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■メイドさん攻略法■

 メイドカフェにメイドリフレ、いわゆるメイドさんのお店は、言わばお店の看板娘がそのまま商品になったようなお店と思われがちですが、実はそうではありません。スタッフがメイドさんだというだけで、一般のお店に退け劣らない商品を提供する"普通のお店"です。
 とは言うものの、メイドさん目当てで客がやって来るのも事実で、メイドさん及び彼女たちが提供するサービスを客は期待しています。
 メイドさんのお店では、メイドさんが「お帰りなさいませ、ご主人様」と迎えてくれ、カフェなら、オムライスにケチャップでお絵描きしてくれる、そんな独特なサービスがあって、これらは某ハンバーガーショップのスマイル0円と同じく、メイドさんのお店では当然のサービスになっています。ここまではメイドさんのお店の常識と理解して差し支えないのですが、中にはキャバクラと同じような一次的なコミュニケーションが可能だと思っている客もいます。本来、メイドカフェにおけるメイドさんの仕事は給仕です。それ以上のサービスは勤務外であり、それを商品にすることは風営法や自治区ごとの条令で認められていません。
 だったら、メイドさんと会話してはいけないのかというと、そこはそれ、一般のカフェでも、常連になればマスターやウェイトレスと親しく話したりってことがありますよね。法律も営業に差し支えない程度の客とのコミュニケーションを禁じてはいないので、常識の範疇で適度に楽しむとよいでしょう。
 しかしながら、常識の範疇だとか適度だとか、いわゆるサジ加減というのを人はつい忘れてしまいがちで、常連になると自分の家のように大騒ぎしたり、風俗店と勘違いしたりといった弊害が後を絶たないようですね。
 ということで、正しいメイドさんのお店の楽しみ方というものについて考えてみようかと、ふと思ったわけです。禁則事項を延々と並べ立てるだけではなく、メイドさんを存分に満喫するための攻略法を見つけていこうと思うのですよ。

メイドさんと風営法

 メイドさんのお店は、風俗店ではありません。アルコールを出すカフェも少なくないですが、基本的にはキャバクラのようなサービスはしません。カフェのメイドさんの仕事はあくまで給仕で、客と一緒に歓談することは勤務外の作業になります。だから、注文のオーダー等を除き私的な会話は本来は提供しないものなのです。一般の喫茶店やファミレスと同じです。
 リフレクソロジーのお店では、メイドさんは客と1対1で接するわけで、会話しない方がむしろ難しいわけで(黙っていてもいいんですよ)、ついつい私的な会話が弾んでしまうものですが、厳密に言えば、会話は商品の一部ではありません。お店によっては、メイドさんとの楽しいおしゃべりとか看板やメニュに書いてあるところもありますが、あれどうなのでしょう。
 また、メイドさんに飲食物を一緒にどうぞと勧めてはいけません。客と一緒に喫食することは風営法違反です、難儀なことに。

 常連客がですね、大勢で押しかけてメイドさんを占拠してしまっている状況をよく見かけますが、あれはある意味で営業妨害っぽいですね。他の客が大変いずらくなってしまい、もう来ねぇ、ってことにもなりかねませんから。
 お店としては常連客がつくということは、いちおう喜ばしいことなのですが、その方たちがコーヒー1杯で何時間もねばって、他の客を居づらくさせるとなると、お店にとっては頭が痛いわけですよ。このようなありがた迷惑な客のことを、痛い客と言いますね。まぁ、メイドカフェに限らず、街角の個人経営の喫茶店やバーなどでは、ありがちな風景なわけですが、メイドさんのお店の場合は、どうしても痛い客の痛さがキツくなりがちです。それこそ飲み屋やキャバクラとまちがえているケースが少なくありません。
 メイドさんに対する粘着や騒ぎの度が過ぎる場合には、お店側が当該の客を出禁すなわち出入り禁止にできます。悪質な場合には警察官が介入します。
 メイドさんのお店も、一般のカフェやファミレス、あるいはリフレクソロジーのお店と同じなんだと認識していれば、まちがいは起こらないでしょう。それじゃつまらない、女の子と歓談したり騒いだりしたいとおっしゃるなら、キャバクラをお勧めします。

