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イコライザー2【映画】

2018/10/26


 タクシードライバーのロバート・マッコールは、元CIAのエージェントでした。同局の旧友スーザン・プラマーは、有能なマッコールが隠居同然の貧しい暮らしをしていることを気に病んでいました。ある時、ブリュッセルでCIA局員の一家が心中する事件が発生し、スーザンはその調査のためにブリュッセルに飛びます。しかし一家は何者かに殺害されたあと自殺のように偽装されていました。そしてホテルに戻ったスーザンも殺されてしまいます。
 一方、マッコールも乗客を装った刺客に命を狙われますが、それを撃退します。彼は一連の事件の調べるために現役時代同僚だったデイブ・ヨークを訪ねます。刺客から奪った携帯電話の暗号化された通話記録を解読すると、事件にはCIA内部のものが関わっていることが判明します。

 凶悪な暴漢たちを、手近な道具を用いて瞬殺してしまう凄腕エージェント ロバート・マッコールの活躍を描いたクライム・アクション第2弾です。彼はすでにCIAを退いて静かに暮らしているのですが、悪事や不正を見て見ぬふりをすることができず、非情な制裁を加えます。
 金持ちの若造たちの慰み者にされた女性の仇を討ったり、生き別れた妹を探す老人の力になったり、隣人の学生がギャングと付き合って悪事に手を染めようとしているのを阻止したりします。その学生マイルズ・ウィテカーは、マッコールが関与している事件に巻き込まれ、人質になってしまいます。
 マッコールは、宿敵に宣戦布告し、台風が近づき避難勧告が出ている住宅街に敵を呼び寄せます。荒れ狂う暴風雨のなか、重装備の軍人上がりたちと、無防備なマッコールの決闘が始まります。

 前作はもっと軽快な展開だったと思ったのですが、今作は往年のフランス映画フィルム・ノアール(古っ)を見るような、暗くてモノトーンな、もの悲しいお話しでした。現代版西部劇(古っ)の匂いもしますね。西部劇全盛期であれば「イコライザー 嵐の決闘」なんていう和題がつけられるんじゃないでしょうか。
 吹き荒れる暴風雨の中、住民が避難を終えてゴーストタウンと化した住宅地での決闘は、やっぱウエスタンですね。高みに陣取った狙撃手と、機関銃を携えた突撃部隊を相手に、マッコールはまったく苦戦しません。戦争のエキスパートたちがひとりずつ罠に誘いこまれ、パニックに陥り、倒されてゆきます。

 その住宅街には、かつてマッコールが家族と暮らした家が、今も空き家になって残っていました。人質から解放されたマイルズは、マッコールの過去に触れまるで親子のように会話をします。彼は再び悪の誘惑に負けることはないでしょう。
 マイルズには未来がありますが、マッコールは家族を亡くし、現職を退き、静かに孤独な生活を送っています。しかしその眼光は鋭く、不正や悪を許しません。
 今回マッコールは、旧知のスーザン・プラマーを失い、その仇を討つために元CIA実践部隊の男たちと決闘します。彼は誰も味方につけず、独りで物事を解決します。宿敵の頭は言います。国は俺たちを殺し屋に仕立て上げたが、用済みなればお払い箱だ。生きて行くには悪に手を染めるしかない。
 ヒーローの世界も高齢化が進んでいるなぁ、ふとそんなわびしいことを思ってしまいました。しかしながら老兵は消えゆくのみにあらず、次の世代の若者たちに何かを残してゆきます。マッコールの勇気に触れたマイルズ・ウィテカーは、自分を信じ、自分の力で未来を切り開いてゆくことでしょう。マッコールに出会わなければ、彼は自分の持つ画才など金にならないとあきらめ、悪の世界に引きずり込まれていったことでしょう。

原題:The Equalizer 2。
2018年アメリカ、121分、同年日本公開。
原作:リチャード・リンドハイム,マイケル・スローン。
監督:アントワーン・フークア。
脚本:リチャード・ウェンク。
出演:デンゼル・ワシントン、ペドロ・パスカル、アシュトン・サンダース、ビル・プルマン、メリッサ・レオ、サキナ・ジャフリー、ジョナサン・スカーフ、オーソン・ビーンほか。

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