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日本橋文化

 2009年現在、日本橋にはメイドさんとそれに類するお店は40店舗ばかりあります。ずいぶん増えたものです。お店が増え過ぎると乱立による顧客の奪い合いとつぶし合い、価格破壊やサービスの悪化が生じるのではと心配する人は多く、逆にもっとお店が増えるといいと考えている人はあまりいないようです。筆者は増えて欲しい派ですけどね。
 去年から今年にかけてリフレ店の出店が相次ぎましたが、カフェはほとんど増えていません。日本橋を歩いていてもカフェの選択肢が少なくて残念に思ったりします。もっとメイドカフェが欲しいです。しかしこれは筆者の我がままで、メイド文化の将来を本当に思っているなら、乱立による共倒れを憂慮すべきだと、多くの人に言われました。お店を出すということは、他店の顧客を略奪することであり、過当競争を誘発する要因だとおっしゃる方もいました。
 果たしてそうなのでしょうか? お店の乱立が過当競争と共倒れを招くなら、観光地に土産物店がずらりと軒を連ねるのはどうしてでしょう。電機店がたくさん集まって電機街を構築しているのはなぜでしょう。
 電機街の近くに別の電機街ができると、それは脅威になります。大型デパートや量販店でもライバル店の出現は脅威です。また、地域密着型の個人商店にとっても新店の出店は嬉しくありません。しかしメイド街にメイド店が増えることは、メイド街そのものを太らせることになるのではないでしょうか。アミューズメントパークのアトラクションが増えるのと同じ効果が期待できるのではないでしょうか。
 メイド店も40店舗ものレベルになると、日本橋に点在しているというより、メイド街というひとつの街を形成しているという認識を持ち始めるべきだと思います。

 別の章で筆者は、日本橋は秋葉原に勝てないみたいなことを言ったと思いますが、秋葉の二番煎じを続けるだけでは、勝ち目はないでしょう。でも、新たな文化園の創造ということでは秋葉より日本橋に大きな期待を寄せています。まだまだ未開の部分を残す日本橋であるがゆえに、今後の成長と発展に期待が持てるのです。
 最近は、日本橋のメイドさんにも芸能界や放送業界の注目が集まることが多くなり、タレントやアイドルを目指すメイドさんが多くなりました。各種イベントやテレビやラジオに出演する方も増えましたし、芸能活動に力を入れているお店も増えて来ました。たいへん素晴らしいことです。
 しかしながら、メイドさんのアイドル化は秋葉原が先んじてやっていることで、やはり二番煎じですね。現在アングラアイドルとして活動している方たちも、名が売れると東京に持って行かれてしまうかもしれませんし、上京を望んでいるアイドルも多いでしょう。
 有名なアイドルやタレントが日本橋からたくさん出ることは望ましいことですし、それで日本橋の知名度は上がるかもしれませんが、メイドさんを東京にどんどん持って行かれるのであれば、それはあまりおもしろくありません。日本橋はアイドル養成工場になれるだけで、文化圏としての発展は望めません。夢をつかむには東京へ行かねばならないことを再認識するための日本橋では寂しすぎます。

 けっきょく日本橋は東京の下請け工場にしかなれないのでしょうか。
 元来、関西人はルールと権力に素直に従うお行儀のよい人種ではありません。お上には逆らいたい、東京には負けたくない、そんな暴れん坊気質を持ち合わせているのが関西人であり、筆者はそれを大いに買っています。東京ルールを意味もなく嫌ったり妬んだりしているだけの関西人はイヤですけどね。
 かつて民間企業が初めて鉄道を敷いたのは関西でした。宝塚歌劇や吉本新喜劇も関西で誕生し発展した文化です。パナソニックも関西で誕生しました。オタク業界の造形分野で大成した海洋堂やボークスも関西出身です。最近は関西の中小企業が人工衛星を上げたそうですね。
 東京の二番煎じをやっている限り、関西はでっかい田舎に過ぎないのですが、独自の文化を育てることに情熱を注げば、東京を超えることも夢ではありません。

 メイドさんのお店は、もともとアニメの中のキャラを3次元に具現化した、いわゆるコスプレ店員のお店から派生しました。その後、萌えと癒しといったメイドさん独自のテーマ性が生じ、飲食店のみならずリフレクソロジー店も生まれ、オタク以外のファンをもどんどん獲得して行きました。そしてメイドさんの中からアイドルやタレントを目指す方が現れ、飲食店やリフレ店の概念を超えた、メイドという1つの文化を確立していったわけですが、この先、秋葉と同じ道を歩もうとすれば、前述したような東京の下請け工場としての微妙な発展があるだけでしょう。
 芸能界や放送業界、マスコミ関係の注目が高まっていることは素晴らしいことですし、業界には大いに期待したいところですが、その反面で、業界が営利目的でメイドさんに関心を持っているということも忘れてはいけません。人を育てるよりも人で儲けることが彼らにとっては重要です。将来性を信じて人を育てるリスクを負うよりも、地味でも着実な利益につながるインスタントアイドルを彼らは欲しています。関西はとくにそうです。
 今後も芸能界やマスコミとの関係はますます緊密になってゆくでしょうし、それは良いことです。しかし業界に依存しているだけではダメです。日本橋のメイド街が自ら文化を創造し、関西で人を育てることの可能性を業界に知らしめ、業界を変えてゆかねばなりません。そうした道を歩み始めることで、業界ともより良い関係を築き、永続的な共存共栄が可能になります。
 でもそんなことができるのでしょうか。メイドさんがオタク文化のアイテムのひとつであるということを思い出せば、その答えは見つかります。


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