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マダムのおかしな晩餐会【映画】

2018/12/17


 パリに越してきたアンとボブの夫婦は、友人たちを招いてパーティを開くのですが、ボブの前妻の息子スティーブンが飛び入りしてメンバーは不吉な13人になってしまいます。これを嫌ったアンが講じた妙案は、メイドのマリアを友人として参加させること。大柄なスペイン人のマリアは、自分には無理だと断るのですが、アンは絶対に譲りません。
 慣れないドレスと化粧に戸惑いながらもテーブルに着いたマリアですが、アルコールが回るとつい饒舌になり、下ネタを連発します。ところが、イギリス人の画商デヴィッドがマリアをすっかり気に入ってしまいます。デヴィッドがスティーブンにマリアの連絡先と出自について尋ねると、彼女はラテン系の高貴な生れであるが、それは秘密なのだという返事。
 デヴィッドから連絡をもらったマリアは、自分では釣り合わないと返事しますが、彼は家柄のちがいなど気にしないと言い、彼女に求愛します。マリアにとっては夢のようなセレブな付き合いが始まるのですが、これがアンたちに知れ、交際を反対されます。アンはマリアの身分をデヴィッドに打ち明けようとしますが、デヴィッドに絵を売りたいボブは、これに反対します。

 色黒で大柄で美人とは言えないメイドが、英国紳士に求愛されて舞い上がってしまうというコメディです。彼女が仕えているアンも、メイド仲間も交際には反対しますが、アンは聞き入れません。デヴィッドの愛情をひたすら信じ、慣れないセレブな世界に身を投じ陶酔してゆきます。果たして、彼女の愛の行方はどうなるのでしょうか。
 そもそもマリアを貴婦人にでっちあげ、原因を作ったのはアンなのですが、彼女の思惑としては、マリアがテーブルの隅で目立たず言葉少なくしていれば問題なくやり過ごすことができるはずでした。ところが、セレブたちにとっては目からウロコのような猥雑な話題がマリアの口から次々と飛び出し、彼女はパーティで遺憾なく個性を発揮することになったのでした。そしてそれをデヴィッドが気に入ってしまった。
 デヴィッドはもう夢中でした。でもマリアがメイドだと知ると彼はどう思うでしょう。どんな態度をとるでしょう。アンやボブは気が気ではありません。
 おフランスの上流社会など、筆者にとってはおよそ縁遠い世界ですが、お金持ちには彼らなりの経済的な事情、人間関係の悩み、夢との葛藤といろいろあるようで、我々にも少しは察するとことがあったりします。

 若き作家のスティーブンは、かつて家族のことを実録として小説にして人気を得ており、今回はマリアとスティーブンのお話しを書くことにします。
 でも肝心の2人の顛末は、ちょっと切ない感じになってしまいます。しかし、希望を棄ててはいけません。デヴィッドはスティーブンの質問に対して、読者はハッピーエンドを好むと助言しています。この言葉を手掛かりに、観客たるみなさんは幸せなエンディングを作り上げてください。ラストシーンはそうした想像を許す形になっています。

原題:MADAME。
2016年フランス、91分、2018年日本公開。
監督、脚本:アマンダ・ステール。
脚本:マシュー・ロビンス。
出演:トニ・コレット、ハーベイ・カイテル、ロッシ・デ・パル、マイケル・スマイリー、トム・ヒューズ、スタニスラス・メラール、ジョセフィーヌ・ドゥ・ラ・ボーム、ブレンダン・パトリックスほか。

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