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フルメタル・パニック! つどうメイク・マイ・デイ【小説】

2019/08/23


 ナムサクでのクラマとの戦いで重傷を負った相良宗介は、レモン率いるフランスの特殊部隊に救出されます。ジャーナリストに扮してナムサクに来ていたレモンは、じつはアマルガムを追跡中の諜報機関DGSEのエージェントでした。宗介から情報を得ようとした彼は、宗介に治療を受けさせ警護します。2ヶ月近くにおよぶ昏睡状態から目覚めた宗介は体も思うままに動かせないような状態でしたが、そこへ刺客が送り込まれます。
 一方、テレサ・テスタロッサはボロボロに傷ついた状態でサンフランシスコの病院に収容されています。仲間に裏切られ棄てられたとのことです。
 また、ミスリルの遺品を回収し移送しようとしていたハンターが何者かの襲撃を受けて負傷します。襲撃者に中にはミスリルの幹部の姿が。ハンターは今や残党と化したミスリルが大変な敵を相手にしていることを思い知ります。

 からくも刺客を交わして宗介は、コートニー中佐の元でリハビリを続けます。そしてレモンたちが衛星をハッキングして得た情報で、アマルガムの幹部レナード・テスタロッサの居場所を突き止めると、中佐が用意したASで奇襲をかけます。
 敵地の兵器の配備は掌握していたつもりでしたが、旧式のAS1体では無理な作戦でした。目前にレナードに捉えられた千鳥かなめがいるのが分かっていながら、あきらめるしかありませんでした。しかし彼には退路すらなかったのです。ラムダドライバ搭載のASや3体の巨神ベヘモスが敵勢に加わったからです。

 レモンのおかげで九死に一生を得た相良宗介は、旧式のASを駆ってメキシコのとある資産家の屋敷を奇襲します。そこがレナード・テスタロッサのアジトであり、彼に拉致去られた千鳥かなめの居場所であると確信したからです。しかしコートニー中佐が用意してくれた旧式のASではまったく歯が立ちませんでした。そればかりか、外部からアマルガムの新たな勢力が攻めてきます。ラムダドライバ搭載のAS3機に加えて、超大型ASベヘモス3体。
 まるで総力戦のような奇襲は、宗介を抹殺するだけにしては大がかりすぎます。アマルガムの別の勢力がレナードの身勝手を見かねて奇襲をかけてきたのです。
 絶体絶命の宗介。そこへ思わぬ救援が現れます。激しい攻撃を潜り抜けて接近してきたヘリにはコートニー中佐とミスリル情報部のレイスが乗っていましたが、そのヘリが何かを投下します。

 アマルガムの総攻撃によって崩壊したミスリルですが、生き残った残党や大海に消えたトゥワハー・デ・ダナンとそのAIダーナは、敵の脅威に怯えて身を隠していただけではなかったのです。

 サンフランシスコの病院に収容されたテレサ・テスタロッサは、担当医にミスリルのかなり確信的なことまで話します。医師にはそれが夢物語かSFのようにしか聞こえませんでしたが、聞く者によってはそれは重要な軍事機密です。ミスリルが崩壊し、彼女を見限った仲間に擦れられたテッサにとってその機密情報はもはや意味をなさない絵空事のようなものでしたが、それは彼女の作戦でした。彼女が撒いたエサに獲物が食いつくのを狙っていたわけですね。
 じゃっかん17の天才指揮官、大海を制する女神を見捨てるものなどミスリルにはいませんでした。傷つき疲弊し多くを失って残党と化した彼らは、虎視眈々と逆襲の機を伺っていたのでした。

 アマルガムは縦割り構造の存在しないネットワークのような組織です。それゆけに機動性に欠ける面もあるのですが、その分打たれにくく強靭です。幹部を失ったミスリルはある意味そうしたアマルガムの特性に近づいたと言えるかもしれません。

 ウィスパード(ささやく者)がもたらした未知の知識ブラック・テクノロジーを独占し世界を作り替えようともくろむアマルガムと、それを阻止しようとするミスリルの本格的な戦いが始まろうとしていました。

2006年、富士見ファンタジア文庫。
著者:賀東招二。

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