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フルメタル・パニック! あてにならない六法全書?【小説】

2019/03/01


 短編集コメディ第6弾。短編集では陣代高校での宗介やかなめの日常のドタバタがメインになるのですが、今回も全編陣代高校が舞台です。しかしながら細菌兵器が校内に持ち込まれるという重大事件も発生し、宗介は絶体絶命のピンチに追い込まれます。しかしそれよりも彼にとっての重大事は、ミスリル西太平洋戦隊の隊長テレサ・テスタロッサ大佐の来訪だったようです。

 ままならないブルー・バード:陣代高校では部室不足が深刻になっており、たまたま2人しか使用していない社会研究部が部室を明け渡すことになり、その争奪戦が行われることになりました。部室を提供する社会研究部が争奪戦の主導権を握り、その提案で部室希望の部や同好会は、街でナンパ合戦を繰り広げることになります。ひょんなことから写真部に協力することになった宗介は、ナンパをガールハントだと教わり、例によって武力を行使した女狩りを始めます。
 的はずれのエモーション:空手同好会の椿一成が相良宗介に決闘を挑みますが、待ち合わせ場所に彼は現れず代わりに対人地雷が仕掛けられてありました。激高した一成が宗介に詰め寄る様を見た稲葉瑞樹が彼に一目ぼれしてしまい、以来一成は瑞樹に付きまとわれることになってしまうのですが、それを振り切るために彼がとった行動がさらなる事態の悪化を招きます。
 間違いだらけのセンテンス:校長から強引に押し付けられた学校紹介文の作成を、英語教師の神楽坂恵里は、生徒から原稿を募集することでクリアしようとするのですが、配布された募集記事には、賞品図書券2000円分に加えて神楽坂センセーと二人きりの背徳的な課外授業の1文が加筆されたありました。彼女の後輩の西野こずえのいたずらだったのですが、それに宗介と会長の林水が応募してきます。
 時間切れのロマンス:陣代高校映画研究部は、新作の撮影に奮戦していました。しかし頑固で個性的な監督のせいで役者はどんどん辞めてゆき、千鳥かなめと相良宗介がラブシーンを演じることになりました。常盤恭子が相手の時はからくも無難に演じていた宗介ですが、監督の意向で相手がかなめに代わったとたん、セリフが極端な棒読みになり、悲惨なまでの大根役者ぶりを発揮します。次の映画祭まで時間がなく予算も底をつきつつある苦境の中で、撮影は遅々として進みません。ついに監督も倒れ、宗介とかなめは苦肉の非常手段を講じることになります。
 五時間目のホット・スポット:相良宗介が知り合いの武器商人に発注した銃の部品が、手違いで見慣れぬ金属製のシリンダーになっていました。しかも説明書がフランス語、宗介が仏和辞典を取りに行っている間にクラスメイトの小野寺が、それを水筒と思って開封し、中身を飲み干してしまいます。説明書の内容を何とか解読した宗介は、中身は強力な細菌兵器だと知って慄然とします。
 女神の来日(受難編):ミスリル西太平洋戦隊の主軸であるトゥアハー・デ・ダナンのメンテナンスのために長期休暇を取ったテレサ・テスタロッサは、陣代高校への短期留学を実行します。一足先に下見に来たマデューカス中佐に、宗介はテッサの警護を命じられるわけですが、その前に彼女が寝泊まりすることになる彼のセーフハウスの模様替えと掃除を中佐監督の下に徹底的に行なわされます。そして彼女に何かあったら最大級の拷問にかけて魚雷管に詰めて射出してやるとクギを刺されます。そしていよいよテッサの来日。制服姿の女神を陣高の生徒たちは大歓迎しますが、宗介にとっては命の危険を覚えるほどの受難の始まりでした。

2002年、富士見ファンタジア文庫。
著者:賀東招二。

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