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メイド文化は根づいたか

 経済と文化のどちらが大切かという議論になると、結論を出すのはなかなか難しいものですが、要は夢の問題なのです。人々の夢を与える仕事がしたいのか、お金持ちになるためだけに成功したいのか、その違いです。最近は小学生に投資や株を教えるなどという性根の腐った教育が平然と実在するわけですが、そもそもお金儲けというものは世の中に対して提供した生産や貢献に対して得ることのできる対価であるわけで、証券会社や銀行に預けて肥やそうなんてのは応用編なのです。誰もが投資で儲けることを覚えたら、それに対して配当を産む生産や貢献つまり労働を誰がするのですか?
 えっと、日本橋のメイド文化は根付いたのかという話しなのですが、関西人がもっと文化の必要性を理解しなければ、根付いたかどうかを見極めるのは難しいかも知れません。なにせ根っこというものは地中にあって外から見えませんから。
 根付いたかどうかは、つまりは夢の問題です。実がなる樹になって欲しいのか、そのために手を尽くす気があるのか、育てる方法を知っているのか。実がなるのを待ちぼうけて、ならなければ抜いちまうのか。
 ま、草木が根付いたかどうかは、葉や茎の色つやを見れば解るわけで、見れば解るだけの肥えた目があるかが問題なわけで……。
 筆者には肥えた目が備わっているなんて調子ぶっこいたことを申すつもりはありませんが、お店を巡っていると、メイド文化に元気があるか否かは何となく解ります。ひと頃に比べると最近(2009年春現在)は、たいへん元気がよろしいように見えます。一昨年の秋頃は、メイドもそろそろ峠を越えたか、なんて言う声すら聞こえたものですが、最近の日本橋メイド店のにぎわいはなかなかすごいです。お店の数も去年以降ドドーンと増えました。
 そして、女性客(メイド店ではお嬢様ですね)がひじょうに多くなりました。女性が独りで来店(メイド店ではお帰りですね)するケースも少なくなく、常客としてメイドさんと楽しく談笑していたりします。筆者が独りでメイドカフェにお帰りしていて、ふと気づけば周りは女性ばかり、なんてことも1度や2度じゃありません。筆者がガラにもなく女性を伴ってお帰りするとですね、メイドさんも大喜びで、いつもより多く話しかけてくれ、ちょっといやかなり得した気分になっちまいます。で、次に独りでお帰りすると、「今日は女の子はいないんですか」なんて、つまらなさそうに……。男だけで悪うござんしたね。あたしゃすねるよ。
 知人関係でですね、女性に「メイドカフェでも行くか」なんて誘ってみると、「可愛い娘いるなら行く!」なんて答えが返って来ます。女性が可愛い娘目当てでメイドカフェに行く、そんな状況なのですよ、今の日本橋は。
 女性客の参入というのは、文化にとってひじょうに重要です。女性は男とちがって充分な価値の見出だせないものにホイホイお金を払うなんて幼稚なことはしませんから、女性客がつくということは、その文化がホンモノに育った証拠と言えると思います。
 古来より、男性が始めた文化を、より発展させ普及させて来たのは女性です。そのことを思えば、最近の状況は、メイド文化も日本橋の地に根付いたと断言してよいのではないか、そんなふうに思うわけですよ。
 でもね、ここで育て方を誤れば今からでも枯れてしまう危険性もあります。世間にはメイド文化の繁栄を好ましく思わない人も少なくないのです。メイドさんのお店を性風俗のお店のように考えている人もいれば、キモいオタク産業だと思っている人もいます。知名度が上がったからといって揺るがぬ市民権を得たとは限らないのです。
 だから、オタク本意の増長は禁物なのです。かといって一般人に媚びてばかりでも、メイドがメイドでなくなってしまいます。試行錯誤と悪戦苦闘はまだまだ続くということですよ。
 当たり前の文化としてそろそろ根付いたかなと思われる現在、メイド文化は大きな岐路に立たされているのかも知れませんね。多くの方々のお知恵をお借りして、さらに素晴らしい文化に育てて行きたいものです。長くメイドさん通いをしている方々には、単にメイドさん可愛いなんて言ってるだけじゃなく、この文化のこれからのこと、ご自身のことについても思いを馳せてもらいたいものですね。

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