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メイド店の痛い客

 場の空気を読めない人間というのは、どこにでも存在しますが、メイドさんのお店でのイタ客事情は、ちと手が込んでいます。手が込んでるといっても創意工夫がみられるとか、表現方法が巧妙だとかいうのではなく、勘違いぶりが尋常じゃないのです。痛くてなにが悪い、ここは痛くあるべき場所じゃないか、そんなオーラが分厚く層をなしていて、周囲に痛がられるのを望んでさえいるようなのです。
 お店の中で、独りで歌を歌っている者、独り言を延々と念じている者、とりあえず笑っている者。メイドさんの動向を目で追いながらひたすら笑っているのです。メイドさんが別の客と話しをしているのを聞いて、メイドさんが厨房にオーダーを告げているのを聞いて、とにかく笑うのです。それも声を出して、さらには手をたたくなどのアクションを加えて。すごいことになってますね。
 その手の人間と街中やメイド店以外のお店で出くわした場合、いたって普通なので、その普通さに驚かされます。つまり、メイドさんのお店に限り痛い人に変身するわけですよ。

 歌ったり笑ったりしている分には、まだ可愛いものです。テーブルいっぱいに何やらカードのコレクションを広げたり、フィギュアを並べたり、ぬいぐるみやおもちゃを並べたり。大量のそれらのアイテムを、お店まで運んで来た労を思うと、頭が下がります。まことにご苦労なことです。
 で、注文を運んで来たメイドさんが「どこに置けばいいんですか!」なんて言った日には、もう大喜び。メイドさんの怒った顔を見たくてワザワザやってるわけですよ、これが。「すみません」なんてニタクリ笑いながら、片付けはじめ、メイドさんを独占している喜びを甘受のです。
「へぇ!これは何のキャラなんですか?」なんて、メイドさんが卓上の品々に興味を示そうものなら、もうすっかり増長してしまい得意になって語り出すわけですが、そこはメイドさんの方が心得ていて、まったくの無関心を装っています。
 これ可愛いでしょ? なんて話しを振られても「さぁ、よく分からないです」なんてかわしてしまいます。前に来たとき、これ好きだっていってたじゃないですか、なんて言われても「そうでしたっけ? 覚えてないですね」といった具合です。

 コスプレ客もいますよ。上から下まで完全武装の軍人だったり、特撮ヒーローだったり、フリフリドレスの女装だったり。いつの間に着替えたのか不思議です。衣装一式を持参する労を思うと…あきれます。
 あとはかぶりものとかも多いですね、カエルや恐竜やイチゴ、花……。きっと頭の中にも花が咲いてますよね。
 ま、いいんですけどね、おとなしくしていてくれれば。お店によってはコスプレでお帰りしたらポイント2倍なんて日を設けたりするものだから、イタ客の思うツボってわけですよ。そういう設定をした覚えのあるお店は、後々大いに後悔していることでしょう。
 入店時にはすでに武装完了している場合も多いので、痛さもここまでくれば立派なものです。家からその恰好で来たんかい! いや。まさかとは思うのですが……。日本橋まで車や自転車って人もいるので、そういう場合は家から武装していることもあるのでしょう。

 メイドさんのお店は、オタクが大きな顔をして良い場所ではありますが、だからと言って場を独占して良いプライベートラウンジや会員制クラブではありません。オタクでない人も、アニメをまったく知らない人も、来店してよいパブリックな場所なのです。そこのところを少しは自覚してもらってですね、ほどよいていどの痛さというものをわきまえていただきたいものです。

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