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日本公演について

2017/03/08


 これまで中国での活動に重きを置いていた T-ARA が、昨年あたりから日本での活動を再開しました。でもだからと言って手放しに喜べる状況ではないんですよね、ファンとしては。
 去年から現在に至るまで、3回の公演が行なわれましたが、いずれもファンミーティングとショーケースでコンサートと銘打ったイベントはありません。T-ARA の場合、ファンミやショーケースでも10曲くらいは歌ってくれるので、それならコンサートやればいいじゃん、って思うところなのですが、それぞれの公演の種分けがどういう基準なのかはあまり存じませんが、コンサートと称するイベントにはすごくお金がかかるようです。
 まぁそれは、業界の内情に詳しくなくても、観てみれば解ります、あるていど。

 コンサートでは、それなりのステージのセットも用意しなければなりませんし、ステージ衣装も必要です。それも1着ではすみません。衣装替えのお時間には大スクリーンにスペシャル映像を流す必要もあるので、ビデオ製作も必要です。大スクリーンは楽曲を上演中もステージ効果として用いられますから、そのためのビデオも用意しなくてはなりません。
 歌う楽曲もコンサートとなると曲数が多くなりますし、単にいつも通りに歌うだけではなく、伴奏やダンスにアレンジを加えますし、登場の仕方にも工夫が凝らされます。さらにはメドレーであったり、他の歌手の歌を歌ったりと、なかなか大変です。コンサートを成功させるには、充分な練習と綿密な打ち合わせが必要ですし、スタッフもたくさん起用しなければなりません。
 大がかりなステージになると、種々の舞台装置や装飾をデザインし設計し、製造するのにも長い歳月と多くの人員が必要ですし、会場でのセッティングに数日を要するでしょうし、その間は会場を借り切らねばなりません。
 たとえば少女時代のコンサートでは、曲目ごとにステージを変えていましたし、さまざまな乗り物が登場したり、クレーンに乗ったり、ゴンドラに乗ったり、そりゃもう大変です。銀テは飛ぶわ、サイン入り手裏剣は飛ぶわ、シャボン玉は飛ぶわ。ステージ衣装だけでも1000人分のチケット代は軽く飛ぶでしょう。
 数千人の集客では大した売り上げにつながらない、アイドルのギャラも出ない、それが実情ではないでしょうか。なので大きな会場で複数回の公演をする必要がありますし、スポンサー集めも重要です。
 場合によってはコンサートは一方的に出資するだけで儲けにつながらない、ファンを増やすために必要な手段、いわゆる赤字覚悟の興業だったりもするのでしょう。

 そこへゆくと、ファンミやショーケースは、大した準備も必要なく、比較的お手軽なイベントです。持ち歌を何曲か披露して、あとはトークだのゲームだので観客との交流を行ないます。ステージ衣装も必要ありません。アイドルは司会者の指示に従って、その場でできるゲーム、たとえば質問やクイズに答えたり、絵を描いたり、簡単な料理で対決したり、そんなことをやります。リハーサルや綿密な打ち合わせはそれほど必要ではなく、スタッフも少なくて済みます。
 お手軽なイベントですから、チケットもコンサートほど高くはなく、高くはないけれど興行主もそれなりの収益が期待できます。

