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ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル【映画】

2018/05/13


 学校で居残りさせられていたスペンサー、ブリッジ、ベサニー、マーサの4人の高校生が、教室でジュマンジというレトロなゲームのセットを見つけ、その中にあったカセットをテレビにつないでみると、木々が生い茂り猛獣がうようよしている熱帯ジャングルに移動してしまいます。目の前に現れたガイド役の男にここがゲームの世界であることを知らされます。その世界は、ヴァン・ベルトという悪党に宝玉を奪われて以来荒廃しており、4人は宝玉を奪い返し、元の場所に戻すことでゲームクリアとなり、元の世界に戻れるというのです。
 ゲームオタクのスペンサーは、筋肉隆々のスモリダー・プレイブストーン博士というキャラになり、派手な女子高生ベサニーは、ジェリー・オベロン教授という太っちょオヤジキャラに変じていました。マーサも依然と正反対の快活な女格闘家ルビー・ラウンドフスとなり、スポーツマンのブリッジは、ムース・フィンバーというプレイブストーン博士の助手兼荷物持ちになっています。
 現実世界とはキャラが逆転してしまった状況に慣れず、4人はチームワークを発揮できませんが、プレイブストーン博士は、もともとゲームオタクのスペンサーだったので、ゲームのことは熟知しており、それぞれの役割と性格を上手く引き出し、からくも難所を以降略してゆきます。
 そしていよいよ最大の難所に直面した時、このゲームに参加してかなり長いというシープレーンという少年に出会います。彼は自力でここまで来たものの、難所を越えることにすでに2度失敗していました。
 それぞれの腕に記された3本のマーカーは、残りのライフ数で、シープレーンのマーカーは残り1本でした。もう1度失敗するとゲームオーバーとなり、ゲームの中で死んでしまいます。シープレーンは、しかし最後の難所を越えるには、乗り物を自在に操ることができる彼のスキルがどうしても必要だったのです。

 この映画の原作は、1982年にジャングルをモチーフにしたボードゲームの物語を描いた絵本で、1995年に映画化された「ジュマンジ」では、古いボードゲームを拾った少年たちが、ゲームを始めると、その内容が現実世界にあふれだしてくるというものでした。それから20余年を経て再び作られたジュマンジの新作は、ボードゲームではなくビデオゲームで、プレイヤーたちの現実にゲームの世界が飛び出してくるのではなく、プレイヤーたちがゲームのキャラに成り代わり、ゲームの世界に入ってしまうという設定に変わっています。バーチャルリアリティがいよいよ現実味を帯びてきた現代社会をよく反映していますね。
 しかしスペンサーたちがゲームを始める20年前にこのゲームに参加した少年がいました。それが中盤で登場するシープレーンです。現実世界では、息子のアレックスが行方不明になってから荒廃した家に父親だけがひっそりと暮らしています。そしてシープレーン自身は、現実世界で20年が経過していることを知りません。

 前作では、熱帯ジャングルの動物たちが都会に次々と流入してくるという映像が圧巻でしたが、今回はキャラクターがジャングルに入り込むので、雰囲気的には未開のジャングルに挑む冒険物語です。現地人たちはゲーム内の初期設定キャラということで、しばらく付き合っていると会話や行動がループしてしまうというところがいかにもゲーム的で笑えます。しかしそれ以外は人もジャングルもリアルそのものなので、こんなバーチャルリアリティが実現したら、ほんと現実と区別できなくなってしまうでしょうね。
 もうひとつおもしろいのが、ゲーム内でのキャラはあくまでもアバターなので、それに成りすましているプレイヤーとは性格が異なります。筋肉隆々のプレイブストーン博士の中身は、ひよっこゲーマーですから、その頼もしい風貌とは裏腹に遠慮がちに自信なさげに話します。
 現実のマーサは自分を過小評価し、いつも控え目でしたが、しっかりとした考え方を持っていて譲れないところは相手が教師であろうと一歩も引きません。現実のスペンサーは彼女のそんなところに惹かれていたのですが、ジュマンジの世界で彼女が快活な格闘家ルビーに変じてもやはり彼女のことが好きでした。ゲームの世界で2人は相思相愛になるのですが、現実に帰ってオタクのスペンサーに戻ってもマーサが自分のことを好きでいてくれるか、スペンサーには自信が持てないのでした。
 自信家のブリッジは、スペンサーとは幼馴染ですが、気弱な彼を利用し歴史のレポートの代筆をさせたりしていますが、このゲームをつうじて彼がスペンサーのことを気にかけていたことが解ります。同様に目立たないマーサを鼻で笑っていたベサニーも、マーサに対してもっと自信を持てと鼓舞するシーンがあります。
 ゲームの艱難辛苦を通じて、4人が理解を深め友情が培われる、いい話しだ。ハラハラドキドキのスペクタクルシーンはもちろん大いに見ものなのですが、こうした人間ドラマも見どころのひとつですね。
 そしてそして20年前にこのゲームに入っていたアレックスはどうなると思います?

 予告編のバカ騒ぎから想像するようなドタバタ劇ではなく、ミステリーとして本当に楽しめる作品でした。予想を大きく上回る笑いと感動を体験することができました。

原題:JUMANJI: WELCOME TO THE JUNGLE。
2018年アメリカ、119分、同年日本公開。
監督:ジェイク・カスダン。
脚本:クリス・マッケナ、エリック・ソマーズ、スコット・ローゼンバーグ、ジェフ・ピンクナー 。
出演:ドウェイン・ジョンソン、ジャック・ブラック、ケヴィン・ハート、カレン・ギラン、ニック・ジョナス、ミッシー・パイル、ボビー・カナヴェイル、リス・ダービー、ティム・マシスン、アレックス・ウォルフほか。

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