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女子の事件は大抵、トイレで起こるのだ。【映画】

2016/01/30


 WEB配信ドラマからスタートし、昨年一部の小劇場で上映された作品です。「女子の事件は大抵、トイレで起こるのだ。前編:入る?」と「女子の事件は大抵、トイレで起こるのだ。後編:出る!」の2部構成ですが、全体としては12話のエピソードから成ります。
 タイトルが少し変で興味深く、センスいいなぁと思いました。劇場に足を運びたかったのですが、上映期間が短く、機会を逃してしまいました。タイトルも個性的ですが、内容もじつに個性的で、全編が桃山女子学院中等部の女子トイレ。タイトルを見ればまんま内容が判るわけですが、意表を突かれたことには、主人公が女子中学生ではなく清掃員の26歳独身女性。ドラマー&歌手を目指しながらアルバイトでトイレ清掃を行なっています。
 清掃員の れんげさんから見ると、女子中学生たちという人種はとっても奇妙で理解不能で「なせ?」の連発です。映画を見ている側からすると、女子中学生たちの行動に一喜一憂し、ゴミ箱をたたきながら歌う れんげさんも充分に変です。彼女は目指しているだけあってドラム演奏は絶妙で、軽快かつ感情を込めて歌うシーンのおかげで、ちょっとしたミュージカル仕立てになっています。
 トイレへ来ては、内緒話や奇妙な生態を披露する女子中学生たちにとって れんげさんはトイレの備品のようなもの。彼女の存在に気づいていないように語り、騒ぎ、禁断の化粧をします。その度に れんげさんはドラムを叩いて歌い、ちょっとばかり干渉したりします。
 みなさん、お静かに。トイレは公共の場です。ソプラノ会長には誰も反抗できません。騒動のなか、ついに一番奥の開かずの扉が開きます……。

 2部構成の後半では、これまでバラバラのエピソードだったものが文化祭に向けて集束し始めます。それぞれに個性的なキャラに特化していた生徒たりの意外な側面が、お話しを意外な方向へと導いてゆきます。前半ではユニークな生徒たちによるユニークなコント集みたいな構成だったものが、後半のパートではストーリー性を帯び、怒涛の展開で感動のクライマックスへと突き進みます。

 本編を観るまでは正直あまり期待していませんでした。中高生の女子が奇妙なもの、というのは最近の風潮のようですし、それを題材にした作品というのがそれほど斬新だとも思えませんでした。ところが女子中学生たちのお話しなのに、ちょっと妄想癖のある清掃員が主人公で、女子中学生の一挙手一投足にいちいち心の中で突っ込みを入れ、ついには感極まってゴミバケツを叩きながら歌いだしてしまうというシチュエーションに驚かされました。
 清掃員の れんげさんは、女子中学生たちにとってはトイレの備品みたいなもので、彼女がいるからと言って口を慎んだり態度を改めたりしません。それなのにいつしか彼女はお話しの中心的な存在になり、文化祭に向けて共に青春します。
 おもしろかったです。おもしろさに感動いたしました。続編の製作を期待したいです。次は運動会ですかねぇ。

2015年日本、132分(前後編)
監督:白石和彌、根本宗子、関谷崇。脚本:根本宗子。
みさこ、蒼波純、久間田琳加、吉田凛音、中山莉子、鈴木まはな、花梨、甘南備由香、神岡実希、森本奈々、森本寧々、西本まりん、斉藤ナディア、花形光音、秋本七星、行場桃花、島野結雨、吉崎莉愛、根本宗子、大竹沙絵子、郷本直也、新谷真弓。

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