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死の恋人ニーナ【映画】

2017/10/10


 ホリーは一緒に働いているスーパーの店員のロブに心惹かれ近づきますが、ロブの方は事故で恋人のニーナを亡くしたばかりで意気消沈していました。でも、ホリーの熱心なアプローチに心を開き、2人はベッドインするのですが、その最中にベッドにおびただしい血が沸き上がり、裸の女性が出現します。死んだはずのニーナの変わり果てた姿でした。
 ニーナは自分が死んだという意識もあり、葬儀や埋葬されたことも覚えていますが、まるで死んでいることを楽しむように平然とし、ホリーとロブの愛の営みにからんでくるのでした。
 ホリーが帰ったあと、ニーナもいなくなりますが、ベッドは大量の血で汚れています。そしてそのあとも、情事の度にニーナは姿を表し、3人の奇妙はからみあいが続きました。
 君はもう死んだ、これからはホリーと共に生きて行く、ロブが説得しても無駄で、ニーナは別れた覚えはないと言い張ります。
 ニーナの死後もロブは、彼女の両親との交友が続いていますが、それがホリーの重荷になってきました。ロブがニーナの両親との別れを持ち出すと、母親は深く悲しみ、父は大いに憤慨します。
 限界を感じたホリーは、ロブとの別れを決意します。これで血まみれのニーナとからみ合うことからも解放されるはずでした。
 ある時、未練を棄てきれないロブが、ニーナを訪ねてみると、そこで彼は信じられない光景を目にすることになるのでした。

 この映画を知ったのは、とあるブログの紹介記事でした。様々なゾンビ映画について紹介されていたので、ニーナがゾンビとして墓から蘇り、2人の恋人の情事に割ってはいる、そういう内容だと思っていました。でも、ニーハは不死の死体というより、亡霊のような感じでした。体の随所に傷があり、そこから鮮血がほとばしっているのもゾンビとはちょっとちがいますし、過去の記憶や人としての感情を持ち合わせていることもゾンビ的ではありません。そして彼女はホリーとロブの情事の度に現れ、ベッドを血まみれにして姿を消します。
 ニーナは死んでしまったことを悲嘆する様子はなく、ロブの新しい恋人に恨みがましいことも言いません。ただ、ロブと別れた覚えはない、私の出現はあなたが望んでいるからだ、そう主張し、2人の邪魔をします。
 2人は、汚れたシーツを棄て、ベッドを綺麗にし、ニーナとの思い出の品をすべて焼却してしまいますが、彼女は懲りずに出現し、ベッドを血まみれにして行きます。

 ニーナの墓を訪れた2人は、あろうことか墓の上で裸になり情を交わしますが、そこにもニーナは出現し、妖艶な笑みを浮かべているのでした。かなり強烈なシーンです。
 強烈で血みどろですけど、汚くはないです。ホラー好きな筆者にとっては、幻想的で美しいと感じました。血の使い方もとても綺麗です。

 死んでしまったニーナを忘れはしない、ロブとホリーはそう誓って、NINA FOREVER の刺青を自分たちの体に刻みますが、若くて生きている2人は前に進みたい、そう願っているのですが、夜毎ニーなの血みどろの体が出現し、彼女の存在を肌に感じます。それは亡霊なのでしょうが、まるで生きている女性に触れるように彼女を感じることがで、いつも大量の鮮血を残してゆきます。彼女が消えたあともずっと残る鮮血は、リアルで生々しいものです。
 亡霊のように突如として現れ、突如いなくなるのに、その肉体を感じることができ、大量の血を残して行く。血まみれで狂気をたたえた様子はゾンビ(腐敗は進んでいない)のようですが、ちゃんと意識がある。ひじょうに奇妙で不思議な存在です。
 ニーナとの体験はひじょうに衝撃的ですが、ホリーは逃げようとせず、次第に彼女とうまくやってゆくようになります。

 ニーナの出現には、メッセージ性や象徴性を感じません。これもシチュエーションホラーということになるのでしょうか。でも、単なる「もしも○○だったら」とはちょっとちがう何か因縁のようなものを感じます。ほんと不思議な存在です。
 けっきょくホリーは、ロブとの交際をあきらめることを決意しますが、それでニーナとの関係にも終止符が打たれたわけではありませんでした。彼女をあきらめきれないロブが訪ねて行った先で見るものには、思わずゾッとさせられます。

 なぜだかとても考えさせられる、さりとていくら考えても理解が及ばない、そんな不思議で新鮮な作品でした。まだ観ていない方は、この不思議感をぜひ味わってみてください。

原題:NINA FOREVER。
2015年イギリス、98分、翌年日本公開。
監督、脚本:ベン・ブライン 、クリス・ブライン。
出演:アビゲイル・ハーディンガム、フィオナ・オシャーグネッシー、シアン・ベリー、デヴィッド・トラウトン、エリザベス・エルヴィン、ショー・マイケル・ヴェリーほか。

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