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日本橋クォリティ

  2008年以降、日本橋にはメイドさんのお店がずいぶん増えました。とくにリフレ店の増加が目立ち、それに伴って施術内容も増え、メイドさんのお店を回れば、頭のてっぺんから足の先までくまなくケアしてくれます。カフェの方も何店かオープンし、それぞれ特徴のあるメニューとサービス、メイド服で、ご主人様気分を満喫させてくれます。
 お店がどんどん増えると、過当競争が心配で、古くからのメイドさんファンには乱立を嘆く向きもあるようですが、2009年現在、筆者の見たところではそういった心配は無用に思えます。顧客の争奪戦になると、価格破壊による質の低下あるいは風営法に抵触するようなサービスの出現を招き、そうした営業の乱れがメイド産業全体に危機をもたらすようなことにもなりかねません。繁栄と崩壊は隣り合わせです。競争ではなく協調によってメイド文化を育てていってほしいものです。
 お店がたくさん増えましたが、過当競争に至っていない現在、乱立に伴う質の低下は見られません。むしろ多くのお店で質の向上が見られます。ただこれは筆者の主観もあるので、中には反対意見もあるかもしれませんが、そうした反対意見もまた多くは主観に依るもので、決まったお店にしか通っていない人たちが、メイドさんと客の入れ代わりによって自分の居場所が小さくなり、お店に対して批判的になり、それがメイド産業そのものを批判するようになってしまうケースが多いと思います。

 筆者は前々から思っていましたが、でんでんタウンや難波界隈の多くの飲食店に比べても、日本橋のメイドカフェはたいへん美味しいものを食べさせてくれます。メイド店は女の子が売りでメニューは二の次と思ったら大まちがいです。秋葉原とちがって日本橋は、一見さん(観光客)目当ての商売ではやってゆけません。良質の常連客を増やさないことには経営は成り立たないのです。可愛いメイドさんがいるというだけでは納得しないのが関西人です。……たくさんメイドさんを雇わないといけないんだから、劣悪メニューが高くても仕方ないね、とは関西人は言ってくれないのです。
 メイドカフェの中には高級料亭が舌を巻くようなすごい料理を出すところもあります。筆者のようなグルメでない人間は、メイドカフェにお帰りしなければ、こんな高級料理とは生涯無縁だったかもしれません。オタクで良かったとつくづく思います。もちろん料亭に比べて低価格です。ここまではいかなくても、一般のレストランと遜色ないメニューを出すメイド店は日本橋では当たり前です。でんでんタウン近辺でお昼に行列ができるお店よりも、メイド店の方が美味いなんて当たり前です。
 リフレ店に関しても、一般のお店よりもレベルが低いということはないです。最近は皆さんお疲れなのか、日本橋以外でも一般のリフレ店がどんどん増え、低価格競争が激しいようです。そういうお店に比べるとメイドさんのリフレ店は明らかにレベルが高いです。重度の肩凝りに悩まされている筆者の友人も、以前はメイド店だけでは充分に癒されないこともあったけれど、今ではメイドさんでなきゃ癒されないのだそうです。
 メイドさんの日本橋クォリティは本当にすごいです。良質のメニューとたくさのメイドさんをそろえ、様々なイベントや特典を企画し、ブログや日記帳を用意し、その経営努力とメイドさんたちの苦労は大変なものです。可愛いメイド服を着て笑顔を振りまいているだけの華やかなだけの仕事ではないのですよ。

 日本橋のメイド産業が、現在の深刻な不況に関わらず勢いがあるのは、それぞれのお店の創意と血のにじむような努力の賜物です。メイドさんのお店は、たゆまぬ努力を続け前進し続けています。変わり続けています。
 その変貌が時には上手くゆかず顧客離れを招いてしまうこともあるでしょう。そんな苦しいとき、オーナーやスタッフは良かった時はお店がどんな状況だったか、思いを馳せるはずです。メイドブームが下火になったとか、他店の過剰サービスに客を奪われたとか、苦境を他人のせいにしていたら、そのお店はそれまでです。良かったとき、顧客がどんどん増えた頃は、オーナーとメイドさんと顧客との絶妙な一体感があったはずです。他店との連帯感も必要です。日本橋全体の発展なくしてお店の繁栄はありえません。オーナーの裁量だけでは日本橋では、あるいは関西では、メイド店を上手く舵取してゆけません。現場の能力と判断がお店の浮沈を大きく左右します。そして現場の能力とは、顧客のニーズそのものであり、日本橋を駆け巡る情報なのです。

 関西というところは、多くの点でひじょうにシビアです。張りぼてはすぐに見抜かれ、見え見えの営利主義はたたかれます。金銭面とお得感にも大変うるさいです。利己的で困った客も多いです。でも、そうした厳しい批判眼をクリアしたとき、独特の人情に触れることができます。
 オーナーやスタッフが、どれだけ意識しているか判りませんが、日本橋のメイド産業においてオーナーとメイドさんと顧客の三位一体による文化の創造はたいへん重要です。それが日本橋クォリティを支えています。
 また、お店の業績が伸びるのは他店の客を奪取できたからではありません。お店のクォリティが日本橋のメイド文化に寄与しているからです。ひとつの店が他店をどんどん食いつぶすような日本橋には人は集まりません。優れたメイド店がたくさある日本橋に人は集まるのです。
 こんなことを、ここでクドクド言わなくても、今の日本橋はたいへん良い方向に向かっていると思います。日本橋の将来性に、筆者はゆるぎない信頼を抱いています。ただ、操舵を少し誤れば突然崩壊は訪れます。今の良い形の本質を見極め、必要なものをきちんと知りつつ、明るい未来へ向かって行ってほしいものです。


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