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爆裂魔神少女 バーストマシンガール【映画】

2019/12/18


 アミとヨシエは、スラム街のゴダイ一座の見世物小屋のアイドルショーに出演し、生計を立てていました。2人の両親は彼女らがまだ幼い頃にアミの臓器とヨシエの片腕を売り払ってしまいました。そんな両親も今はいません。
 貧しい人々は自らの体や臓器を切り売りし、子供を売り飛ばして幾ばくかの金を得ていました。青山ダルマの経営するダルマ屋は人体売買で財を成した悪徳企業でした。
 ヨシエは失った腕にマシンガンを装着し、ダルマ屋にのりこみ、青山ダルマの息子カルマを半殺しにしますが、これに激高したダルマは、改造人間ドリルブラザーズを出撃させ、ヨシエを捕えてしまいます。
 ヨシエを救出するためにダルマ屋に向かったアミも返り討ちに遇い片腕を失います。命からがら逃げかえったアミは、たまたまゴダイ一座に立ち寄った風来坊の殺し屋マツカタの助けを借り、ダルマ屋への報復を決意します。
 カルマが自殺すると、青山ダルマは、殺し屋協会に依頼してランキング1位の殺し屋立花キキョウをゴダイ一座に差し向けます。

 兵器に改造された人間が大暴れするハチャメチャスプラッター映画は、今や日本のB級映画の重要なシェアを占めています。人体そのものが強力な殺傷兵器と化し奇想天外な変形を遂げ、ありえない暴力シーンを展開し、嘘くさい血肉が飛び散り、阿鼻叫喚の地獄が展開します。
 悪趣味で下品で、なかなか笑える戦場には、しばしばセーラー服姿のヒロインが登場し大暴れします。もはや化け物としか言いようのない、否、化け物さえも唖然とするような変形を果たした改造人間を相手に、セーラー服戦士が舞い踊るというシチュエーションは、この手の映画の王道とも言うべき姿ですね。さらに付け加えるならば、敵はこれ以上ないくらいに憎たらしくて、和装の刺客がこれに味方します。
 この作品はあらん限りのゲテモノ映画の王道アイテムをぎっしり詰め込んだ、特盛お得ムービーであります。
 なんだか、けちょんけちょんにけなしているように感じるかもしれませんが、筆者はこの作品を大絶賛しております。ぜひ手元にDVDを置いていつでも何度でも視聴したいコレクションに加えたいです。

 冒頭からいきなり時代遅れの(昭和初期か大正末期の)日本の恥部とも言うべきデカダンな世界が広がります。歓楽街なのかゴミ捨て場なのか判らないような雑然とした空間に、怪奇人間を扱った見世物小屋があって、小汚くてむさくるしい客たちが、アミとヨシエが躍るステージに興奮しています。アイドルショーとは言うものの、いつしかそれは激しいバトルに変じ、客たちはますます狂喜します。
 よくもまぁこんな掃きだめな世界を再現できたものだと驚かされます。

 ダルマ屋には自分の体を切り売りしたり、生まれたばかりの赤ん坊を差し出したりする貧乏人たちが殺到しています。ビニールカーテン一枚隔てたところで行われている解体現場の音や悲鳴が伝わってきますが、客たちの関心事はすぐにお金がもらえるかです。まさに狂気の世界です。
 そんな地獄絵図に身を投じ、血みどろの戦いを挑むのが、セーラー服姉妹のアミとヨシエです。なんじゃこりゃ、ひでぇと心の中で何度もつぶやきながら、目はスクリーンにクギづけです。

 その退廃ぶり、前時代ぶりは、今はなきガロ系漫画にも通づるものがあります。苦手な人は受け付けない世界かもしれませんが、ヒロインが可愛くてかっこいいので、食わず嫌いな方にもぜひ挑戦していただいて、アングラ世界を堪能していただきたいと思います。
 世にいろいろ残念な映画はありまして、筆者でもノーサンキューなものはたくさんあります。下ネタ連発のバカコメディとか。でも、この作品のバカバカしさはクセになります。

2019年、76分、R15+。
監督、脚本:小林勇貴。
出演:搗宮姫奈、花影香音、坂口拓、北原里英、根岸季衣、佐々木心音、矢部太郎、住川龍珠、石川雄也ほか。

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