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ポラロイド【映画】

2019/08/02


 高校生のバードはアンティークショップでアルバイトをする地味な少女でした。同じ店に勤めるタイラーからガレージセールで見つけたというポラロイドカメラをプレゼントされ、彼女は大喜びします。1970年代に数年間製造されたインスタントフィルムによるカメラはたいへん貴重です。早速タイラーをモデルに撮影を試みるのですが、現像された写真になにやら怪しい影が映り込んでいました。
 バードは、過去の事故で首に傷を負い常にスカーフを巻いているので周りからはスカーフ女と呼ばれていました。そのため人づきあいも苦手だったのですが、数少ない友人のケイシーに誘われて仮装パーティに参加します。
 そこで彼女は密かに思いを寄せていたコナーに声をかけられます。2人で話しをしているところへミナとデヴィンのカップルが近づいて来、バードはポラロイドカメラで2人の写真を撮ることにします。せっかくだからとコナー、それにケイシーも飛び入りし、4人の写真を撮ります。パーティ会場の主であるエイヴリーもポラロイドカメラに興味を持ち1枚自撮り写真を撮ります。
 パーティ会場に突然警察が乗り込んできて、バードに着いてくるよう命じます。彼女がそれに応じると、タイラーが店で変死していたことを告げられます。
 その後ライターの写真に写り込んでいた怪しい影がエイヴリーの写真に移動しています。そして彼女が変死し、影は4人を撮った写真に移動していました。
 バードは4人の誰かあるいは全員が危ないと直感し、そのことをコナーたちに告げます。
 ミナとデヴィンは取り合おうとしませんでしたが、コナーはかなりまじめに話しを聞いていました。呪いが本当ならこうすればいい、デヴィンは言って写真に火を付けます。するとミナの腕から炎が上がりました。それは消火器でも消すことができず、写真の火を消すとようやく収まりました。
 病院に収容されたミナに付き添ったデヴィンが警察にそのことを訴えますが、警察は取り合わず、腹を立てたデヴィンは警官を殴って拘束されてしまいます。
 バードとコナーは、事態を解決するために手がかりを求めて立ち入り禁止になっているアンティークショップを訪れます。写真に写っているコナーは危険だからと、バードは単身で店に侵入しますが、車で待っていたコナーは、写真にバードも反射して写り込んでいることを発見します。そしてバードは店で得体のしれない何者かに襲撃されます。

 1970年代、専用の感光紙をセットして撮影するとその場で写真が現像されるインスタントフォトカメラすなわちポラロイドカメラがブームになりました。最近ではチェキの呼称で知られるものの元祖といったところですね。デジタル技術の進歩でスマホで手軽に写真が撮影できる現在では、こうした写真機はあまり普及しませんが、当時はフィルムを写真屋さんで現像してもらわなくてもその場で写真になってしまう優れモノとして話題になりました。ただ、色はいまいちでピントも甘かったような気がします。
 筆者の年代の人間でも、ポラロイドは覚えているが使ったことがある方はあまり多くはないでしょう。チェキと同じで特定の用途に用いられていた、そんな代物であったと思います。
 この映画に登場する呪いのポラロイドは、写真に映し出されたものを悪霊が殺しに来るというもので、写真に写らないものにまで害をなす力はありません。また、フィルムと同じように熱や光に弱く、それが悪霊の弱点になります。
 古いカメラに憑りついた奇妙な悪霊の正体は何なのか、バードやコナーは身を守るためにその謎を解明しようとします。カメラに刻印されたR・J・Sのイニシャルを手がかりに調査を開始したバードたちは、過去のとある事件にたどり着きますが、ペンブローク保安官は、なぜかそれには関わるなと言います。保安官はなにかを知っているようです。

 むかしからカメラは人には見えない心霊的な現象を映し出すことがあるとよく言われていました。筆者が若い頃には心霊写真というものがテレビや雑誌でもよく取り上げられていましたが、写真がデジタル化された最近ではどうなんでしょう。
 このお話しは心霊写真とはまた異なり、カメラそのものに悪霊が憑りついているようです。かつてこのカメラは人に災いを成すようなことに用いられていたのでしょうか。悪霊は映し出された写真に影となって現れ、そこに写っている人を殺します。その人が殺されると写真から影は消え、次の写真に影が現れます。写真に写る影は殺人予告みたいなものですね。
 バードは自分は撮影者で写真には写っていないと思っていたのですが、窓に反射する形で写り込んでしまっていました。それでタイラーが殺されたアンティークショップに侵入した際に悪霊に襲われることになるのですが、そこで彼女は悪霊が熱や光に弱いことを知ります。悪霊は暗い場所で人を襲うようです。悪霊がフィルムの性質を受け継いでいるというのもユニークですね。

 今は博物館にでも行かないとお目にかかれない古いポラロイドカメラを蘇らせることで、過去に封印された悪霊を呼び覚ましてしまったわけですが、このカメラは過去にどんな事件に使われたのでしょう。そしてカメラそのものと化してしまったこのユニークな悪霊を止める手段はあるのでしょうか。

原題:POLAROID。
2017年アメリカ、88分、2019年日本公開。
監督:ラース・クレヴバーグ 。
脚本:ブレア・バトラー。
出演:キャスリン・プレスコット、タイラー・ヤング、サマンサ・ローガン、グレイス・ザブリスキー、ミッチ・ピレッジ、ハビエル・ボテット、ケイティ・スティーブンス、マデリン・ペッチ、プリシラ・キンタナ、キーナン・トレイシーほか。

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