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フルメタル・パニック! Invisible Victory
【テレビアニメ】

2018/08/05


 世界の10年先を行く技術を持つ民間対テロ組織ミスリルの世界中の拠点が、アマルガムの奇襲を受けます。アマルガムは唯一ミスリルと拮抗しうる軍事力を持つテロ集団で、中核となる権力者が存在せずネットワークで構築された攻略困難な組織です。今回はウィスパードのレナード・テスタロッサが中心となり、ミスリル壊滅へ向けて組織全体が動き出します。
 レナードの妹テレサ・テスタロッサが指揮するミスリル西太平洋戦隊の拠点メリダ島もアマルガムの攻撃を受けて壊滅、隊員たちは多大な犠牲を払いながらも島を脱出します。メリダ島を破棄した西太平洋戦隊は、彼らの実践基地でもある強襲揚陸潜水艦トゥアハー・デ・ダナンで海中に逃れ、反撃の機会を待ちます。
 アマルガムの大規模な作戦によってミスリルを壊滅の危機に追い込んだあと、レナードは、陣代高校に向かい千鳥かなめを奪取しようとします。そこへ先の戦いでミスリルを抜けた相良宗介がASアーバレストに搭乗して現れ、応戦しますがレナードの方が一枚上手で、かなめは彼に連れ去られてしまいます。
 東南アジアの街ナムサクに渡った宗介は、ASの格闘競技に参加しながらアマルガムの手がかりを追います。クロスボウという小さなチームに加わり、闇バトルに参加した彼は、そこでようやくアマルガムに接触する機会を得ます。ナムサクで作戦部隊を指揮するクラマと交戦した宗介は、重傷を負いますが、クロスボウでチームの一員に加わったフランスのジャーナリストミシェル・レモンに救出され、コートニー中佐が管理する秘密キャンプに運ばれます。レモンはじつはフランスの対外保安総局の軍人で、極秘にアマルガムを追っていたのでした。
 コートニー中佐の許で体調を整え復帰した宗介は、中佐が調達したASで、再びアマルガムの作戦基地を襲撃します。基地の情報については中佐とその部隊が情報収集しており、そこにはレナードと彼に捕らえられたかなめがいるはずでした。しかしアマルガムはラムダ・ドライバを搭載した強力なASを配備しており、並みのASでは太刀打ちできませんでした。いま一歩というところで苦戦を強いられる宗介、そこへさらに巨人ASベヘモスの部隊が迫ります。
 宗介はまたしても敗退するしかないのでしょうか。彼の窮地を救ったのは、天才少女テッサが率いるミスリルでした。メリダ島を追われデ・ダナンで太平洋に消えた西太平洋戦隊も、虎視眈々と報復の機会を伺っていたのでした。

 2002年にTVアニメのシリーズ第1作が放映されてから、これが4作目のシリーズになります。前作TRSの公開が2005年でしたから、そこからでもじつに13年の歳月が経過しています。ファンとしてはずいぶん待たされました。他の多くの作品同様、原作の途中までを描いて幕となるのかとあきらめかけていた今頃になって、待望の新シリーズスタートです! しかも絵柄も声の出演も第1作から変わっていません。シリーズを通じて16年、ミスリルの面々も陣代高校の関係者も、その他主要なキャラたちもすべて同じ声優が続投となりました。声優たちにとってはアニメの吹き替えはずいぶん久しぶりという人も多いと思います。ゲストキャラ的な仕事はしていたかもですが、メインキャラとしてアニメシリーズの声を担当するのはほんと10数年ぶり、そんな人ばっかじゃないか、そう思います。よくこれだけ呼び戻せたなぁ、それだけでも感動です。
 メリダ島がアマルガムの奇襲を受け、千鳥かなめがレナードにさらわれ、からくもデ・ダナンで危機を脱した西太平洋戦隊が体勢を立て直してアマルガムに挑むまで、原作ではかなり話しが進んでいます。正直もうしますと、12話では語り尽くせない長編です。でもそれほど急ぎ足の感もなく上手くまとめられていたと思います。満を持してようやく公開された新シリーズは、期待を裏切らないものとなりました。

 TVシリーズ第1作と第2作"ふもっふ"は、陣代高校を舞台に繰り広げられる学園ドラマが前面に出ていて、ラブコメ要素がたっぷりでしたが、第3作"TSR"と本作"IV"では、ミスリルVSアマルガムの戦闘がメインとなる軍事オタク垂涎の戦争アクションとなりました。とくに本作では軍事用語や軍事的表現が多用され、戦闘におけるリアリティを強化した演出となりました。このシリーズのコミカルな演出も好きだったファンは、シビアな現実に引き戻され、戸惑いを覚えたかもしれません。なにより陣代高校が冒頭のシーン以降ほとんど登場しないところが、もはやラブコメなしです。
 でも、学園青春ラブコメの舞台から唐突に戦場に引きずり出されるというのがこの作品の持ち味なので、不服を言っても仕方ないのです。そしてもう1つの要素、日本アニメ独特のロボット戦隊モノの要素もこの作品はガッツリ網羅しています。ASすなわちアーム・スレイヴという人型決戦兵器は、ロボット好きも大いに納得できる優れものだと思います。メカニックもひじょうにリアルで、軍隊の既存の機動兵器と並んでも違和感がありません。
 このASそしてあらゆる攻撃を無効にしこちらのパワーを増幅するラムダ・ドライバは、ブラック・テクノロジーと言われる未知の科学技術の賜なのですが、それを世にもたらし、現代にASの配備を実現させたのが、ささやかれた者すなわちウィスパードの存在で、テスタロッサ兄妹や千鳥かなめがそのウィスパードです。アマルガムはそのパワーを独占し、世界を征服しようとしているようですが、それには千鳥かなめの奪還が必須になります。方やレナードは、アマルガムに与しながらもかなめを別の目的に利用しようとしているようです。自らもウィスパードである彼にとっては世界征服などには興味がないようです。彼には彼なりの独特の理想があるようです。

 そしてお話しは、次回作へと続きます。続くとは聞いていませんが、あきらかに続く終わり方なので、次回作の製作は疑いの余地がありません。長年に渡って謎に包まれてきたウィスパードとブラックテクノロジーの謎がいよいよ明らかになる…のでしょうか。アニメ版はおそらく原作とは異なるエンディングになると思います。本作でも一部原作にはないエピソードが挿まれていました。どんなものになるか楽しみです。
 そして放送終了からまだ日が浅いにもかかわらずDVD&BDの発売が始まりました。全3巻のBOXには、特典としてオーディオドラマ化された「フルメタル・パニック! 踊るベリー・メリー・クリスマス」12話が付きます。これも楽しみですね。
 欲を申せば、アマルガムとの最終決戦は劇場版で公開してほしいものです。第1作は総集編がディレクターズカット3部作として劇場公開されていますが。あれはTVシリーズ当時4:3のむかしテレビサイズだったものをビスタサイズに再編集し、音声を5.1ch化、テーマ曲も新曲を起用するというものでした。興味はあったのですが観に行きませんでした。

 というわけで、劇場版も期待しつつ、おそらく次が最後となるTVシリーズの公開へ向けて、原作小説をせっせと読み返そうと思います。全12巻+短編集9巻です。短編集もかなり重要なので長編と交互にリリース順に読んでゆきます。

2018年公開、TV12話。
監督:中山勝一。
原作、脚本:賀東招二。
出演:関智一、ゆきのさつき、ゆかな、三木眞一郎、根谷美智子、大塚明夫、木村郁絵、森川智之、夏樹リオ、西村知道、大原さやか、浪川大輔、山路和弘、杉田智和、てらそままさき、井上麻里奈、内田彩、茅原実里、津田健次郎、玄田哲章、速水奨、山口勝平、遠藤大智、斉藤次郎、代永翼、櫻井トオルほか。

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