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キングスマン:ゴールデン・サークル【映画】

2018/02/01


 そのむかし財閥たちがその富を、権力に浴せず正義のために行使すべく設営した秘密組織キングスマン。その若手エージェントのエグジーが、元訓練生のチャーリーに命を狙われます。彼は自分が失格して一人前に慣れなかったことを逆恨みしていたのでした。チャーリーの追撃を振り切って組織の拠点に逃げ帰ったエグジーですが、彼の車に残されたチャーリーの義手が、敵組織ゴールデンサークルとオンラインでつながっており、キングスマンの全容がゴールデンサークルにハッキングによって知られてしまいます。
 表に一切顔を出さない麻薬王にしてゴールデンサークルのボスであるポピーは、イギリスに点在するキングスマンの拠点にミサイル攻撃を仕掛け、これによりキングスマンは壊滅、たまたま難を逃れたエグジーと技術者のマリーンは、非常事態を切り抜けるために先人から託された鍵を使い、アメリカの秘密組織ステイツマンの存在を知ります。
 アメリカに渡った2人は、前時代の西部風の手荒い歓迎を受けますが、2人の素性を確認したリーダーのシャンパンは、2人をステイツマンの戦力として迎え入れます。
 世界一の富を手にしていながら、陰に隠れて暮らすことに飽き飽きしていたゴールデンサークルのポピーは、組織が世界中にばらまいた麻薬に致死性のウイルスを仕込み、解毒剤を散布することと引き換えに麻薬を合法化することを合衆国大統領と取り引きしようとすぃます。これが実現すれば、彼女は晴れて財界の表舞台に立つことができます。
 エグジーとマリーンは、ステイツマンのエージェント・ウイスキーと共に、ゴールデンサークルの野望を阻止するために出動します。

 前作で厳しい訓練を勝ち残り、凶悪なIT企業の世直し計画から地球を救ったエグジーですが、宿敵の義手を組織に持ち込んでしまい、ハッキングを受けてキングスマンの全容を敵にさらしてしまうという失態を犯します。事態はこれで済まされず、キングスマンのすべての組織と人員が、ゴールデンサークルのミサイル攻撃によって壊滅します。
 エグジーと共に訓練に合格したロキシーも命を落とし、残されたのはたまたま組織の施設にいなかったエグジーと技術担当のマリーンだけになってしまいます。
 のっけから壮絶な惨劇が展開し、キングスマンはあっけなく崩壊してしまいます。これにて一巻の終わりです。観ていてかなりショックでした。生き残った2人は、先人より託された非常事態用の鍵を使います。2人が手にしたのは、1本のウイスキーのボトル。仕方なくキングスマン閉幕の乾杯をする2人でしたが、ビンには最悪の事態を打開するためのメッセージが記されているのでした。
 メッセージを手掛かりにアメリカの酒造会社を訪れた2人は、荒くれカウボーイ・テキーラの手荒い歓迎を受け、地下に監禁されてしまいますが、そこで前回の事件で命を落としたはずのエグジーの師匠ハリー・ハントと再会します。全開の事件をモニターしていたステイツマンの技術担当ジンジャーの機転で、ハリーは九死に一生を得、ステイツマンの施設に収容されたのですが、記憶を失っていました。

 キングスマン壊滅はいきなりショックでしたが、とりあえずエグジーとマリーンそしてハリーが復活して、軽快なアクションが展開します。楽しい秘密兵器も満載です。古き良き時代の痛快スパイアクションは、古式ゆかしい英国紳士から、ガンマンが闊歩する無法時代を継承した西部へと移行します。敵地への侵入を試みるハリーとエグジーは、依然として英国紳士ですが、ステイツマンの現場捜査官ウイスキーは鞭と2丁拳銃の使い手です。往年のアクションスター バート・レイノルズにそっくりなんですけど。
 表向きは上品なマダムだけど、性格はきわめて残忍で、ミスを犯した者は生きたままミンチにしてハンバーガーのパテにしてしまう、ゴールデンサークルのボス・ポピーを演じるのは、ジュリアン・ムーア。007シリーズ3代目ジェームズ・ボンドのロジャー・ムーアの娘ですね。お父ちゃんは正義のエージェントだったのに、娘は冷徹な魔女になっちまいました。
 そしてイギリスの大御所シンガー エルトン・ジョンが捕まって、ポピーのために歌わされています。エルトン・ジョンを演じるのは、じつにご本人です。

 前作も素晴らしかったですが、本作もひじょうに楽しめました。劇場に同行した息子も大絶賛しておりました。ところが評論家の評価はいささか厳しく、前作を越えられなかったとのご意見が多かったようです。ストーリーが単純すぎる、敵陣突破があっけなさすぎる、前作のような芸術性がない、そんな評価をネットで目にしました。
 そうかなぁ、充分におもしろかったけどなぁ。世間の風はなかなか冷たいです。筆者が残念に感じたのは、敵陣突破よりもキングスマンのあっけなさです。チャーリー君の義手1本にハッキングされ、その全容を丸裸にされていてはあきまへん。ミサイル攻撃にも備えなければあきまへん。優秀なロキシーちゃんをはじめ、人員を全滅させられてはあきまへん。ショッキングすぎます。

 世間の厳しい評価はともかく次回作そしてシリーズ化を期待する筆者は、キングスマン崩壊にショックを受けたほか、エージェント・テキーラ主演によるスピンオフ作品のうわさにもショックを受けました。荒くれウエスタンがこのまま英国紳士のあとを継いでしまうのでしょうか。ひじょうにインパクトのある登場の仕方であったにもかかわらず、テキーラの活躍が少なすぎたとの批評もあったようで、彼の人気は意外にも高かったのでしょうか。
 筆者としては、蘇ったハリーのように、次回作でロキシーも蘇って、キングスマンを再建してもらいたいところなんですが。

原題:KINGSMAN: THE GOLDEN CIRCLE。
2017年イギリス、140分、翌年日本公開。
原作:マーク・ミラー、デイヴ・ギボンズ。
監督、脚本:マシュー・ヴォーン。
脚本:ジェーン・ゴールドマン。
出演:タロン・エガートン、コリン・ファース、ジュリアン・ムーア、マーク・ストロング、チャニング・テイタム、ジェフ・ブリッジス、ハル・ベリー 、エルトン・ジョンほか。

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