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ザ・スパイ シークレット・ライズ

2017/03/31


 敏腕諜報部員のキム・チョルスは、国家レベルの数々の難問を解決してきましたが、留守や急用続きの彼に妻は愛想を尽かしていました。妻のヨンヒは彼が普通のサラリーマンだと信じていたからです。今回も急な出張だと偽って、彼は作戦活動のためにタイへ飛びますが、そこでヨンヒがほかの男とカフェで談笑しているのを見つけてしまいます。国際線のキャビンアテンダントであるヨンヒが偶然にもタイを訪れ、知り合ったイケメン男子と仲良くしているのです。チョルスはもはや諜報活動どころではなくなってしまい、妻と男をマークしますが、奇遇にもその男が今回の事件のターゲットだったのです。

 うだつの上がらない、そして妻に頭が上がらないダメ亭主が、じつはテロリストから国を守るエージェントだった、なんておもしろいですね。このシチュエーションからして楽しいのですが、全編笑いの連続です。といってもドタバタ喜劇ではなく、本格的スパイアクションでもあります。でも似たような設定の作品は過去にもいくつかありましたね。TVシリーズの「恋する国家情報局」がそうでしたし、「探偵なふたり」のクォン・サンウ演じるカン・デマンは、妻に隠れて探偵をやっています。家族や恋人に秘密で裏稼業の達人やってると言えば、日本の必殺仕事人シリーズ中村主水(もんどう)ですかね、やっぱり。
 笑えないところでは、平凡な韓国人になりすました北朝鮮のスパイを描いた「シークレット・ミッション」があります。北の諜報活動は現実問題でもあり、数々のドラマや映画になって来ましたし、こちらはコメディタッチのものは少ないですね。凡人になりすましている状況でのみお笑いもアリですけど。
 図らずも国家転覆の危機になるようなテロ事件に巻き込まれたヨンヒは、そこでついに夫の裏の顔を知ってしまいます。命がけの作戦に身を投じる夫に、妻は「こんな危険な目に遇って、いくらもらってるの」と笑えるけど現実的な話しをします。さすが主婦ですね。
 そして絶体絶命のピンチの時には、妻自ら機関銃を乱射、もうあなたがスパイになんなはれ。そう言えばアメリカ映画でそういうのありましたね。「トゥルー・ライズ」のシュワちゃん演じるハリー・タスカーは妻に内緒のエージェントで、それがばれると妻のヘレンもエージェントになっちまいます。でもね、諜報部員になるきっかけというのは、意外に日常生活上に存在したりするらしいですよ、聞いた話しでは。
 アメリカのTVシリーズ「エイリアス」では大学院生のシドニーはふとしたきっかけでCIAのエージェントになってしまいます。もちろん武術や武器の取り扱いも学びます。私たちが知らないだけで、世の中エージェントだらけなんだぁ。駅前でベビーカステラ焼いてるおじちゃんも、じつは某国のスパイだったりして。

 本格派スパイアクションにコメディ要素を加えた映画やドラマは、世界的にみてもけっこうたくさん作られていますが、韓国の場合、庶民度がかなり生々しくなりますね。国家の危機という状況下でヨンヒが家計の話しを持ち出したりするあたり、これは韓流独特のセンスですね。「恋する国家情報局」でも主人公オ・ハナの実家のシーンはホームドラマさながらで、がさつなおばさん方の庶民的で騒々しいやり取りが展開し、一瞬見るドラマをまちがえたかと思うほどです。
 ということで、ハードボイルドで痛快ドタバタなスパイアクションを、頭上に?を浮かべてお楽しみください。

2013年、121分。翌年日本公開。
監督:イ・スンジュン。
脚本:パク・スジン。
出演:ソル・ギョング、ムン・ソリ、ダニエル・ヘニー 、コ・チャンソク、ハン・イェリ、ラ・ミラン、ソン・ジェホ、キム・ジヨン、イ・ウヌ、チョン・インギ、チョ・ヨンジン、パク・チヨン、イ・ムセン、キム・ソジンほか。

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