクとクリーチャー、場合によってはエアー制御の模型も使っていたかもしれません。そんなアナログ時代にこのシリーズは誕生しました。
 最初の3部作はエピソード4〜6とされ、若きルーク・スカイウォーカーがジェダイの騎士として覚醒し、ダース・ベイダー率いる帝国軍に抵抗するレジスタンス軍の王妃レイヤ・オーガナーを救い、帝国の野望を阻止するお話しです。ルークとレイア姫はじつは兄妹で、2人ともフォースの力を有していました。この2人を助けて活躍したのが、カイロ・レンの父ハン・ソロで、カイロ・レンはレイア姫のハン・ソロの非運の恋の間に生まれた子供です。
 このエピソード以前の物語、混沌とした銀河社会と、その中でダース・ベイダーがいかにして誕生したか、というお話しを描いたエピソード1〜3は、続けて製作されることはありませんでした。ジョージ・ルーカス曰く、その壮大な世界を描くには当時の技術では不可能でした。
 1999年、CGを駆使して蘇ったエピソード1が16年ぶりに公開され、2005年に新3部作が完成しました。
 それからさらに10年の歳月が流れ、2015年に最後の3部作が始動、2019年についに完結編エピソード9が公開されました。ルーク・スカイウォーカー役のマーク・ハミルは68歳、ハン・ソロ役ハリソン・フォード77歳、ランド・カルリジアン役ビリー・ディー・ウィリアムズは82歳、レイヤ・オーガナー役のキャリー・フィッシャーは60歳で前作公開前に他界しています。

 若き日のルークたちがダース・ベイダー率いる帝国軍を倒した後、その残党はファーストオーダーとして再び銀河を支配しようとしていました。レイは幼い頃に両親を亡くし、惑星ジャグーで独りで暮らしていました。彼女の運命を変えたのは、ファーストオーダーの脱走兵フィンとドロイドの BB-8 との出会です。それから彼女はレイア姫率いるレジスタンス軍に入り、観に秘めていたフォースの力が覚醒します。
 彼女のジェダイの騎士としてのパワーは絶大で、レジスタンス軍に大きく貢献するのですが、ファーストオーダーを殲滅するにはジェダイ・マスターであるルーク・スカイウォーカーの力が必要であるとし、彼女は長らく行くへ不明になっているルークを探しにゆきます。
 レイと会ったルークも彼女の力を認め、最後のジェダイトしてその力を彼女に継承させようとします。

 一方、ダース・ベイダーの血を引くカイロ・レンは、ファーストオーダーを率いて銀河を征服しようとしますが、かれもまたレイの強大なパワーを感じており、離れていても彼女の存在が解るのでした。カイロ・レンはフォースの暗黒面すなわちシスのパワーを有しますが、レイを自分の仲間に引き入れようとします。彼はパルパティーンに会いに行った際にレイが何者なのかを知り、いっそう彼女の力を欲します。しかしその反面で、ファーストオーダーが銀河を欲しいままにすることに迷いもありました。レイア姫とハン・ソロを父母に持つ彼の中には正義の心が残っていたのかもしれません。レイアとルークの父ダース・ベイダーは、ダース・シディアスに服従し、帝国軍を率いるようになりましたが、もともとはアナキン・スカイウォーカーというジェダイの騎士でした。

 ジェダイとシスは、フォースの両面であり、をれを扱う者によってどちらにでもなるようです。ルークたちの活躍で帝国軍が解体されて以降は、ジェダイ、シスともに滅びに瀕した存在になっていました。先の闘いの後、密かに禁断の宙域に身を潜めたパルパティーンは、カイロ・レンらに意思を引き継がせ、シスによる銀河の覇権を取り戻そうと企んでおり、野望の成就は目前に迫っていました。
 レジスタンス軍は、パルパティーンに支えられたファーストオーダーの圧倒的な軍事力を目の当たりにして愕然とします。
 レイア姫は自らの命と引き換えにレイを助けますが、頼みの綱のレイも自らが暗黒面(シス)に落ち、絶大なパワーを揮うことになるヴィジョンを見て、自分が何者か分からなくなり逃避してしまいます。

 この銀河最大の危機をどう乗り切るかが本作のクライマックスになるわけですが、ひじょうに感動的でした。コアなファンも充分に納得できる内容だったと思います。まさに完結編にふさわしい内容でした。
 最新3部作では、旧3部作のキャラの復活が往年のファンを泣かせましたが、エピソード9では、ミレニアム・ファルコンのハン・ソロの先代となる船長ランド・カルリジアンが登場します! 役者ビリー・ディー・ウィリアムズにとっては映画史上最も長い休眠を経ての復活です。
 往年のファンにとってもう1つ嬉しいのは、クラシックな感じのメカニックがCG時代になってもそのままということです。デジタル技術が発達しても、アナログ時代の機器や乗り物がそのまま再現されています。戦闘機の照準器もファミコン時代を思わせるレトロな感じを今も用いており、技術の進化と共に変わってしまったという感をもたせません。スター・ウォーズは、40年以上経った今もやはりスター・ウォーズなのです。作り手の人々の多くもまた長いファンであり、コアなマニアなのでしょうね。
 むかしと変わった点は、以前は宇宙の星空や単調な惑星をバックにしたメカアクションが主だったものが、惑星上の複雑な地形にメカが見事に溶け込んでいて、リアリティやスピード感がレベルアップしたことでしょう。
 デジタル時代の到来によって、エピソード1〜3の壮麗な物量戦が実現し、現在はより高度な自然との調和が物語に深みを与えています。技術もさりながら、映像のセンスが素晴らしいですね。

 最新3部作では、旧3部作で活躍した人々から、新しい世代への引き継ぎが完了することになるわけですが、サブタイトルは「スカイウォーカーの夜明け」です。新たな始まりを感じさせるタイトルですよね。
 とある情報によると、ディズニーは2022年からまったく新しい「スター・ウォーズ」を少なくとも3本、2026年まで公開する予定だとか。スカイウォーカー家の意思を継いだレイが活躍する物語になるのでしょうか。それとも、これまでのストーリーを踏襲しないまったく新たな世界が広がるのでしょうか。楽しみなような、怖いような……、思いは複雑です。

原題:STAR WARS: THE RISE OF SKYWALKER。
2019年アメリカ、142分、同年日本公開。
監督、脚本:J・J・エイブラムス。
脚本:クリス・テリオ。
出演:デイジー・リドリー、アダム・ドライバー、ジョン・ボイエガ、オスカー・アイザック、アンソニー・ダニエルズ、ナオミ・アッキー、ドーナル・グリーソン、リチャード・E・グラント、ルピタ・ニョンゴ、ケリー・ラッセル、ヨーナス・スオタモ、ケリー・マリー・トラン、イアン・マクダーミド、ビリー・ディー・ウィリアムズ、ジミー・ヴィー、グレッグ・グランバーグ、ビリー・ラード、ドミニク・モナハン、キャリー・フィッシャー、マーク・ハミル、ハリソン・フォードほか。

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