kepopput.jpg

ライヴとライヴビューイング

2015/05/28


 コンサートのことをよくライヴと言いますが、ライヴとはすなわち"生"のことですね。放送業界では、ご承知のように収録でない生放送や生中継のことをライブと呼びます。音楽業界では歌手や奏者が生出演して開催される音楽会がライヴです。ということでステージに立つアーティストを生で見られるコンサートはライヴです。なんだか当たり前のことをくどくどしゃべってしまいましたが、とりあえず話の流れを作っておこうかというわけで……。
 そしてライヴビューイングとは、コンサートの模様を映画館で生中継する催しのことですね。人気のコンサートはなかなかチケットが取れませんし、遠隔地での開催だと旅費やホテル代が大変です。でもライヴビューイングは全国多数の映画館で行われるため、チケットの競争率も低くなりますし、住んでいるところから近くの映画館なら交通費も高くなりません。夜からの開催であれば仕事が抜けられなくても行けることだってあります。そしてチケット自体もかなり安いです。
 ドームコンサート等の大きな会場で行われるライヴの場合、アリーナのステージ近く以外の席では、アーティストの姿はアリんこほどにしか見えません。大会場で満足にアーティストが見られるのはほんのひと握りの観客です。最近では遠くの客席の人にも出演者の顔が分かるように大スクリーンが設置されていたりしますが、悪い席だとそれも満足に見えません。見切り席では、コンサート会場に来てるだけ、目の前にあこがれのアイドルがいるのにまったく姿が見えず、音を聞いているだけという悲しい状況になります。
 そこへゆくとライヴビューイングは、見えない席がまずありません。最前列から1〜2列目ではスクリーンを見上げますから見づらいものの見えなくはありません。その一部の席さえ外せば、あとはみんな神席です。大きなスクリーンでアイドルの生の姿を堪能できます。本会場でコンサートが行われているまさにその時間に、リアルタイムにその模様が見られるわけです。
 日本のコンサート会場では、全員が立ち上がるという悪習があるので、良い席でも前に長身の客がいれば、その人の頭で視界がさえぎられてしまいます。傾斜のないアリーナ席の場合は満足にステージを見ているのは巨人だけです。ライヴビューイングでは、みなさん着席して鑑賞するので、視界がさまたげられることもありません。
 このように良いことずくめで欠点が見当たらないように思えるライヴビューイングですが、ファンの人たちの多くは見えにくくてもいいからコンサート会場へ行きたい、のだそうです。雰囲気が全然ちがうし、その場でアイドルと同じ空気が吸えるのが良いそうです。同じ空気つってもアイドルが吸ってる空気はステージ上のそれだけで、我々観客は互いの吐く息をブレンドし合いながらその空気を吸っているだけで、アイドルが吐いた息が漂ってくることなんてないと思うんですけどね。ま、これは屁理屈ですけど。
 筆者は座高では負け知らずなのに立つとなぜか惨敗なので、これまで経験したコンサートでも連敗に次ぐ連敗です。アイドルのご尊顔をごくたまに垣間見るだけで、あとは延々と前の方の後頭部を拝ませていただいています。みんなが座って鑑賞すれば、筆者のようなものもライヴ負け組にならずに済むのに。  ライヴが長身な人のためだけにあるのなら、あたしゃライヴビューイングでいいや、そう思うのですが、筆者の周りにこの考え方に賛成する人はいません。コンサートという祭りに参加するのとライヴビューイングとでは、やっぱ盛り上がりがちがう、興奮がちがうのだそうです。

 ライヴビューイングは、よほど大きなイベントでない限り開催されません。そりゃそうです。そこそこの会場すら満席にするのが難しいようなコンサートを全国の映画館で生中継したところで、採算が合うほどの集客は見込めませんし。筆者的にはお手軽感があるので、やればそこそこの人が見に来るんじゃないかと思うんですが。そんな筆者の思いとは裏腹にライヴビューイングはなかなかやってくれません。コンサートにはたくさん参戦しましたが、ライブビューイングの方はまだ数えるほどしか経験していません。
 たとえ、ほとんど見えないコンサートでも、生のステージでは不思議とアイドルの顔を覚えるものです。T-ARAも Secret も、ほとんど見えないコンサートでメンバーの顔や性格を覚えました。テレビ番組で歌っている姿やインタビュー映像をしばしば見ているのに、生のステージはちがいますね。テレビではどこを見てたんだろうって不思議になります。
 そしてライヴビューイングもテレビと同じで、やはり臨場感というものに欠けるんですね。生とライヴビューイングの決定的な違いは、見ると見せられるのちがいになります。生のステージでは、たとえひじょうに見づらくても、自分の肉眼と自分の意志でアイドルを追い、メンバーを注視します。気になるメンバーがいればその人が歌ってなくても、話をしてなくても見てしまいます。ところがライヴビューイングの映像はカメラを通したものなので、歌っている人、話している人がクローズアップされ、それを見せられるわけで、能動的に見るのとは全然ちがうのです。メインボーカルやトークシーンでよくしゃべるメンバーはよく映りますが、そうでないメンバーは見たくてもなかなか見せてくれません。ライヴビューイングはどんなに画面が大きくてもけっきょくはテレビと同じ見せられる映像なんですよ。臨場感も印象も、自分の目と意志で能動的に見ることができる生のステージとは根本的にちがうわけです。

 筆者が初めてライヴビューイングを観たのは、ソウルで開催された BEAST のファンミーティングでした。同時通訳もあったのですが、根本さんのように上手じゃなかったので、トークシーンがあまりよく判らないありさまでした。また、去年はSMファミリーコンサートを初日を生で観たあと2日目をライヴビューインで観ました。このビューイングは初日で会場の様子を把握していたのでとても観やすく、大画面で細かなところもチェックできた分よかったです。ライヴ後のライヴビューイングは"あり"だな、そう思いました。
 そして今夜は、GAON CHART K-POP AWARDS 2014(ガオンチャートK-POPアワード2014)のライヴビューイングを観に映画館に行きますよ。韓国で行われる授賞式の模様が生中継されます。たぶん字幕も同時通訳もなしです。帰ったら感想を書きますね。

コメント
コメントする








   
この記事のトラックバックURL
トラックバック

目 次
能書き

思うこと全般

けぽっぷ体験

アイドルのこと

韓流映画

番外編


索引 韓流映画&番外編





  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  
<< October 2019 >>

サイト内検索

NEW ENTRIES










recent comment

links

プロフィール

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM