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マーターズ【映画】

2019/09/30


 幼い頃に何者かに拉致監禁され虐待を受けたリュシーは、奇跡的に逃亡し孤児院でアンナと知り合います。10年後、成長したリュシーは自分に付きまい傷つけるモンスターから逃れるために、かつて自分を虐待した夫婦を家族もろとも銃殺します。
 リュシーからの報せで駆け付けたアンナは、凄惨な現場に言葉をなくしますが、なんとか2人で逃げようと奮闘します。その際に犠牲者の家の秘密の地下室を見つけ、リュシーと同じように監禁されている少女を見つけます。
 これまでリュシーが言っていたことはすべて本当だったのです。しかしそこへ、武装集団が駆け付け、取り囲まれてしまいます。

 フランス/カナダ合作「マーターズ(2008)」のハリウッド・リメイクです。「プリティ・リトル・ライアーズ」のスペンサーを演じたトローヤン・ベリサリオがリュシーを体当たりで演じています。
 ネットで見た各評価はたいへんに残念なものばかり。前作はホラーに新境地をもたらしたとされ、絶賛する人もいましたが、なんとも絶望的な内容と後味の悪さで、不快感を抱く人も少なくなかったようです。正直筆者もあまり好印象を持てなかったのですが、なぜか忘れがたく、数年を経てもう1度観て感想を書きました。
 本作は前作を下回る不評を押しつけられましたが、筆者はカルト集団の欲しいままにされるだけの前作よりもはるかに後味が良かったです。ただ、前作を観ていない人にとっては、釈然としない、意味が解らないといった不満がわきおこったかもしれません。
 少女を拷問し、回復不能なまでに痛めつけ、すさまじい苦痛と絶望の中で死線をさ迷い、あの世の世界を垣間見る、カルト集団のその目的は前作の方が明確でしたから。

 前作ではリュシーによる殺戮シーンのあとの後半パートがひじょうに観ていてつらいものでしたが、今作ではリュシーが経験した拷問の真相を知ったアンナの反撃が始まります。いいですね。そうですよ、おかしな理屈を並べて少女を拷問して殺して何とも感じないアホ集団に、いい思いをさせるだけではやってられませんって。
 しかし多勢に無勢、アンナ独りではどうにもなりません。でもせめて一矢報いてやらねば、これまでの犠牲者も浮かばれません。
 とは言え、ここでアンナの爽快な快進撃を決めてしまっては作品の趣旨が変わってしまいますし、製作側としては頭の痛いところですよね。そのジレンマのおかげで、観る人によっては釈然としないものになってしまったところが遺憾です。
 まぁ、筆者なら胸のすく快進撃を描いてスカッとして、エンディングクレジットででも、殉教に関するカルト集団の愚行を羅列して、観客の義憤をそそるって手法にしたいとことですかね。
 皆さんはどう観ますか? 観る人によって感想に大きな開きができる作品だと思います。

原題:MARTYRS。
2015年アメリカ、86分、翌年日本公開。
監督:ケヴィン・ゴーツ、マイケル・ゴーツ。
脚本:マーク・L・スミス。
出演:トローヤン・ベリサリオ、ベイリー・ノーブル、ケイト・バートン、ブレイク・ロビンスほか。

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