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ローラーコースター!

2015/09/25


 映画「肉頭文字マン(マザーファッカーマン)」で売れっ子スターになった俳優のマ・ジュンギュが、日本での仕事を終えて韓国へ帰国する際に乗り合わせたボビー航空の旅客機に乗り合わせた時のお話し。
 潔癖症で飛行機が苦手で女ぐせが悪いジュンギュが乗り合わせたファーストクラスには、なぜか変わり者ばかりが搭乗しています。やたら注文と文句の多い青年じつは雑誌記者に、なぜか SISTAR の楽曲の歌詞で経を唱えている坊さん、身勝手な大富豪の会長その傲慢な秘書、仲がよすぎるカップル、執拗に写真撮影を迫るジュンギュのファン、の母親。常客もさりながら客室乗務員もひとくせあるキャラばかり、おまけに機長はアルコール依存症で副操縦士はやたらズボンを脱ぎたがる変人。
 渋滞で遅れて羽田を飛び立った機は、目的地の平壌空港に接近するも、悪天候で3度着陸に失敗し、急上昇と急降下を繰り返します。まるでローラーコースターです。いよいよ燃料も尽き、最後の賭で済州空港に向かうのですが、そこも好天ではありません。機長は、こんな危機的状況は初めてで、もうお終いかもしれないと泣き言を言うのですが、機内放送のスイッチがオンになっていてそれが客室に流れます。
 売れっ子のジュンギュは機内でも有名人なので、紳士的な態度を貫こうとするのですが、そそっかしいCAに股間に水をこぼされるわ、坊さんはポクポク木魚たたいてるわ、カップルの女の子に背中にサインをせがまれるわで、つい汚い言葉が出てしまいます。それを出演した映画の影響だとごまかすのですが、その度に傲慢な会長秘書が、悪態は会長の心臓に触ると文句を言ってきます。そしてそして飛行機は悪天候の中いよいよ恐怖の危険飛行に突入し、ジュンギュはキリストに祈りを唱えながらこれまでの行ないを懺悔し、そのあと理性が吹っ飛んで暴れ出し、ついには幻覚の世界に飛んでしまいます。

 おバカムービーではあるんですけど、軽薄で下品なB級作品ではありません。とってもセンシブルでおしゃれで楽しい映画です。めっちゃ爽快な気分になります。ボビー航空(架空の会社)の機体もおもちゃなんかじゃないし、機内も本物です。冒頭シーンの日本の街並みにあふれる「マザーファッカーマン」の広告もリアルです。
 ギャグ映画は、なにやら汚いメイクをした変人が、下品なセリフを連発したりするものですが、そんな低俗な笑いに依らず、一貫して上品にまとめられています。大作です。ほんと心の底から楽しくなります。センスのいいコメディは見ていて爽快感がちがいます。
 他にも乗客やCAたちの人間模様、各シーンの随所に散りばめられたおかしなポイントなど、観る人の感性でいろいろ見つけられます。主人公もいろいろ奥深い人間関係を抱えています。  予告編を見た時には、ここまでおもしろいとは正直思いませんでしたけどね。筆者的にはこれに"泣きどころ"をもう少し加えれば人間ドラマとしても完璧だったんじゃないかなぁ、なんて思うわけですが、それはそれぞれの感じ方と言うことで。……ああ、思い出してもニヤけるわ。

2013年公開、94分。
監督、脚本:ハ・ジョンウ。
出演:チョン・ギョンホ、キム・ギチョン、キム・ビョンオク、チェ・ギュファン、ソン・ファリョン、ハン・ソンチョン、イム・ヒョンソン、カン・シンチョル、キム・ジェファ、キム・ジェヨン、キム・イェラン、コ・ソンヒ、ホン・ダミほか。

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