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ちはやふる -結び-【映画】

2018/05/08


 瑞沢かるた部の5人は、原田先生が挑む名人戦を見に来ていました。千早(ちはや)もクィーン若宮詩暢(しのぶ)に挑むべく奮闘したのですが、惜しくも藤岡東高校の我妻伊織に敗れ、クィーン戦を逃していました。今回、原田先生が挑戦した名人周防久志は、まさに最強で読士が声を発する前に札を当ててしまうという尋常ではない感覚を持っていました。
 しかし周防はふてぶてしい青年で、これ以上強くなっても仕方がないと引退を宣言します。そこへ挑戦状を叩きつけたのが新(あらた)でした。新の闘志を目にした名人は「じゃあもう1年、おまけ」と小さくつぶやきます。
 名人戦、クィーン戦が終わると、千早たちは3年に進級し、高校最後の全国大会目指して練習が始まります。今年は菫(すみれ)と筑波という新人1年生も加わり、7人体制になりましたが、学業に専念するために太一が抜けてしまいます。新と3人で作ってきた子供の頃からの思い出を大切にしたい千早はショックを受けますが、太一の気持ちは変わりませんでした。
 全国大会へ向けて東京予選を勝ち進んでゆく瑞沢かるた部、最初は太一との恋愛目的で入部した菫も無理やり出場させられ、次第に成長してゆきます。もともと経験者ですご腕の持つ主の筑波も初めて経験する団体戦から新しいかるたを学んでゆきます。
 一方、福井県の藤岡東高校に通う新もかるた部を結成し、我妻伊織をはじめ強豪をそろえて全国大会を目指します。
 東大かるた会で周防と出会った太一は、周防の超人的なかるたに驚愕すると共に、常人が聴覚に一線を引いて聞き逃している音について彼の話しを聞かされます。予備校の臨時講師として京都に飛んだ周防のアシスタントとして同行した太一は、一見無気力で何も考えていないように見える周防に「君はこんなところで何をしているの」と諭され、自分が最も大切にすべきことに気づきます。
 幼少の頃、かるたで出会い心を通じ合った3人、千早、新、太一はそれぞれ、かるたの聖地近江神宮を目指します。

 早いもので劇場版第1弾から2年ですか。上下2編で上映された前編の感動があまりにもすごかったので、完結編となる本編はそれを越えられるかと心配と期待で待ち望んだわけですが、予想をはるかに上回るすごい作品でした。青春映画の金字塔という予告編のふれ込みは嘘じゃないです。
 今回、冒頭に登場する名人周防久志は現役東大生にして読士が発する前の音を聞き分け、正しい札を押さえてしまいます。この超人的な能力にかるた歴40余年の我らが原田秀雄先生も手も足もでません。周防は無表情のままインタビューに応え、名人以上はないので引退すると、ふてぶてしいことをボソボソと言います。憎たらしい奴ですね。一方クィーン戦では、千早を倒した我妻伊織が、闘志むき出しで
若宮詩暢に挑みますが、詩暢は優雅にこれをかわし、寄せ付けません。詩暢ちゃんは相変わらずのりりしさです。
 詩暢ちゃんは、高校かるた全国大会に近江神宮に顔を出しますが、目的はかるたではなく大好きなスノーマンの初ライブ in 琵琶湖。ところがあいにくの雨でライブは中止、かるた部を結成して高校かるた日本一を目指す新に、あんたが似合わんことするから雨が降ったと詰め寄ります。常に余裕の笑みを浮かべている孤高のクィーンが時おり見せるおちゃめがまた素晴らしいですね。詩暢ちゃんはこのあと、高校かるたのテレビ中継の解説を依頼されますが、私なんかお目汚しですと断ります。しかし彼女にイエスと言わせるゲストが現れたりします。

 肉まん君はもとより、机君も奏(かなで)ちゃんも今や全国レベルの戦力ですが、進路希望にクィーンと書く千早のようなかるたバカではいられませんで、受験を控えなかなか大変です。太一は机君を抑えて勉強でも1位という東大医学部一直線モード。しかし最新の模試の結果を見た机君は自分が1位であることを知り、表情を曇らせます。以前なら自分のことしか考えない机君が、かるた部のことを考え、不安を抱くのです。
 けっきょく太一はかるた部を去り、学業に専念しますが、そこには成績が落ちてきたらかるたを止めるという親との約束以上に、名人戦観戦の際に新が千早に告白したことがあったからのような気がします。前作「ちはやふるー下の句ー」で新が祖父の死のショックでかるたから遠ざかったように、今回は太一がかるたを棄て、学業と向き合おうとするんですね。
 仏頂面でかわいげのない名人周防は、太一のこの選択を肯定しつつも、最後にはそれが本当に太一のやりたいことなのかを今一度問います、彼竜のふてぶてしい態度で。そこからは怒涛のクライマックスまで感動の連続です。
 かるたは個人でやるものと信じてきた新人筑波も、太一との恋愛を夢見て入部しただけの菫も、いまや大切なかるた部の一員です。みんなが心をひとつにして全国大会に挑みます。
 それを実況する詩暢クィーンも、アンチ団体戦派ですが、瑞沢高校かるた部の団結に目を輝かせます。そして決勝戦で彼らの前に立ちふさがるのは、新率いる福井県代表藤岡東高校かるた部。盛り上がりますね。

 前回、地区予選で瑞沢の前に鉄壁の壁を築いた北央高校は、今回もまた瑞沢の全国進出を阻みに来ます。ドエスのSの須藤キャプテンはもういませんが、彼は東大に進学していて太一の前に現れます。これがまたなかなかかっこいいです。前回千早をぼろかすにけなしましたが、今は太一を気にかけてくれています。

 ところで、千早に「好きや」の一言をかけた新、それを機にかるたから身を引こうとした太一のロマンスの行方が気になる人も少なくないと思いますが、それは映画で確かめてください。
 ちはやふるは、これにてまずはおしまいですが、最高に盛り上がったまま終わってしまうのが少しさびしいですね。でも、ラストシーンは結びにふさわしいものになっていて、続編を期待してもだめです。
 ほんとさびしいですけど。

2018年、128分。
原作コミック:末次由紀。
監督、脚本:小泉徳宏。
出演:広瀬すず、野村周平、真剣佑、上白石萌音、矢本悠馬、森永悠希、賀来賢人、清水尋也、、松岡茉優、三村和敬、佐野勇斗、清原果耶、優希美青、松田美由紀、國村隼ほか。

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