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THE BRIDGE/ブリッジ season.1【TVシリーズ】

2019/05/15


 スウェーデンとデンマークをつなぐオーレスン橋の照明が消え、復旧するまでの48秒の間に橋上に女性の死体が置き去られます。両国の国境をまたいで横たわる死体を巡ってそれぞれの警察が出動しますが、被害者がスウェーデン人の国会議員であることから、スウェーデン・マルメ県警が事件を受け持つことになります。しかし死体を搬送しようとするとそれは上下に分離し、下半身が別人であることが判ります。マルメ県警の女性刑事サーガ・ノレーンは、現場に来ていたデンマーク・コペンハーゲン署のベテラン刑事マーティン・ローデに捜査を依頼し、下半身はデンマーク人の娼婦であることが判明します。
 橋に遺体を置いて行った車が特定されると、サーガとマーティンはその持ち主であるジャーナリストのダニエル・フェルベに事情を聴きますが、その直後、ダニエルは爆弾が仕掛けられた自分の車に閉じ込められることになります。
 それからSTと名乗る犯人から犯行声明があり、ダニエルは彼の意向を世間に伝える橋渡し役になります。STは社会が抱えている様々な問題を解決するためと称し、次々と要求を突き付けてきます。
 福祉局職員のステファン・リンドベリィは、生き別れた妹ソニアがホームレス状態になっているのを発見するものの彼女はワインに毒を盛られて病院に搬送されます。同様にワインを飲んだホームレスたちが犠牲になったことからサーガとマーティンはソニアに会いにゆきますが、マーティンはステファンを疑い始めます。
 椅子に拘束された男のライブ映像が SNS 上にアップロードされ、男は船乗りのビャアン・ラスムセンであることが判ります。犯人は4人の不動産王に身代金を要求してきます。そのひとりヨーランはすでに死亡しており、妻のシャーロッテが代理でマルメ県警に赴きます。資産家たちは協議して身代金の支払いを拒否しますが、後にシャーロッテが支払いに応じます。夫の浮気を隠していた義娘マヤの遺産を削るためでした。
 精神科にかかっていた青年ラッセが日本刀で担当医エーミル・フェーンスクーグを際して自らも自殺します。警察はたまたまラッセのところに居候していた家で娘のアニアの存在を知り、彼女を守るために捜索に乗り出します。
 移民のハーディ・フラーニが警察に暴行を受けて死亡した事件の裁判は、警察の無罪という判決に至ります。しかし裁判で偽証した警察官のヘニングが何者かに連れ去られます。
 スクールバスに乗った5人の子供たちが誘拐され、児童労働問題に関与している企業の建物を燃やせという要求が犯人から突き付けられます。制限時間は2時間、要求が SNS で公開されると次々に放火が起こります。

 法律の許に人は平等ではないと訴える犯人は、次々と大規模なテロを仕掛けてきて警察を翻弄しますが、警察は常に先を越されることから警察内部に詳しい者の犯行ではないかと疑い始めます。最初にオーレスン橋の照明が消されたのもマルメ県警からの遠隔操作でしたし、ヘニングが拉致された事件でも制服警官が目撃されています。
 そして犯人の魔手はマーティンの家族に迫ってきます。

 マルメ県警のサーガは数々の難事件を解決に導いた敏腕ですが、性格にかなり難があり、彼女とコンビを組むことになったマーティンは大いに困惑させられます。彼女は普通の感情が欠落していて他人に同情したり、仲間の労をねぎらったりすることを知りません。それでいて性的欲求を覚えると行きずりの男を平然と自室に招き入れます。彼女に誘われたアントンは、次第に彼女に惹かれるようになり、ベッドだけの関係で終わりたくないと願うようになりますが、サーガにはそれが理解できません。
 サーガは彼女に憧れる18歳のアウグストも自宅に連れ込みます。彼はマーティンの前妻との間にできた子供です。肉体関係があったわけじゃないから問題ないと平然としているサーガにマーティンは辟易とします。
 サーガに対してマーティンは人情家でひじょうに対照的です。しかしそれゆけの失敗もあって、結婚も2度失敗し現在の妻メッテは3度目の相手です。そして今回の事件の渦中で未亡人となったシャーロッテの誘いにのってしまい、それがメッテにばれて三下り半を突き付けられてしまいます。
 ドラマは、サーガやマーティンのそうした私生活にも及ぶのですが、そのサイドエピソードがじつは事件に深く関わってきたりします。

 スウェーデンとデンマークで放送された際には、それぞれの国が舞台になっているシーンではそれぞれの母国語が用いられ、字幕が付けられたそうです。日本で発売されたDVDにはスウェーデン語と日本語の切り替えが可能になっていましたが、筆者は字幕版で観ました。スウェーデン語とあったものの、デンマークでのシーンではデンマーク語が使われていたのかどうかは、筆者には解りませんでした。
 北欧のドラマはなかなか見る機会がありませんが、社会制度や人間関係、感情面で理解が及ぶところが多くて共感が持てました。
 映像的に特徴を感じたのは、全体的に色が希薄で白っぽかったことです。これはひじょうに印象的でした。北欧っぽいとも思いました。

 この作品は世界的なヒットを記録し、シーズン4まで製作されています。それぞれのシーズンは別物ではなく、次以降もサーガ・ノーレンがヒロインを務めるようです。見逃せませんね。次シーズンも絶対に観たい、そう思わせる名作でした。

原題:Bron(Broen)。
2011年スエーデン/デンマーク、2013年日本公開。(TV10話)
監督:シャーロット・シーリング。
脚本:ハンス・ローセンフェルト。
出演:ソフィア・ヘリーン、キム・ボツニア、ラファエル・ペッテション、ダグ・マルンベル、サーラ・ボベア、クレスチャン・ヒルボリィ、マグヌス・クレッペル、マリア・サンドボム、エレン・ヒリングス、モーテン・スアバレ、ファンニ・ケテル、エミール・ビルク・ハートマン、プク・シャーバウ、ラース・シモンセンほか。

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