 繰り返しますが、カフェでのメイドさんの仕事はあくまで給仕です。にもかかわらず、メイドさんと一緒に記念撮影だとか、メイドさんに歌を歌ってもらうとか、一緒にゲームするといったサービスを提供するところも少なくなく、お店側が客の勘違いを誘導しているきらいがあります。一般の飲食店と同じだといえども、そのあたりはずいぶん様子がちがいますね。
 メイドさんと記念撮影については、とくに日本橋では大変普及していて、このサービスがないお店の方が珍しいです。カラオケやメイドさんが歌ってくれるサービスは、バーでは当たり前のように存在しますが、メイドカフェでもこれを導入しているところがあります。風営法的にぎりぎりセーブみたいですね。
 メイドさんとゲームとなると、風営法はかなりにらみを効かしてきます。ゲームの勝敗で物品が動くとなると、賭博に似た遊戯になって来ますから、厳密には風俗営業の許可証が必要になります。ただ、メニュにくじがついていて、当たりがでたら…みたいなものは、OKみたいですね。商店街の福引きみたいなもので、賭博みたいに夢中になってのめりこむ性格の遊戯とはちがいますから。
 自治区が制定している条令によっても規制の強弱があって、日本橋がある浪速区の条令はかなり厳しいと聞いたことがあります。
 風営法や区の条令が目を光らせていないと、客もお店も風俗店まがいのお遊びに傾倒してしまいがちになるってことなんでしょうね、たいへん難儀なことに。お気に入りのお店ができて、よく通うようになると、メイドさんに顔を覚えられてついつい話し込んだりしてしまいます。気をつけんといかんなぁと、筆者自身自戒するしだいなのでした。

メイドさん特典

 メイドさんのお店といえども、基本は一般の飲食店やリフレクソロジーのお店と同じなわけで、風俗店の感覚で女の子と遊べるところと思ったら大間違いなのですが、そうはいうもののメイドさんならではの特典はどっさりあります。筆者の日本橋仲間と、ちと真面目な話しをするとですね、メイドカフェの本分はやはり喫茶店であってそれ以上のものではないはずという分析に至るのですが、実際には原則どおりにはならず、なかなかすごめの付加サービスがあれこれあってですね、いいのかなぁ、と疑問に思っちまいます。顧客のニーズが過剰なのか、店側の集客戦術が過ぎているのか、素敵な勘違いってやつですよ、はい。そしてもちろん勘違い上等!勘違い大歓迎!なのです、はい。
 メイドカフェは飲食するところにして、飲食のみにあらず、リフレもマッサージしてもらうのみにあらず、です。いわゆる某ハンバーガーショップのスマイル0円が、壮絶に肥大した状態で、スマイル0円目当てで飲食やマッサージを受けに来る、そんなことになっているわけですよ、これが。

 お店に入ると、とりあえずメイドさんが「お帰りなさいませ」と言ってくれます。さらに「ご主人様がお帰りされましたぁ」なんて店内に告知され、店中のメイドさんが「お帰りなさいませ」と一斉にあいさつしてくれます。お店を出る際には「ご主人様がお出かけになられます」「行ってらっしゃいませ、ご主人様」ということになります。女性客の場合はお嬢様ですね。
 そしてコーヒーなどをオーダーすると、砂糖とミルクをどうするか、メイドさんが尋ねて来るので、好みを答えると、メイドさんが注いでくれてかきまぜてくれます。お店によっては「ま〜ぜ、ま〜ぜ、美味しくなぁれ」なんて歌いながら。恥ずかしいですね。
 これをやってもらうには、ミルクや砂糖を必要とするコーヒーや紅茶を頼まないといけません。また、アイスドリンクをオーダーすると、お店のロゴやイラストの入ったコースターや、メイドさんのお絵描きコースターがついてくる場合があります。コースターが紙製のものなら、お持ち帰り可なので、汚さないようにグラスはナプキンなんかに置きましょう。って何のためのコースターなんだか。
 箸袋にお絵描きなんてのもありましたね。

 お絵描きオムライスというのも、カフェではかなり定番になっています。メイドさんがケチャップで絵を描いてくれ、客は何を描いて欲しいか指定できます。あるご主人様は、このケチャップアートを携帯電話でたくさん撮影してコレクションしていました。写真も数が多いと写真集になって壮観です。店内は基本的に撮影禁止なので、撮りたい場合にはメイドさんに撮影許可をもらいましょう。
 他にもオムソバにマヨネーズでお絵描きとか、ケーキにチョコレートソースでお絵描きなどもあるので捜してみましょう。
 あと、メイドさんが目の前で盛り付けてくれる手作りパフェというのも有名です。
 ちょっとレアなものでは、カプチーノの泡にチョコレートソースでお絵描きっていうのも筆者はみたことがありますが、これはメイドさんの気まぐれサービスでした。
 ホットドッグやスクランブルエッグに、トンカツに、メイドさんの気まぐれお絵描きはところ嫌わずです。すごいですね。

 会計の際に「当店のポイントカードはお持ちですか」と尋ねられたら、ぜひ作ってもらいましょう。たいていはあるので、尋ねられなかったら要求してみましょう。
 500円または1000円ごとに1ポイントで、取得したポイントに応じて割引が受けられたり、チェキサービスがあったりと、いろいろお得です。一般のカフェではなかなかないですよね。他にも様々なノベルティグッズや、メイドさんの生写真といった特典があったりします。また、ポイントカードを満了すると、さらにお得な特典が受けられたり、満了したポイントカードの枚数に応じた特典やら、お店の会員証やら夢いっぱいです。
 チェキサービスというのはチェキというインスタントカメラの製品名で、メイドさんと一緒に写真を撮ってもらい、これに落書きをしてくれるというたいへん貴重なものです。日本橋ではこのサービスがよく普及していて、ポイントを集めなくても通常メニュ扱いのところが多いです。ただし、チェキはフィルムの製造が終わったといわれるタソガレの商品で、順次デジタルカメラ撮影に置き換えられつつあるようです。

