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極秘捜査

2017/05/21


 1978年釜山、下校途中に誘拐された小学生のウンジュの母親は、知り合いのコン・ギョリン刑事に捜査を依頼しますが、署内で嫌われ者のコンは機動隊に左遷されていました。しかし夫のヒョンテが資産家で警察に口を利き、コン刑事は捜査に加わることになります。
 ウンジュの母は、行方の分からない娘が心配なあまり占い師を訪ねますが、どの占い師も娘はすでに殺されていると占うのでした。それでもあきらめきれずに最後に訪ねたキム・ジュサン導師はウンジュが生きていると断言しました。母親の意向でキム導師も捜査に同行しますが、彼は犯人から連絡のある日時を言い当てます。
 コン刑事は、ウンジュの身を守るために極秘捜査を敢行しますが、捜査は進展しないまま月日が流れます。ある時、犯人の金の受け渡しの指示で母親代行の叔母がソウルへ向かうことになり、捜査チームもソウル入りしますが、そこには名の知れた敏腕刑事とその捜査チームが待ち受けていました。
 コン刑事たち釜山班とソウル班は反目し合い、やがて捜査は、ウンジュを死んだものとみなした犯人逮捕に的を絞った公開捜査へと変わります。
 そんな中、次第に信頼関係を深めていったコン刑事とキム導師だけがウンジョの生存を信じ、彼女を捜し続けるのでした。

 韓国の事件ものは、実際にあった事件を題材にしたものが多いですが、この作品も実話に基づいています。道教の修行を積んだ占い師は、科学万能の現在でも韓国で重要な存在のようで、よく当たる占いをする導師は有名人になるようです。日本でも有名な占い師はいますけど。
 ここでネタばれを話しても、この作品に関しては問題ないと思うので、結論を話しますが、コン刑事とキム導師のタッグは、みごとウンジュの救出に成功します。
 しかし、コン刑事は業績を上司に奪われ、キム導師も師匠に手柄を奪われてしまいます。2人はこの事件で仲良くなり家族ぐるみの付き合いが始まったようです。家族合同のレジャーに出かけた時に、キム導師はコン刑事の手相を見て、今後は警察官として出世すると占っています。

 エンディングクレジットで、コン刑事とキム導師の実際の本人たちが紹介されますが、2人は、事件のあと再び起こるウンジュ誘拐事件を協力して短時間で解決してしまったそうです。そしてコン刑事はキム導師の占いどおり警視正にまで出世したそうです。

 キム・ユンソクとユ・ヘジンというベテラン俳優がひじょうにいい味を出しています。コン刑事役のキム・ユンソクは、この映画ではいかにもドラマチックなカッコイイ刑事ではなく、頑固であまり冴えないベテラン刑事を演じ、それがお話しをリアルに演出していました。ユ・ヘンジの誠実で献身的な導師の役も素晴らしかったです。貧乏暮らしにあえぎながら、それでも社会に役立つために尽力する導師は、我々が平素イメージしている眉唾な占い師とちがって修行僧のようです。高徳でありながら、家庭では極めて一般的な父親として小さな家でひっそりと暮らしています。
 キム・ユンソクに関しては、「美しき野獣」「10人の泥棒たち」を観ているのですが、あまり彼の印象がありません。この作品で改めて彼の顔を覚えました。
 ユ・ヘジンは、バイプレイヤーとしてひじょうに多くの作品に出演していますし、ひじょうに特徴のある風貌ですから筆者にとってもお馴染みです。時には極悪人や変質者の役も演じる彼が、今回はすごいヒーローぶりでした。ユ・ヘジンがまさかの主演の新作映画「LUCK-KEY/ラッキー」が今年日本でも公開になります。観に行かないわけには行きませんね。

2015年、108分、翌年日本公開。
監督、脚本:クァク・キョンテク。
脚本:ハン・デドク。
出演:キム・ユンソク、ユ・ヘジン、ソン・ヨンチャン、イ・ジョンウン、チャン・ヨンナム、チョン・ホビン、パク・ヒョジュほか。

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