 ところが、そのファンミやショーケースも最近はチケット代がなかなか高価になって、コンサートとほとんど変わらないじゃないか、この値段ならコンサートが観れるじゃないか、というお値段になっちまいました。
 先日筆者が参戦した T-ARA のショーケースの場合は、チケット代が9400円。コンサートと変わらないですね。舞台には何も装飾がなく、ステージ衣装もありません。6人のメンバーが思い思いの服装で登場しました。大スクリーンは、後方の観客用にメンバーを大映ししているだけで、何のエフェクトもありません。人気楽曲ランキングの発表等では、パソコンでちゃちゃっと作ったCGが表示されてましたかね。
 イベントの内容は、楽曲を10曲ほど歌って、その合間にファン投票による人気楽曲ランキングと、スタッフ投票による"賞"の発表、ベストドレッサー賞とか歌唱賞、お絵かき賞、美くちびる賞など、それにメンバーが客席を回って質問を受け付けるというのがありました。いずれのゲームも取り立てて練習や準備は必要なく、感心させられるような内容のものはほとんどありませんでした。
 このイベントの目玉は、手持ちのスマホやカメラで全編撮り放題であること、終演後に出口のところでメンバーがお見送りしてくれること。あとは抽選で50人に10人ごとにメンバーとの集合写真が撮れるというもの。
 企画側としては、写真撮り放題というおいしい目玉を用意したのだから、コンサート並みの価格でも満足してもらえるだろうということなのでしょうが、賛同してくれるファンはそれほどいなかったようですね。
 2日間2回公演でしたが、いずれも平日(木金)であったこと、埼玉の大宮と東京から少し離れていたことなどで、行きたくても行けない人も少なくなかったようですが、それにしても東京圏の開催で1公演1000人も集客できていない感じでした。1階席が半分ていどしか埋まっていない状況で、2階席を急きょ5000円で開放し、それで少し集客を伸ばしたみたいです。

 K-POPに詳しくてイベントにもよく参加されている方が隣席にいらして、お話しを聞けたのですが、低予算で儲けようとするとこういうイベントになる、平日でしかも東京から離れた古い施設を利用することで経費を抑え、写真撮り放題という付加価値でチケット代をつり上げる、典型的な儲け主義のやり方だ、ということでした。
 そりゃ、事務所としてはお金儲けをしなければなりませんが、これでは次につなげるのが難しいと思いました。女性客の参加がひじょうに少なかったことも気になりました。女性客の場合は、女性アイドルの公演なら、華やかなステージにきらびやかな衣装を期待したいところでしょうが、チケット代はコンサート並みで、内容が伴わないのであれば、わざわざ観に行こうとは思わない、そう考えるでしょう。

 政治的情勢の都合で、中国での公演が難しくなり、日本に戻って来た T-ARA。今度は日本で収益を上げたい、そんな事務所の思惑は理解できますが、儲け主義をむき出しにしていては後が続かない、そんな気がします。
 T-ARA と言えば韓国では一流のアーティストですよね。そう思うのはファンだけで、韓国や所属事務所では、今や落ち目のむかしのアイドルという位置づけなのでしょうか。
 そんなこと言ってたら日本の Perfume なんか、メジャーデビューしてからでも12年目ですよ、8年目を迎えた T-ARA なんてまだまだこれからじゃないですか。Perfume なんかいまだに世界ツアーやってるし、日本ではドームコンサートも成功させている、強烈ですよね。そしてもちろん日本にはさらに息の長い大御所がたくさんいて、今なおすごいステージを準備しています。J-POPはレベルがちがいますね。

 そうは言っても、K-POPの場合は日本の音楽事務所と契約を取り付け、スポンサーも獲得しないことにはお金のかかるコンサートの現実はなかなか難しいとは思いますけど。

 K-POPも一頃に比べると勢いがなくなった現在、日本での、とくに女子グループの活動はほんと難しいのが現状です。まだまだやれそうな少女時代でさえ、昨年は日本公演なしでした。SMも女子には重きを置いてないってことでしょうか。
 そう考えると T-ARA は健闘している方なのかもしれませんね。

 今年は TWICE が日本デビューを予定しており、すでに夏のアルバムの発売が早々と告知されています。TWICE は久々に日本での大旋風を巻き起こす台風の目になれるのでしょうか。なれたとしても、韓国の音楽業界が、これまでと同じようにアイドルを末永く育てて行く気がないのであれば、一時的なブームに終わってしまうことでしょう。
 韓国が日本のように息の長いスターを育成することをせず、新人を使い捨て続けるのであれば、そのうちK-POP自体が飽きられてしまうのではないでしょうか。筆者の知り合いにもそういう方がいます。K-POPはもういいや、日本のアイドルの方が安心して応援できるし。筆者自身、これまでに何度もK-POPアイドルには平然と裏切られているので、次第に多くを期待しないようになってきています。

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