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アンロック/陰謀のコード【映画】

2018/06/03


 細菌による大規模テロの計画をつかんだCIAは、情報を握る容疑者を確保しますが、その尋問に苦慮し、スペシャリストを召喚します。アリス・ノーランは敏腕の尋問官でしたが、かつて爆破テロの重要参考人の尋問が間に合わず、大勢の犠牲者を出してしまったことを悔いて、役職を退いていましたが、CIAは危急な事態ということで本人の意思を無視し強引に彼女を就任させます。
 アリスは、巧妙な話術で容疑者を自供に追い込みますが、その最中、周りの様子がおかしいことに気づきます。別の組織が情報を引き出すためにCIAを装い、彼女に尋問させたのです。情報が得られれば容疑者ともども消される、そう判断したアリスは、容疑者と共にその場を脱出しようとします。
 決死の逃避行の最中、アリスが危険を冒して大物テロリストを訪ねたところ、彼はテロの中止を伝えるためにメッセンジャーを派遣したことが解ります。細菌テロの計画は思いもよらぬ者の手によって実行されようとしているのでした。

 尋問官というとなんだか地味なイメージがありますが、アリス・ノーランは、銃器を巧みに操り格闘術も一流のエージェントです。精悍で理知的な彼女を演じたノオミ・ラパスはまさにはまり役です。かっこいいです。女性エージェントによるバイオレンスアクションと言えば、最近では「アトミック・ブロンド」や「レッド・スパロー」が思い浮かびますが、それぞれに異なるイメージと魅力があって甲乙つけがたいところですね。3作を比べるとやや地味かなとも思えますが、その分リアリティがあり大規模テロを阻止するためのタイムリミットとの戦いという息詰まるアクションが迫力で、本作を1位に挙げる人も少なくないと思います。
 アリスは過去の失敗を苦に役職を退いていましたが、今回の一件で、過去の事件で彼女に非がなかったことが解ります。彼女は時間に余裕を持って容疑者を自供させていたのですが、その情報が現場に伝えられるのが意図的に遅らされ、悲劇が起こったのでした。つまり、裏切り者が組織内にいて、その男が今回のテロも企んでいたわけです。
 事態を把握してからのアリスの行動は実に冴えています。追われる身だった彼女は追う側に転じ、首謀者を追いつめてゆきます。

 大規模テロを企てた人間の動機は、ひじょうに身勝手なものですが、それが彼なりの正義でもあったのです。世界各所で横行する無差別テロが、どんな動機で誰によって行なわれるか分からないということを考えると背筋に冷たいものが走ります。
 でも、この手の犯罪アクションはやっぱおもしろいですね。ちなみにタイトルのアンロックとは、尋問官が容疑者を完落ちすなわち完全な自供に追い込むことだそうです。

原題:UNLOCKED。
2018年アメリカ、96分、同年日本公開。
監督:マイケル・アプテッド 。
脚本:ピーター・オブライエン。
出演:ノオミ・ラパス、オーランド・ブルーム、マイケル・ダグラス、トニ・コレット、ジョン・マルコヴィッチ、マシュー・マーシュ、マクラム・フーリ、ブライアン・キャスプ、フィリップ・ブロディ、ミヒャエル・エップほか。

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