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スプリット【映画】

2017/06/27


 女子高生のケイシー、クレア、マルシアは、何者かに誘拐され密室に監禁されてしまいます。なんとか脱出を試みる3人ですが、そのうち部屋を訪れた男は気の弱そうなとても誘拐など企てないような男でした。彼が去ってしばらくすると、ドアの向うで男女が言い争う声がします。ところがドアを開けて入ってきたのは女装した先ほどの男でした。じつは彼は重度の DID(解離性同一性障害)を患っており、ひとりの体に23人もの人格が宿っており、女子高生たちを誘拐したのはそのうちの凶悪な人格だったのです。
 男は、多重人格の専門医フレッチャー女医のもとに通い、ケアを受けていましたが、フレッチャーは女子高生失踪事件と男の関係を疑い始めます。
 少女たちは、豹変する男の人格のうち友好的な人格に訴え、脱出の方法を模索しますが、やがてフレッチャー女子さえも確認していない24人目の超人的なキャラクターが出現し、彼女たちの前に立ちふさがるのでした。

 シックス・センスやアンブレイカブルといったミステリーを手がけたM.ナイト・シャマラン監督の最新作ですが、その後はけっこう難解な作品が多く中賛否の別れるケース多かったように思いますが、これは久々に多くの人が認めるおもしろい作品だったといえるのではないでしょうか。
 サイコサスペンスというジャンルは時おりひじょうに斬新でおもしろい作品を産み出しますが、最近はあれこれ趣向がこらされ典型的なサイコというのが少なくなり、定義の難しいものが増えました。もちろんそれは悪いことではありません。作品の類型化やジャンルづけがその内容に対して重要というわけではありませんから。お話しにリアルを求めるなら、それこそ分類などというものはナンセンスなことですし。ただ、往年のサイコサスペンスに慣れ親しんできた者にとっては、いかにもサイコというこの作品に愛着のようなものを感じました。1970〜1980年代のブライアン・デ・パルマ監督のサイコホラーが懐かしい。
 典型的なサイコサスペンスであると言っても、中身はひじょうに斬新です。多重人格者が犯人、これははっきりしていて被害者の少女たちの敵は、彼だけです。でも、犯人を追う刑事は登場しません。唯一事件解決の鍵を握るフレッチャー女医も救出に役立ってくれそうにありません。そして現れる24人目の人格。これまでの人格は女性であれ子供であれ、姿は成人男性のままでしたが、24人目の人格は超人です。精神的な存在であるはずの人格が、肉体まで変えてしまう。それは23人の人格たちの空想の存在でしかない、フレッチャーはそう判断していましたが、そうでもありませんでした。
 少女たちの唯一の味方は、多重人格のうちでも良識ある判断の持ち主でしたが、彼は誘拐犯とその支持者たちによって封印されてしまっています。もはや絶体絶命のピンチです。ここを彼女たちはどう切り抜けるのでしょう。

 ラストシーン、有名なある俳優がカメオ出演していますが、エンディングクレジットにその名前がありません。でも確かに"彼"、ですよね。筆者の見間違いじゃないですよね。
 情報によると、シャラマン監督はこの続編の製作を決定したそうです。すでに出演者やタイトルも決まっているとか。続編には"彼"も出演するとか。公開は2019年だとか。楽しみですね。

原題:SPLIT。
2017年アメリカ、117分、同年日本公開。
監督、脚本:M.ナイト・シャマラン。
出演:ジェームズ・マカヴォイ、アニャ・テイラー=ジョイ、ベティ・バックリー、ジェシカ・スーラ、ヘイリー・ルー・リチャードソン、M・ナイト・シャマランほか。

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