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韓国の音楽業界

2018/05/27


 以前から感じていたことでもあり、すでに記事にもしているのですが、K-POPアイドルは日本のそれに比べるとひじょうに短命で、引き際もひじょうにあっけないです。これも前にも書きましたが、ファンに対する配慮も感じられません。アイドル業はファンがいて成り立つものだと思うのですが、K-POPアイドルにとってファンは、単なるカモでしかないようですね。
 ずいぶんひといことを書いていると思われるかもしれませんが、また、多くのアイドルたち本人のファンに対する思いは、そうではないと思いますが、業界の体質はひじょうに冷淡で営利至上主義に徹しているように思われます。ファンなんてどうでもいい、売れる商品を提示してやればいくらでも集まってくる、アイドルのファンなんてどうせ一時的なもの、そのように考えているようです。また、アイドルに関しても売れなくなった商品には投資しない、アイドルは使い捨てるもの、そんな認識があるようですね。
 せっかくファンになっても何度かカムバックしたらいつの間にか消えてしまう、そんな現象が韓国では当たり前です。歌番で1位を取るようなアイドルグループであっても、メンバーがぞろぞろと抜けてしまったり、ぱったり活動しなくなったり、そんなことも普通に起こります。
 韓国のファンはひじょうに熱狂的で、ファンたちがグッズや写真集を出したりと、まるで起業しているような猛烈応援ぶりを呈することがありますが、そこまでできるのは未成年者ではないと思われます。韓国のアイドルファンは中高生がメインで、その後はいつまでもアイドルのおっかけなどやらない、そんなふうに聞いておりましたが、ファンリーダーの活動をやるのは未成年者では無理でしょう。そのあたりの事情はどうなっているのでしょう。

 前々から聞かされていることによると、韓国のアイドルファンは年齢層が低く、大学生や社会人になってまでアイドルのおっかけをする人はひじょうに少ない。だから、アイドルそのものが短命であることに何ら問題はない。アイドルもファンも目まぐるしく世代交代して行くもの、それがK-POPの常識だというんですね。
 長命のアイドルであっても、7年目の契約更新をメンバーの誰々はしなかったとか、それが当然のことのように報じられます。報じられるのはまだ良い方で、なぜ突然いなくなったのかと聞けば、業界に精通している人がブログ等を通じて教えてくれる、そんな状況です。
 引退に際するファンに対する挨拶も何もありません。韓国本国では挨拶なりサヨナラ公演なりやるんでしょうか。であればその情報が伝わって来そうなものですが、まったく聞いたことがありません。
 日本だったら、人気アイドルが引退すると言えば大きなニュースです。

 それと、相変わらずアイドルの交通事故や不祥事が多いですね。それもファンに対する充分な説明も謝罪会見もないですよね。籍はあるのにちっとも活動しない、聞けば飲酒運転による事故を繰り返しているらしいとか、飲んで女性にいたずらして訴えられた、でも本人の謝罪もなければ事務所からの説明もない。これってどうなんでしょう。
 アイドルは夢を売る商売だと言われていますが、韓国の音楽業界にはそうした認識はないようです。良い楽曲を作って、アイドルを酷使した絶妙なパフォーマンスを披露すれば、それ以上ファンはなにを望むと言うんだ、気に入らなければファンにならなければいい、そんな感じですね。楽曲とパフォーマンスだけを売る商売であれば、アイドルであるとかファンであるとか、そういった言葉が存在すること自体がナンセンスです。

 K-POPは、日本のアイドルとちがって本格的な音楽と本物のパフォーマンスを見せるショービジネスである。そんなプライドが韓国の音楽業界には存在するのでしょう。人を育てるのではなく、芸術を創造する、それがK-POPなのかもしれません。
 それなのに日本人が、勝手にファンになり、勝手に人間性がないだの、アイドルが短命だの、引き際になんの挨拶もないだのと愚痴るのは、おかどちがいなのでしょう。
 ところが、歌手に対するファン意識というものは、日本独自なものではなく世界的なものです。最初は音楽との出会いであったとしても、ファンにとってアイドルとは恋人です。それは一方通行で叶わぬ恋であり、それこそ夢まぼろしでしかありませんが、人間とはそうした夢の世界にほんとうを見ることができる唯一無二の生き物であり、それを軽視することはできません。その想像の世界を軽視するなら、そもそも芸術そのものが成り立ちませんし、歌や物語に感銘を受け、それを人生経験そのものにしてしまうような情動は存在できません。音楽業界そのものが食ってゆけなくなるのです。
 ただ、韓国のやり方も悪いことばかりではないとも思います。どんどん若手が出て、古手がどんどん辞めて行くということは、これからアイドルを目指そうという若者にとっては、それだけ門戸が広がるわけですから。

 まぁ、こんなことを筆者が世界の片隅で叫んだところで、K-POP業界のアイドルの使い捨て、ファンに対する無関心は最近ますます顕著になりつつあります。
 オーディション番組が高視聴率を取れるというのでK-POPでは大人気で、最近は年にいくつもの番組が企画されますが、激しい生存競争を勝ち抜いてデビューを果たしたユニットも、フタを開けてみれば1〜2年、あるいは数ヶ月の期間限定商品で、あからさまな視聴率目当ての企画になっています。ひじょうにむなしいです。
 番組中に人気が出た人が、ふるい落とされてもどこかの事務所と契約してデビューするといった現象も少なくなく、単に視聴率狙いにとどまらず、一部の人物を育てるという相乗効果も挙げているのも事実です。結果として期間限定の勝ち組よりも、負けたものの再起を果たした人が長くアイドルをやれるという逆転劇もありきなのでしょう。おもしろいですね。

 そして、オーディション番組でもっとも成功を修めたプロジェクト101シリーズが、シーズン3と称して日本のアイドルとのコラボ企画プロジェクト48をスタートさせました。アイドルに関して認識がずいぶん異なる領国のコラボ企画は、どんなことになるのでしょう。
 始まる前から様々な批判が飛び交っているようですし、悲観的な意見もたくさん耳にしますが、善きにつけ悪しきにつけ、この企画は日韓相互にとってよい勉強になると思います。プロジェクト48の前と後とで何かが変わる気がします。それに期待したいです。

 セクシーパフォーマンスに声援を送る韓国の中高生と、じじぃになってもAKBファンを辞めない日本人と、どっちが良いのかは存じませんが、韓国も日本も、ずっとこのままとは限りません。

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