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フルメタル・パニック! -サイドアームズ-
 北極からの声【小説】

2019/12/31


 相良宗介が幼い頃にアンドレイ・カリーニンに命を救われたエピソード、リチャード・マデューカス中佐がイギリス海軍将校時代に米軍にいたテレサ・テスタロッサの父カール・テッサロッサと共に戦果をあげたエピソードが語られます。本編では断片的にしか見ることができなかったこれらの逸話は、フルメタル・パニックを楽しむうえで知っておくべき貴重な設定です。フルメタの世界は、その設定だけでぞくぞくするほどおもしろいので、ひじょうに読み応えのある1冊と言えます。

 極北からの声:ミスリルの指揮官のひとりアンドレィ・カリーニン少佐が、ソビエト軍に所属し潜水艦に乗っていた頃のお話しです。北極圏に不時着した日本の旅客機の救援に赴いた彼は、そこでひとりの少年を救出します。しかしその海域には存在しないはずの潜水艦が民間機の救援を行なうというのは、国家にしてみれば謀反行為で、艦長は後に左遷されています。この時にカリーニンが救った少年が相良宗介で、幼い少年はボン太君のぬいぐるみを抱き、カリーニンをアンおじさんと呼び、カリーニンは彼をソウスケ君と呼びました。しかしカリーニンが信じていた国家の手先KGBに宗介をゆだねたあと、少年には殺人兵器として育てられる運命が待っていました。時は流れ、2人が再開したのはアフガニスタンの戦場で、カリーニンはAS部隊の指揮官でした。彼が大いに手を焼いたゲリラのASに登場していたのが宗介だったのです。ミスリルの優れた指揮官とSRTの精鋭の出会いを描いた感動のエピソードです。

 <トゥアハー・デ・ダナン>号の誕生:普段はむっつりして神経質そうなリチャード・マデューカス中佐が、イギリス海軍で潜水艦タービュラントを指揮し、ソ連の原潜と渡り合った時のエピソードが蘇ります。その時にマデューカスは同じ艦を追跡していた米軍の潜水艦ダラスの危機を救いその戦果に協力します。ダラスの艦長カール・テスタロッサは、マデューカスの絶妙な舵取りに感激し、後に彼を私邸に招きます。それがマデューカスとまだ幼いテレサ・テスタロッサとの出会いになりました。「踊るベリー・メリー・クリスマス」でパサデナの艦長セイラーが語っていた公爵(デューク)の話しが蘇ります。デュークはマデューカスの指揮能力を称える愛称です。カール・テスタロッサは、マデューカスを家に招いたとき、直感から自分の双子の子供たちレナードとテレサの特殊能力について語りますが、それが彼がミスリルに入るきっかけにもなりました。ただこの時はミスリルは存在しておらず、ブラックテクノロジーやアマルガムとの戦いも2人の想像を超えた未来の出来事でした。

 大食いのコムラード:相良宗介がネコを飼い始めます。千鳥かなめと常盤恭子がさっそく彼の自宅に見に行くと、それはネコと呼ぶにはあまりにも異質な生き物でした。近所を大勢の警察官が警邏し、パトカーで住民への警戒を呼びかけているのも、宗介のネコと無関係ではなさそうです。

2006年、富士見ファンタジア文庫。
著者:賀東招二。

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