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ハイキック・エンジェルス【映画】

2019/01/30


 映画「ハイキック・エンジェルス」の撮影のために廃校を訪れたアクション映画部の女子高校生5人は、撮影中に賊の侵入を受け孤立してしまいます。100人もの屈強な戦士を従えた属の目的は、廃校に隠された大金を奪うこと。そのために学校を封鎖し、通信も使えなくしてしまいます。
 賊の目を盗んで教室のひとつに立てこもった5人は、警察を予防にも携帯電話も使えません。そんな状況で撮影モードに入ると見境がなくなる山波サクラが、敵と戦おうとします。賊に自分たちの存在を知られたうえ、彼らが狙う大金の場所を知るのに必要な USBメモリーを偶然手に入れてしまったことから、彼女たちは賊に狙われることになります。
 監督兼撮影担当の五十嵐フユミが、映画の助っ人として呼んだ近藤アスカは、サクラをはるかにしのぐ空手の使い手でしたが、敵は彼女の腕前をもってしても容易には倒せない使い手でした。

 空手の修行に明け暮れる女子高生が、悪の格闘家軍団と闘う「ハイキック・ガール (2009)」の姉妹作となるアクション映画です。といっても前作で監督脚本を務めた西冬彦が今回も脚本で参加していることと、空手使いの女子高生が主役という共通点があるだけで、登場人物やストーリー、出演者は共通しません。西冬彦は「KG カラテガール (2011)」でも脚本を担当しています。
 ミニスカートの女子によるハイキックアクションという、格闘ゲームのノリを実写映画にそのまま導入したようなコンセプトは、それだけでセンセーショナルなのですが、数々のアニメやゲームの実写化ですでに使われているネタでもあるので、斬新な印象はありません。CGやワイヤーワークを用いない実際に当てるアクションが売りなのだそうですが、そう言われてもその事実を観客が知らなければ、それに感銘を受けることもありません。
 舞台が1つの学校だけというのも、前作に比べてスケールダウンした感があります。その分ストーリーに凝るということもなく、空手の達人である女子たちのところへ、たまたま武器は空手のみという賊が押し入ってきて、格闘戦が繰り広げられるというご都合主義にも、白けさせられます。
 トリックのない生の格闘技を駆使するという、危険な挑戦が、アイディアの貧困のせいで、ミニスカの女子高生にハイキックさせれば観客は喜ぶ、そんなおざなりコンセプトばかりが前面に出てしまっています。ひじょうにもったいないです。
 低予算の1シーン作品であってとしても、もっと面白くする方法はたくさんあったと思います。今回は、高校生たちが自主制作映画を撮っていて事件に遭遇するという設定ですから、もっと撮影シーンの尺を長くして、映画撮影奮戦記として描けば、学園コメディに本格的な空手アクションを導入した、高校生の作品にしてはすごいという違った見方が出てきたかもしれません。そうするうちに、本物の賊が現れて、彼女たちが事件に巻き込まれてしまう。同じストーリーでも、前半パートでキャラクターへの感情移入がたっぷりできているので、各キャラの持ち味を活かした今後の展開に期待が高まります。

 深作欣二監督の「バトル・ロワイアル (2000)」以降、命を賭けたゲームをテーマにした学園ミステリーが数多く作られ、中には素晴らしい作品もありますが、こうしたミステリー要素を取り入れるのもおもしろいかもしれません。

2014年、90分。
監督:横山一洋。
脚本:西冬彦。
出演:宮原華音、伊藤梨沙子、川本まゆ、長島弘奈、青野楓、中谷竜、小川勝広、なあ坊豆腐@那奈、子安慎悟、森下千里ほか。

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