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コードネーム U.N.C.L.E. 【映画】

2016/02/06


 1960年代前半、米ソの冷戦が拡大しつつある世界で、ナチスの残党がマフィアと手を組んで核兵器によるテロを企んでいました。CIAのエージェント ナポレオン・ソロは、核技術が犯罪組織のものにならないように誘拐された科学者を見つけ出し、核を奪還する任務に就いていました。彼は科学者の娘ギャビーと共に組織に潜入を試みますが、そこへ思わぬ邪魔が入ります。ソ連のKGBエージェントのイリヤが作戦に介入してきたのです。米ソの宿敵同士が重要な作戦で会いまみえることになったのは、じつは上層部の意思でした。2人は仕方なく、難事件を解決するために手を組むことになります。

 1960年代世界を2分するアメリカとソビエトのそれぞれのスパイが、世界を揺るがすテロ計画を阻止するために助け合うというシチュエーションがなかなかユニークですが、これは007シリーズでも似たようなことがあったようにも思います。筆者が子供の頃、それこそ米ソの冷戦ただ中、テレビシリーズ「0011ナポレオン・ソロ」は人気番組でした。内容はほとんど覚えていませんが、スパイものというより、冒険アクションとして楽しめるものだったような記憶があります。アメリカ映画は、映画007シリーズとTV0011シリーズで、諜報ドラマを軽快で派手でファッショナブルな冒険物語というイメージを定着させてしまった感があります。他にもそれゆけ「それゆけスマート」「スパイ大作戦」といったわくわくするスパイドラマを、筆者らは楽しみにしていたものです。後者2作も劇場映画としてリメイクされていますが、いずれも旧作とは比べ物にならないスケールの大きな作品になっています。

 ナポレオン・ソロの名を聞いただけで、劇場に足を運ばぬわけにはゆかないわけで、あのオシャレなスパイがどんなふうに蘇るのか、じつに楽しみだったわけですが、クールでユーモラスでセクシーなヒーローなんてシチュエーションは今の時代にはもう通用しないわけで、なかなか現実味のあるスパイでした。誰もが情報通になってしまった世の中で、観客を白けさせないリアリティを出すのは大変だと思います。ソロも無敵のヒーローというわけではなく、独断専行型のやり方が上層部からの批判の的になり、優秀だけれどCIAの鼻つまみ者みたいな立ち位置になっています。  それでもプレイボーイで型破りなキャラは継承していて、ソロは優雅に大胆に作戦を遂行しようとします。方やKGBの辣腕工作員イリヤは、曲がったことが大嫌いな堅物で、考え方もあくまで正攻法です。この2人が組んで作戦は上手くゆくのでしょうか、というのが作品の最大の見どころですね。
 まぁ、上手くゆくわけでして、最後はまたそれぞれの道を歩むことになるわけですが、この作戦でお互いに何かを学び、友情が芽生えたことも確かです。
 見終わった感想は、ギャビーも含めて同じメンツで続編ができるといいな、でした。

 ところで、先ごろ公開された007シリーズ最新作では、ついにジェームズ・ボンドの宿敵スペクターが登場し、ボンドとスペクターとの深い因縁が明らかになりますが、リアリティ志向で地味だったダニエル・クレイブ=ボンドシリーズは、00局の歴史を次々に明らかにしてゆきました。今後のシリーズはどうなるのでしょうか。またかつての派手路線が復活するのでしょうか。
 スパイ大作戦の劇場映画化ミッション・インポッシブルも前作でIMFが壊滅状態になったものの、最新作で新たな局長を迎えて復活しました。このシリーズも今後が楽しみです。
 そしてナポレオン・ソロも新たななつかしスパイものとしてシリーズ化していってほしいものです。先の2大作とはまたちがった趣のシリーズとしてヒットすると思うのですが。
 で、コードネームU.N.C.L.E.の U.N.C.L.E.(アンクル)の意味ですが、United Network Command for Law and Enforcement(法執行のための連合網司令部)のことで、これは世界各国が参加している諜報組織で、本部はニューヨークにあります。ソビエトのイリヤもこの組織の人間のはずなのですが、映画の中ではソロはCIA、イリヤはKGBという敵対組織のエージェントということになっています。これはたぶん、国レベルではそれぞれの国家組織に属していながら、U.N.C.L.E.の一員でもあるということなのでしょう。
 この映画の原題「The Man from U.N.C.L.E」は、かつてのテレビシリーズ「0011ナポレオン・ソロ」の原題でもあります。映画化にあたっての日本語タイトルのコードネームというのは意味不明です。

原題:The Man from U.N.C.L.E.
2015年 アメリカ、116分。同年日本公開
監督、脚本:ガイ・リッチー、脚本:ライオネル・ウィグラム。
出演:ヘンリー・カヴィル、アーミー・ハマー、アリシア・ヴィキャンデル、エリザベス・デビッキ、ジャレッド・ハリス、ヒュー・グラント、クリスチャン・ベルケンほか。

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