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アホガール【コミック】

2019/02/15


 花畑よしこは、学力テストで全教科0点を取るというアホガールです。たとえマークシート方式でもうまく正解を避けてマークして0点をキープし、自分の苗字すら忘れてしまうという超絶アホガールぶりです。彼女の幼馴染の阿久津明はひじょうに勉強ができる優等生ですが、よしこは彼のことを「あっくん」と呼び、将来結ばれる相手であると信じて疑いません。とにかく本能のままに生き、自らの言動や行ないを反省することもない楽天家で、周りを騒動に巻き込みます。
 しかし偶然に偶然が重なって、彼女の奇行はしばしば事態を好転させ、人々の賞賛や尊敬をも勝ち取ってしまいます。不良の黒崎君は自らよしこの舎弟になりますし、優等生の風紀委員長は恋のライバルになります。よしこは彼女をオッパイ委員長と呼んでライバルと認め、叱咤激励します。委員長は次第に壊れてゆきアホガールモードになり、変態委員長と化し、思いを寄せる阿久津から警戒されるようになってしまいます。
 阿久津は、よしこのことを心底嫌い、時には暴力すら揮うのですが、よしこの方はそれを愛の鞭と受け取って喜び、風紀委員長を嫉妬させます。彼はよしこを遠ざけたいのですが、家も近く幼馴染であることから、なにかと尻ぬぐいをさせられ、あまつさえよしこによって増殖したアホたちの相手もさせられています。
 よしこはバナナが大好物で、人生を左右するような重要な選択すら蹴ってバナナを選びます。目の前の1本のバナナを取るなら死ねと言われれば、彼女にとってはひじょうに難しい選択になります。生き延びるためにそのバナナを断念して他のバナナを取るという選択肢は彼女にはありません。
 ある時、男装したよしこに担任教師の押枝あつこは一目ぼれしてしまいます。このように彼女は周囲をどんどん巻き込み、周りをアホガールモードにしてしまいます。

 元来、コメディものの汚れ役と言えば男が務め、女性が突っ込み役でしたが、最近は逆転現象が増えている気がします。汚れ役というおいしいポジションを女性が率先してつかむようになった、これも女性が強くなったことの表れ、そんなふうに思ってしまうのは筆者だけでしょうか。
 筆者がたまたま読んでいるコミック「生徒会役員共」では、生徒会長やその人間関係で下ネタのオンパレードで、貴重な男子(その学校はもともと女子校で男子が少ない)である副会長がせっせとホローして回ります。同様に「変汝 〜変な女子高生 甘栗千子〜」の主人公千子は、男性の勃起を察知する奇妙な能力を持ち、周りを混乱に陥れます。

 著者のヒロユキは、アホガールがヒットしアニメ化もされた現在も同人活動を続け、素人作家として漫画を描き続けているのだそうです。知人の話しでは、漫画家を目指してプロになったものんも自分のやりたいことが思うようにできずにアマチュアに戻り、同人誌でプロの頃以上に稼いでいるような人もいるそうです。常識を覆す人が社会に支持されるような、まるでアホガール現象のようなことが、今の世の中当たり前のように起きるんですね。おもしろいです。

2012〜2018年、講談社コミックス 全12巻。
著者:ユキヒロ。

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