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シャークネード【映画】

2017/08/17


 メキシコ湾に発生した3つのトルネード(台風)が、海にいた大量のサメを巻き込んでロサンゼルスに迫ります。ビーチでバーを経営しながら海岸警備を務めるフィン・シェパードは、突如襲来したサメの大群から海水浴客たちを守りながら、自らも非難し、別れた妻と娘を救出しに行き、飛行場で働く息子の元にたどり着きます。
 フィンの息子マットも父親譲りの勇敢で強い正義感を持ち合わせており、ヘリコプターでトルネードに接近し、爆弾を投下してトルネードの勢いを相殺して消滅させてしまおうという決死の作戦を敢行します。

 テレビ東京で「シャークネード サメ台風」の日本語タイトルで放映されたそうですが、その後意外な反響を呼び、日本でももちろん本国アメリカでもヒットし、次々とシリーズが製作されることになりました。
 かつて1960年代はじめ、日本には週1で巨大怪獣が襲来し、それをウルトラマンが撃退したものですが、現代のアメリカには、数知れないモンスターが毎日のように襲来します。それらは悪魔と化したワニであったり、宇宙から飛来したクモであったり、蘇った恐竜であったり。日本の怪獣とはちがってアメリカの場合、既存の野生動物たちが突然恐ろしい生態を発揮したり、化学汚染によって変容したり、太古から蘇ったりといったケースが多く、これに立ち向かうのは生身の人間です。アメリカンヒーローたちは、暴走する野生動物ごときには対処してくれません。
 そうしたなか、サメはひじょうに人気が高く、その勢いは吸血鬼やゾンビの座を危うくしかねないほどです。ネットで"サメ映画"で検索してみてください。「アトミックシャーク」「ロボシャーク」「ロボシャークVSネイビーシールズ」「シャークトパスVSホエールウルフ」「シャークトパスVSプテラクーダ」「アイスシャーク」「プラネット・オブ・シャーク」「ゾンビシャーク 感染鮫」「シャーケンシュタインン」「シャークエクソシスト」「ハウスシャーク」「シャーク・プリズン 鮫地獄女囚大脱走」「トリプルヘッドジョーズ」「スカイシャーク」「メガシャークVSグレートタイタン」「メガシャークVSメカシャーク」「メガシャークVSクロコザウルス」「ジュラシックシャーク」「ディノシャーク」「ピラニアシャーク」むちゃくちゃ出てきます。まだまだあります。タイトルを聞くだけで吹き出してしまうものも少なくないですね。もはやネタです。こんな映画ほんとにあるのか、おもろいタイトルで笑いを取ろう大会じゃないのか、そんなふうに思ってしまいます。
 サメのパニック映画の原点は、1975年スピルバーグ監督の「ジョーズ」ですが、その後さまざまなジョーズの名を冠する映画が作られたものの、最近になってシャークにその名を変えて、サメたちはスクリーンであるいはテレビ画面で大暴れです。

 サメは何と言っても海洋生物ですから、リアルなパニック映画にしようと思えば海や海岸線が舞台になるわけですが、近頃のサメ野郎は平気で空を飛びますし、火を噴きますし、ミサイルも発射します。いったい何やってんだか。
 そうしたなか「シャークネード」はサメ台風とはいうもののかなりまともな作品でした。まともなサメパニックだけど、海岸線から遠く離れた内陸部でも油断するな、奴らはトルネードに乗って飛んでくるぜ、ってわけです。かなりまともなので飛びませんし、火も吹きませんが、竜巻に巻き上げられたものは仕方がない、空からワラワラと振って来て人を襲います。

 息子に勧められて観るハメになった筆者は、けっこう真面目にパニクってるなぁと感心もしたのですが、この手のB級作品はやはりツッコんでなんぼです。ツッコみどころが大切です。
 異常とも思えるほど正義感の強いフィンは、窮地に陥っている人を絶対に見捨てません。自分や仲間がピンチなのに、水に浮かんでいるバスを見つけると「放っておけない」と叫び、橋の上からロープでバスに着地します。一見無人に見えたバスの中には子供たちがたくさんいて、フィンはロープでそのすべてを救出します。周りにうようよいるサメたちは、その間は静観していますが、最後にフィンが端へ戻ろうとするやいなや、次々にハイジャンプしてフィンに襲いかかります。はい、ツッコんでください。最初からハイジャンプすれば子供たちの柔らかい肉が食えたぞ。救出に成功するやいなや橋の上には救急車が降って湧いており、みなさん無事に助けられます。
 1つのシーンでちと引っ張り過ぎましたが、このてのツッコみどころが満載ですので、みんなでいくつツッコめるか競争しましょう。そもそもトルネードがサメだけを海から選択的に吸い上げるのが最初のツッコみどころです。いろんな種類のサメが吸い上げられますが、他の海洋生物たちは難を逃れています。フグとかサバとか降って来てもおもしろくないですしね。

 3本セットになった最大級のトルネードも、マットの飛行場の工場にあった材料で作った即席爆弾を持ってすれば、その爆風の威力で中和させてしまうことができます。それまでは台風や洪水よりもサメが脅威でしたが、台風をやっつけたら、もうサメなんて知ったこっちゃありません。
 ネタバレしやがってと憤るなかれ、まだまだ驚異のエンディングが待っていますから。乞うご期待です。

 数々のバカバカしいサメ映画に、ほんっとにバカバカしいわとあきれていた人たちにも、シャークネードはかなりウケたようで、このあと4作までがすでに公開され、5作目が鋭意製作中で、最新作には日本も舞台として登場するらしいです。
 息子の話しでは、比較的真面目なパニック映画だった第1作に比べると、2作目以降はどんどん悪ノリがエスカレートして行くそうです。
 たまにはサメ漫才に付き合ってみるのも悪くないでしょう。他はべつとしてこのシリーズは見守って行こうかと。

原題:SHARKNADO。
2013年アメリカ(テレビ映画)、88分。
監督:アンソニー・C・フェランテ。
脚本:サンダー・レヴィン。
出演:アイアン・ジーリング、タラ・リード、ジョン・ハード、キャシー・スケルボ、ジェイソン・シモンズ、スミコ・ブラウン、チャック・ヒッティンガー、オーブリー・ピープルズ、クリストファー・ロブレスほか。

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