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バイオハザード: ザ・ファイナル【映画】

2017/01/04


 ゲーム版「バイオハザード(BIO HAZARD)」(PlayStation版,セガサターン版) が発売されたのが1996年、同年にはアメリカでWindows版に移植され「RESIDENT EVIL」として発売されました。そして2002年にはハリウッドで映画化され、同年日本でも「バイオハザード」のタイトルで公開されました。
 日本のゲームのハリウッド映画化は、けっこう当たっていますが、その中でもこの作品は空前の大ヒットとなり、2016年12月に終章となる ザ・ファイナル が日本公開、これはシリーズ6作目になります。ちなみに本国アメリカでの公開は今年の1月27日です。
 ミラ・ジョヴォヴィッチ演じる主人公のアリスは、映画版オリジナルキャラで、原作となるゲーム版には登場しません。映画版第1作で明かされる"アリス・プロジェクト"で作られた人造人間です。彼女は過去の記憶を持たず、並外れた身体能力を持っています。過去の記憶はありませんが人間と同じように感情を持ち、自分の判断で行動します。アンブレラ社が差し向けたクリーチャーをことごとく倒してゆき、人造人間兵器の完成を裏でもくろむアンブレラ社にとっては、彼女の強さとその成長は計画のうちであるはずでしたが、そのパワーは彼女を会社にとって鬼子にしてしまいます。

 21世紀初頭、全米癸韻離轡Д△鮓悗訐縮会社アンブレラ社には、人造生物兵器の開発という裏の顔がありました。ラクーンシティにある広大な地下施設ハイブの深層部では、恐ろしい計画が進んでいたのですが、人間や動物を兵器としての怪物に変えるために開発したウィルスがハイブ内で拡散してしまうという事故が起こり、働いていた職員をすべてゾンビに変えてしまいました。ほどなくゾンビは地上にも進出し、ラクーンシティは生ける死者の街と化してしまいました。国と会社は事態を収拾し、事件を隠ぺいするためにラクーンシティに対して核兵器を行使しますが、真相を知るアリスはそこからの脱出に成功します。
 アンブレラ社はハイブを失ったもののアリスが大きな成果を上げて生き残ったので、アリス・プロジェクトによる兵器開発を進めようとします。ところが、ウィルスはラクーンシティのみならず世界に拡散してしまい、人類は滅亡の危機に瀕することになったのでした。
 アリスのその後の活躍は、彼女を追うアンブレラ社と、世界中にあふれかえったゾンビとの攻防になります。
 世界中の人々をゾンビに変えてしまったT-ウィルスは、もともとはアイザック博士が、難病で苦しむ愛娘アリシアを救う研究が始まりでした。幼くして急速に老化が進むアリシアを救うために開発されたT-ウィルスは、成果を上げることができたのですが、正常な人間に投与すると異常に身体能力を向上させたり、不死の体にしたりといった思わぬ効果が現れました。アンブレラ社はこうしたT-ウィルスの効果を利用し、生物兵器を開発しようと企み始めたのでした。しかし空気中に拡散したT-ウィルスは、すさまじい感染力で人々をゾンビに変えてしまうという恐ろしい側面も有していました。

 そして最終章のお話し。世界を破滅に導いたアンブレラ社は、資産家たちを集め、この破滅が人類を救うことになると説明していました。増え続ける人口はやがて地球上の資源やエネルギーを消費しつくし、人類は破局を迎えることになる。そうなる前に一旦人類を滅ぼし、人類の未来を担うのに相応しい選ばれた者だけが生き残って新たな未来を築く、それが正しい選択であると。ハイブの深層部には、人類の滅亡を待ちわびる資産家たちが眠るノアの方舟が存在しました。
 再出発した人間たちが、新たな感染の危機にさらされないよう、T-ウィルスとその感染者を殲滅してしまうワクチンが開発されていました。ハイブをコントロールする人工知能レッド・クィーンは、アリスとコンタクトし、残された人類を救うためにそのワクチンを行使するように進言します。かつてハイブでゾンビと戦った際に敵に回ったレッド・クィーンをアリスはにわかには信じられませんでしたが、レッド・クィーンは人命保護をプログラムされている半面、アンブレラ社の社員を守るようにもプログラムされているので、彼女自身はアンブレラ社には逆らえなかったのだと言います。
 残された人類を救うには、他に方法がないと判断したアリスは、これまで一緒に戦ってきた仲間たちと共に再びハイブへの侵入を試みます。
 人類を滅亡から救うのに残された時間はあと48時間。その間にワクチンを見つけ出し、それを空気中に放たなければなりません。しかしそれはT-ウィルスによって強化された彼女自身をも死に導くものでした。

