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スケア・キャンペーン【映画】

2019/09/13


 一般人を怪奇現象の現場に巻き込み、ドッキリを仕掛ける番組「スケア・キャンペーン」で女優役のエマは、病院のガードマンとして雇われた男性が、動き出す死体に怯えて銃を取り出したことから、この番組の危険性を訴えます。番組プロデューサーで彼女の恋人でもあるマーカスは、危険を知りつつも番組の制作を続けようとします。テレビ局のプロデューサーであるヴィッキーはさらに過激で、番組に刺激が足りないともっと危険な要素を求めてきます。ヴィッキーは最近ネットで話題になっているマスクフリースを引き合いに出し、この謎の集団がどんどん過激で血なまぐさい動画を作り、視聴者を増やしていることをマーカスたちに突きつけます。
 起死回生を狙ったマーカスは、近く営業を再開するという設定の病院のガードマンを募集し、様々な仕掛けと多数の隠しカメラを仕組み、新作番組の制作に挑みます。
 ナース役のエマに加え、絶叫が得意な女優アビーを少女の幽霊役に起用し、ガードマンに応募してきた男にドッキリを仕掛けようとしますが、男はアビーをめった刺しにすると、隠れていたスタッフたちを次々に襲い、殺してゆきます。
 恐怖と狂乱の中を逃げまどうエマたち。男はかつてこの病院に勤務したことがあり設備を知り尽くしてると言います。病院から脱出しようとするエマのみならず、隠れたところから仕掛けやカメラを操作していたマーカスたちにも危険がせまります。

 冒頭からいきなり死体が動き出すという恐怖シーンが展開しますが、じつはそれは一般人を巻き込んだドッキリ番組でした。マーカスらは、局のプロデューサーに尻を叩かれてさらに過激な番組を作るために尽力します。今は廃墟になっている病院に様々な仕掛けとカメラをセットしてゆくスタッフたち。そこへガードマン志願の男が現れ、製作現場は実際の撮影へと移行してゆきます。
 しかし、仕掛けられる側の男が、じつは異常者でスタッフや女優たちは追われる羽目になります。エマが指摘した、この番組は危険すぎるという懸念が現実になってゆきます。

 人を怖がらせる側の人間が恐怖のどん底に突き落とされるという、ミイラ取りがミイラになるお話しですが、じつはこれで終わりではありません。次から次へと予想外のことが起こります。もう誰を信じてよいやら。
 一見ありがちなストーリーに見えて、気づけばどんどん騙されてゆきます。おもしろいですね。この映画がそのまま番組だったら、すごい視聴率を取れるんじゃないでしょうか。

原題:SCARE CAMPAIGN。
2016年オーストラリア、76分、翌年日本公開。
監督、脚本:コリン・ケアンズ、キャメロン・ケアンズ。
出演:ミーガン・ワーナー、オリヴィア・デヨング、イアン・メドウズ、パトリック・ハーベイ、アサンドラ・マグラス、ジョン・ブランプトン、ジェイソン・ギアリー、シグリッド・ソーンドンほか。

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