kepopput.jpg

猫侍【映画】

2018/05/03


 元 加賀藩剣術指南役、無双一刀流免許皆伝の剣豪にして"まだら鬼"の異名を持つ斑目久太郎は、切腹の介錯をためらったことから解任され、妻と幼い娘を残し仕事を求めて江戸へ向かいます。ひたすら剣の道に生きてきた彼は、仕事を見つけられないまま浪人として下町で貧乏暮らしを余儀なくされます。
 そこへヤクザの米沢一家から猫を切ってくれという依頼が飛び込みます。目標は相川一家の白猫玉之丞。奇妙な仕事を引き受けた久太郎は夜陰にまぎれて相川家に忍び込みますが、玉之丞のつぶらな瞳に切ることをためらいます。
 けっきょく彼は、玉之丞を連れ帰り、家の裏に偽の墓を建てて報酬だけを手にします。
 それから寡黙な浪人斑目久太郎と白猫玉之丞の秘密の同棲生活が始まりますが、玉之丞を失った相川一家の若頭は別の猫を捕まえて来て老いた父を騙そうとします。今度はその相川一家から久太郎に仕事の依頼が舞い込みます。

 強面(こわおもて)で寡黙な浪人斑目久太郎(まだらめきゅうたろう)の浪人生活珍騒動です。北村一輝演じる浪人がかっこよすぎます。笠張りをしながら貧乏長屋で細々と暮らしていた彼のところに、猫の玉之丞(たまのじょう)がやってきます。一度は捨てようとしますが、すぐに戻ってきて居ついてしまいます。
 相川一家が新たに雇った猫番 侍前場新助は、父の仇を探していますが、宿敵にして剣豪の島崎新右衛門は、あろうことか米沢一家の犬番をしています。ひょんなことから猫派の相川一家と犬派の米沢一家の騒動に巻き込まれることになった斑目久太郎のところへ、今度は前場新助が弟子入りを申し出てきます。合わせて仇討の助太刀を頼みます。そこへさらに玉之丞の世話をしていたお梅も転がり込み、久太郎の狭い家は急ににぎやかになります。

 剣一筋に生きてきた侍が、庶民生活にまぎれ込み、騒動に巻き込まれ一喜一憂するさまが笑えますし、心が温かくなります。鬼の形相で相手をにらみつけるだけの斑目久太郎ですが、彼の心の声が観客には聞こえるので、顔と思いのギャップがじつにおもしろいです。
 そんな彼の心境を知ってか、白猫玉之丞は彼のところを離れません。犬のようにじゃれついてくることもなく、何を考えているのか判らないのですが、久太郎と玉之丞の間には深い絆が育ってゆきます。
 ついでに、前場新助やお梅も彼に絶大な信頼を抱き、彼の許に居続けようとします。里では、妻と幼い娘が久太郎の帰りを待っています。何度も手紙を書き、それを富山の薬売りに託すのですが、久太郎からは返事がきません。それでも2人は彼を信じています。

 江戸末期、時代の流れと共に藩もただ剣の腕が立つだけの侍を次第に雇わなくなっていったそうです。当時の江戸には、久太郎のような浪人がたくさん増え、庶民生活にもなかなか溶け込むことが出来ず、四苦八苦していたのかもしれませんね。

2014年、100分。
監督、脚本:山口義高。
脚本:永森裕二、城定秀夫。
出演:北村一輝、蓮佛美沙子、寺脇康文、浅利陽介、戸次重幸、洞口依子、温水洋一、津田寛治、横山めぐみ、斎藤洋介、小野寺昭ほか。

コメント
コメントする








   
この記事のトラックバックURL
トラックバック

目 次
能書き

思うこと全般

けぽっぷ体験

アイドルのこと

韓流映画

番外編


索引 韓流映画&番外編





  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  
<< May 2018 >>

サイト内検索

NEW ENTRIES










recent comment

links

プロフィール

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM