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ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー【映画】

2016/12/23


 スター・ウォーズが初めて劇場公開されたのは1977年、筆者がまだ高校1年の時でした。世の中にまだパソコンというものがなく、CGも存在しない時代で、宇宙船や機動兵器はすべて模型で、クリーチャーは着ぐるみやストップモーション・エフェクト等を駆使して映像が製作されました。ダースベイダー率いる帝国軍の脅威に対して、少数のレジスタンスが戦いを挑み、帝国軍の宇宙支配を阻む物語を描いた3部作は、1983年に完結。それぞれのエピソードを完成させるのに3年の歳月が費やされました。
 スター・ウォーズ エピソードとしては456話を描いた劇場版3部作から16年が経過した1999年、エピソード123話を描く新3部作が始動。宇宙の星々と様々な部族間で生じる政治的な攻防の渦中で、宇宙の秩序を守る騎士ジェダイと暗黒面に落ちたシスの抗争を描いたひじょうに壮大な物語は、CG技術を駆使して製作されました。新3部作の製作にも各3年が費やされ、2005年にエピソード3が完結しました。
 そして昨年2015年、エピソード789話を描く3部作が始動。公開スケジュールはすでに発表されており、2年ごとに劇場公開され、2019年にはスター・ウォーズ全エピソードが完結する予定です。

 1977年に公開されたスター・ウォーズの圧倒的な映像に、(まだ若かった)筆者らは度肝を抜かれたわけですが、CGを駆使し壮大なスケールで蘇った1999年の新詩リースにはさらに驚かされました。そして昨年始動した最後の3部作は、スケール的にはパワーダウンした感がありました。様々な星とそこに住まう様々な種族とその国家を描いたエピソード123に比べ、反乱軍の帝国に対する反撃のその後を描く新たなエピソードは、広大な宇宙をまたにかけた冒険というよりも人間ドラマ重視で、むかしのスターウォーズに戻ったような懐かしさがありました。登場人物もずいぶん懐かしかったですしね。

 で、ローグワンのお話しですが、これは本編9作とは別のサイドストーリーです。今ふうの言い方をするとスピンオフ作品ですね。予告編でもエピソード4に続く物語というふうに紹介されていたかと思います。本編エピソード4では、銀河帝国の暴君ダース・シディアスの圧政に抵抗し続ける、惑星オルデランの女王レイア姫率いる反乱軍が、帝国が開発した超巨大兵器デススターの破壊に挑むエピソードが描かれているのですが、冒頭でいきなりレイア姫の乗った宇宙船がダースベイダーの搭乗するスターデストロイヤーに拿捕されてしまいます。ベイダー卿の捕虜になる直前、姫はロボットR2-D2に重要なデータを託します。脱出ポットでその場を逃れたR2-D2は、惑星タトゥイーンに降り、そこで若きジェダイの末裔ルークに出会って、レイア姫から預かったデータを渡すのですが、その内容はレイア姫からのメッセージとデススターの設計図でした。
 重大な使命を帯びたルークが海賊ハン・ソロたちと帝国軍に合流し、Xウイングファイターを駆ってデススターの弱点に一発お見舞いし、みごとその破壊に成功するのですが、(今から思えば)数々の疑問が残っていました。ベイダー卿が乗ったスターデストロイヤーがなぜレイヤ姫を追っていたのか、姫は敵の領域近くをなぜ航行していたのか、そして彼女がどうやってデススターの設計図を手に入れたのか。デススターは一撃で惑星を破壊できるレーザー砲を備えた超巨大要塞です。それをXウイングの火器1発であっけなく破壊できたというのも不思議ですよね。単座の小型戦闘機が一撃で天体レベルの要塞を吹っ飛ばしてしまうなんて、デススターにそんな弱点があるなんて納得ゆきませんよね。
 ローグワンでは、これらの疑問がすべて明らかになります。帝国軍で兵器開発に携わっていたゲイレン・アーソの娘ジン・アーソは、幼くして父と生き別れ、過激なレジスタンス組織の主導者ソウ・ゲレラに拾われますが、成長してからは独りで奔放な暮らしを送っていました。一方、レイア姫たちによって組織されていた反乱軍は、帝国軍が恐ろしい巨大兵器を完成させつつある情報をつかみ、これを阻止しなければ銀河の未来はないとあせっていました。ジンを捕らえた帝国軍は、彼女に実情を説明し、ゲレラたちとの共同戦線を画策しようとします。ジンは、育ての親でもあるゲレラと久々の再会を果たしますが、アジトに捕らえられていた帝国軍のパイロットが持っていたゲイレンのメッセージを見て、帝国軍の作戦に参加し、帝国の野望を阻止する決意をします。

 ローグワンで描かれた反乱軍の熾烈な戦いは、本編でもひじょうに重要な意味を持っていて、たとえ後付設定であったにしても本編にひけ劣らない素晴らしい作品になっています。昨年公開された本編エピソード7と比べてもまったく遜色ありません。ストーリー性、スリル、ビジュアル、そして感動のあらゆる面において、たいへんクォリティの高い作品です。新3部作以降会えなかったダースベイダーにも会えますし。
 これまでにも実写やアニメでスピンオフ作品はあれこれ作られてきましたが、これほどの巨編はありませんでした。ローグワンはスピンオフというよりも本編エピソード3.9と位置づけるべき作品です。

 来年には本編エピソード8が、再来年には次のスピンオフ作品が、その翌年にはエピソード9の公開が予定されています。スターウォーズファンにとっては、当分の間おたのしみが続きますね。

原題:ROGUE ONE: A STAR WARS STORY。
2016年アメリカ、133分。日本公開は同年。
監督:ギャレス・エドワーズ 。
脚本:クリス・ワイツ 、トニー・ギルロイ。
出演:フェリシティ・ジョーンズ、ディエゴ・ルナ、フォレスト・ウィテカー、マッツ・ミケルセン、ドニー・イェン、ベン・メンデルソン、チアン・ウェン、アラン・テュディック、リズ・アーメッドほか。

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