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コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-
【映画】

2018/08/11


 翔陽大学の附属病院の救命救急センターのフライトドクター藍沢耕作、白石恵、緋山美帆子、藤川一男は、10年間救命活動を共にし、それぞれの道を目指して旅立つ日が迫っていました。
 病院内に警報が鳴り響き、ドクターヘリ要請の緊急指令が伝わります。旅客機が乱気流に巻き込まれ大勢の負傷者や成田空港にあふれています。またある時は、濃霧で大型フェリーが海ほたるに衝突し、火災発生の危険性がある現場で救命活動を強いられます。
 病院で救命処置を受け、回復を待つ患者の中には、結婚を間近に控えていながら難病を発症し、余命宣告を受けながら飛行機事故に巻き込まれるという悲運の女性も含まれていました。
 藍沢ら先輩ドクターが次のステップに進むために病院を去ろうとするなか、名取楓馬、灰谷俊平、横峯あかりのあらたなフライトドクター候補生たちが救命活動に加わります。

 ドクターヘリが救急車とちがうところは、空を飛ぶと言うことよりも、患者ではなく医療を必要とする現場に意思を運ぶところである。劇中にそんなセリフが出てきますが、日常生活でドクターヘリを見たことがない筆者にとっては、新たな発見でした。医療設備のない現場で、搬送できる機材だけで救命処置を行なうのは大変だろうなぁ、そんなことを思いました。また、ヘリが発着できる場所というのは限られていて、近づきたくても近づけない現場もあるだろう。ドクターヘリがメジャーなエマージェンシーモビルになるのは難しいだろうなぁ、そんなことを思いました。
 予告編は生々しい救命現場がクローズアップされ、パニックムービーの様相を呈していました。でも本編は、危険からの脱出劇よりも、医療現場を巡る群像劇でした。10年の現場経験を経てそれぞれの道へ旅立とうとする主人公たち、新たに現場に赴任してきた新人たち。医師と看護師の職場結婚、アル中の母に悩まされる看護師、そして余命宣告で目前の結婚の夢を断たれた女性。彼女は傷心旅行の往路で事故に遇い、病院で怪我の回復を待ちながら病気はどんどん進行して行くという状況です。
 脳死の診断を受けた14歳の少年は、自らの意思で臓器提供希望のカードを所持していました。新人のドクターは家族にかける言葉を失い、熟練のドクターにすがります。でも熟練医は、俺だって解らん、ただ家族の傍にいてやれ、お前は最後まで少年の命を救おうと戦った医師だ、そう伝えます。

 劇場を後にするとき、観客のひとりが、何とかして泣かせようとする映画だったという感想を口にしていました。でも、考えてみれば医療現場とはそうした場所でしょう。助かる命もあれば助からない命もある。助からない命を、家族は本人はどう受け止めるか、医師はどう接するのか。人生とは何か、人の命って何なのか、そんな思いテーマについて考えさせられる現場を舞台にしたドラマであるわけです。
 でも、総じて明るい映像で貫かれていたことが良かったと思いました。ドクターヘリ出動時はいつも晴天に恵まれ、有事以外では医師たちのユーモアとささいな愚痴、うわさ話しが飛び交います。この内容で暗い夜のシーンばかりだったら、気が滅入ってしまったことでしょう。ヘリに照りつける陽光は、人はどう生きるべきかという思い課題と向き合う医療現場に対する希望の光でした。
 後味もひじょうに爽快でした。何はともあれ、生きているものは前を向いて歩け、そんなメッセージが聞こえて来そうでした。

2018年、127分。
監督:西浦正記。
脚本:安達奈緒子。
出演:山下智久、新垣結衣、戸田恵梨香、比嘉愛未、浅利陽介、有岡大貴、成田凌、新木優子、馬場ふみか、新田真剣佑、かたせ梨乃、山谷花純、丸山智己、杉本哲太、安藤政信、椎名桔平ほか。

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