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バンブルビー【映画】

2019/04/03


 惑星サイバトロンのオートロボットたちは、ディセプティコンの猛攻に苦戦し絶体絶命の危機を迎えていました。オプティマスプライムは、母星を捨て、仲間を方々に散らばらせ巻き返しを狙う策を講じます。B-127 はオプティマスの命に応じて地球へと逃れそこを拠点として守ることになりますが、追っ手との交戦で深く傷つき、記憶を失ってしまいます。その際の地上戦で米軍の部隊が巻き込まれて壊滅しますが、バーンズ隊長は生き延び、宇宙からの訪問者を目撃した唯一の存在となります。
 そして1987年カリフォルニアの田舎町の遊園地でバイトをしている少女チャーリー・ワトソンは、懇意にしているボート修理工場のハンクから18歳の誕生日に黄色のフォルクスワーゲン・ビートルを譲り受けます。
 チャーリーはかつて水泳の飛び込み競技の選手だった活発な娘でしたが、溺愛していた父が亡くなってからは、友たちや家族とも相いれなくなり、独りで父の残した工場にこもり、父の遺品であるシボレーコルベットを修理して家を出る夢を抱いていました。ハンクのボート修理工場の廃材置き場は、彼女が車の部品を漁る漁場だったのですが、そこで見つけた古いビートルをすっかり気に入ってしまったのでした。自力でビートルを何とか動けるようにし、父の工場に持ち帰った彼女は、あれこれ調べるうちに下回りからロボットの腕のようなものが出ているのを見つけます。ビートルの下に潜り込んでみると、そこにロボットの顔を見つけます。
 彼女が手に入れたビートルは、じつは戦闘で傷ついた B-127 だったのです。彼は最後の力で近くにあったビートルをスキャンし、それに変形擬態して眠りについていたのでした。
 チャーリーに刺激されて覚醒した B-127 には記憶がありませんでした。音声装置も破損していて話すこともできません。チャーリーは彼にバンブルビー(ミツバチ)という名前を与え、工場にかくまいます。壊れたオーディオを新しいものと取り換えると、バンブルビーはラジオ局を選曲して様々な歌を再生し、それで会話めいたことをする術を会得します。
 チャーリーと同じ遊園地でバイトしていて近くに住む黒人の少年ギレルモ・メモ・グティエレスは、ひそかに彼女に思いを寄せており、あるとき意を決して彼女の工場の扉を開け、バンブルビーを目撃してしまいます。以来オートロボットの存在はチャーリーとハムの2人の秘密になります。
 しかし、平和は長くは続きませんでした。ディセプティコンのオートロボットがバンブルビーの発する電波をキャッチし、地球へとやって来たのです。バーンズの証言で宇宙からの訪問者の存在に確信を持っていた軍の組織セクター7のパウエル博士は、久しぶりに地球に接近してきた2体のオートロボットを察知します。米軍は車にトランスフォームした2体のオートロボットを包囲しますが、訪問者たちは、自らを平和維持軍と名乗り地球に逃げ込んだ凶悪な犯罪者の捜索に協力してほしいと申し出ます。それを信じたパウエル博士の計らいで、オートロボットたちはセクター7のスーパーコンピューターや通信衛星のネットワークを自由に使えるようになります。
 おかげでディセプティコンが B-127 の居場所を突き止めるのに長くはかかりませんでした。彼らこそが凶悪な侵略者であることが判った時には、彼らはすでに軍の許を飛び出していました。

 「最後の騎士王」以来2年ぶりのトランスフォーマー・シリーズの映画化です。同シリーズの熱烈なファンではない筆者は、このスピンオフ作品にほとんど期待していませんでした。本編なら期待も持てますが、バンブルビーが地球を訪れた頃の少女との出会いを描いたちょっとしたラブストーリーという認識があったからです。ところが、実際に観てみるととても素晴らしい内容でした。
 引きこもり少女とバンブルビーの出会いを描いたメルヘンチックなエピソードと、トランスフォーマー・シリーズの前章譚となる迫力のエピソードが錯綜する構成になっていて、チャーリーは、壮大な宇宙戦争に巻き込まれることになります。彼女に思いを寄せるハムや、幼い弟のオーティス、父亡きあと母サリーの恋人となったロンも巻き込まれます。
 人間不信だったチャーリーがバンブルビーとの出会いを通じて家族との絆を取り戻し、ボーイフレンドまでできる心温まるお話しは王道ではありますが、メルヘンには欠かせません。皆さんも大好きでしょ? そしてシリーズ前章譚となるシーンは、本編に劣らないスペクタクルシーンで描かれ、1本で2度おいしい内容になっています。ストーリー的にいささか難解な本編よりもこちらの方が良かった、感動した、という人も少なくないのではないでしょうか。

原題:BUMBLEBEE。
2019年アメリカ、114分、同年日本公開。
監督:トラヴィス・ナイト。
脚本:クリスティーナ・ホドソン。
出演:ヘイリー・スタインフェルド、ジョン・シナ、ジョージ・レンデボーグJr.、ジェイソン・ドラッカー、パメラ・アドロン、スティーヴン・シュナイダー、リカルド・ホヨス、ジョン・オーティス、グリン・ターマン、レン・キャリオー、グレイシー・ドジーニー、ディラン・オブライエン、ピーター・カレン、アンジェラ・バセット、ジャスティン・セロー、デイビッド・ソボロブほか。

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