 前作公開から4年、大きな期待をもって待ちわびた最終章がついに公開されました。アメリカ在住の人はもう少し待ってください。日本で先行ロードショーされたのは、原作ゲームに敬意を表してでしょうか。大好きなシリーズで、毎回観てまいりましたが、前作では地球はほぼ完全にゾンビに制圧され、空飛ぶドラゴンや数々の怪物たちに囲まれ、アリスは人類最後の砦を守っていました。この窮地からどのように人類を救うのか、期待はいやがうえにも膨らみます。
 しかし終章は、想像していたような壮大な戦いではなく、アリスの古巣でもあるハイブでの局地戦でした。作戦も単純で、ウィルスを奪還して地上に帰り、それを空中散布するというもの。敵はクローン化したアイザック博士と彼の腹心のエイダのみ。なかなかの強敵ではありますが、これまでの戦いのような怒涛の急展開はありません。場面も暗くて地味な感じがしました。アクションやスケールは、これまでの作品の方がすごかったです。
 ただ、終章らしい内容だったと思えたのは、アンブレラ社がどうして生物兵器開発に手を染めることになったのか、そもそもの原因であるアイザック博士の娘アリシアを救う研究がどんなものであったのか、アリシアはどんな少女だったのか、バイオハザード・ストーリーの根幹となるお話しが明らかになることです。
 アリス・プロジェクトのためにクローンとして量産されたアリスは、ハイブでの最初の戦いの時から人生が始まった、クローンのひとりでしかないのでしょうか。彼女はけっきょく一人前の人間にはなれず、抗ウィルスの空中散布に成功すれば、他のクリーチャーたちと共に死んでしまうしかないのでしょうか。
 それでも彼女には人間らしい感情があります。自分を怪物にしたアンブレラ社を憎み、隣人を次々に死に追いやったT-ウィルスの脅威から人類を救うという強い使命に燃えています。その最終的な作戦が自らの命と引き換えのものであると承知して、彼女はまったく躊躇することなく死地に挑みます。
 ありがとう、アリス。君は死んでしまっても私たちの記憶に君は息づいているよ、なんてそんな終わり方ではありませんでした。エンディングはひじょうに素晴らしかったです。絶賛します。おかげでこのシリーズがまた一段と好きになりました。

 さて、ちまだではゲーム版バイオハザート7を待ちわびる声と、映画化続投を期待する声がチラホラ湧き上がっているようです。アリス・プロジェクト・ストーリーはきれいな形で終わりましたから、彼女の意思を継ぐ新たなヒーローあるいはヒロインによる新たなストーリーが始まるのでしょうか。
 それよりも確かな情報として、ポール・W・S・アンダーソン監督は、モンスターハンター(これも日本のゲーム)を映画化することを公表したようです。これも大ヒットシリーズですが、今度は人間さまが化け物と化し、平和に暮らしているモンスターたちをバッサバッサと狩ってゆく、動物愛護団体が眉をひそめそうな内容です。バイオハザードシリーズでは、人間はゾンビやクリーチャーと戦うことを余儀なくされますが、モンハンでは、人々は能動的にモンスター狩りに挑む内容(プレイしたことないけど)だと思われます。どんな冒険が待っているのか解りませんが、まぁ、映画が公開されたら観に行きますね、まちがいなく。

原題:RESIDENT EVIL: THE FINAL CHAPTER。
2016年アメリカ、107分。同年日本公開。
監督、脚本:ポール・W・S・アンダーソン。
出演:ミラ・ジョヴォヴィッチ、アリ・ラーター 、ルビー・ローズ 、ローラ 、イ・ジュンギ 、ウィリアム・レヴィ、イアン・グレンほか。


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