 以上は、メイドさんのお店ならではの、メイドさん特典のごく触りの部分です。他にも、歌を歌ったり踊ったり、あばれたり、メイドさんの奮闘は続くのです。皆さんもアレコレ見つけて美味しいところを筆者に報告するがいいです。

メイドさん特典 イベント編

 メイドさんのお店は、スタッフがメイドのコスプレをしたお店と考えている人が多いと思います。メイドさん自身にもそういう方は少なくないようで、メイドになった動機の多くは、あんが恰好をしてみたかった、みたいですね。先の項で述べた法律的な見地でも、メイドさんの定義はウェイトレスであり、リフレクソロジーの技術スタッフであり、それを越える接待業務はしないことになっています。
 しかし設定のしっかりした多くのお店では、メイドさんはやっぱりメイドさんで、ウェイトレスとはかなりちがいます。メイドの似せ物などではなく、れっきとしたメイドなのです。……これについて詳しくは別の章で述べるとして、ここではメイドさん特典について掘り下げてみましょう。
 前項で、一般のお店とちがうメイドさんならではの付加サービスについて述べましたが、ああした基本サービスに加えて、メイドさんのお店ではさまざまなイベントが開催されます。
 イベントの最も多いのは、コスプレイベントです。コスプレ好きですしね、女の子たちは。普段のメイド服とはちがった服装で接客する、基本的にはそれだけです。フリーコスDAYだとか、アニコスDAYでは、その日はメイドさんたちは思い思いの衣装を身にまといます。フリーコスはいわゆる自由なコスプレで、アニコスはアニメのキャラクターに扮するというもの。アニコスは日本橋らしい人気アイテムなので、フリーコスDAYでも結局アニコスDAYみたくなってしまったりしますね。
 これらに負けず多いのが、季節や年中行事にちなんだものですね。クリスマスならサンタの恰好をし、七夕なら浴衣、正月は巫女さんといった具合です。いわゆるテーマを決めたコスプレなわけですが、フリーやアニコスとちがって行事にちなんだメニュが登場したり、七夕なら短冊が配られ、巫女さんからはおみくじが引けるみたいな演出があります。イベントWEEKと称して数日間続き、イベント専用のスタンプカードが配布されることもあります。せっせと通い詰めてせっせとスタンプを集めると、なにかプレゼントがあります。
 また、成り切り系のイベントも多いですね。その日はお店が病院になってしまってスタッフがみんなナースみたいな。学園イベントや体育祭イベントも人気です。女子学生やら体操着の女の子たちが、「ようこそ先輩」とか言って、フードメニュに給食やお弁当が追加されます。女性教師も混ざっていたりとか。
 他にも、ロリータやら、チャイナやら。近頃は怪我ドルなんてのも。プチイベントでは、メガネっ娘やネコ耳、うさ耳が定番ですか。個人のメイドさんがコスプレイベントやったりというのもあります。ひとりアニコスとかね。メイド服をクリーニングに出しているんだな、なんて勘ぐってはいかませんよ。

 イベントは基本的にはお店が、つまりオーナーの意向によるわけですが、メイドさん主体の企画も少なくなく、最近ますます企画力をメイドさんに依存するお店が増えている気がします。
 コスプレイベントでは、メイドさんが自前の衣装を使用することが多く、彼女たちの力量に依るところが大きいわけで、彼女たちの意向を無視することはできません。それにオーナーの趣味で水着だのゴジラの着ぐるみだのを強要しても、ボイコットや辞職の返礼を受けることになりますし。
 ところが、企画をメイドさんに委ねたせいで、オーナーも大喜びいやビックリのアブナイシチュエーションが発生してしまうこともあって、露出の多いコスプレや、妹、新妻、ブルマやスク水なんかが登場することも。で、それが男子諸君のみならず、多くのお嬢様をも悩殺してしまうわけですよ、まったく。

 ここだけの話し、メイドさんの方が楽しんでないか? なんてふと思うことがあります。それもまたアリ、ですよね。

メイドさん特典 もっとイベント編

 メイドさんのお店では、コスプレや限定メニュといったイベント以外に、通常の営業を中止してパーティやミニコンサートなどを催すことがあります。これに参加するには、あらかじめ予約やチケットの購入が必要であったり、会員になっておく必要があったりします。
 こうしたいわゆるクローズドイベントには、クリスマスパーティやバレンタインパーティといったものが多いですから、方々のメイド店に通っている人は、シーズンになるとイベントがたくさん重なって大変です。
 パーティではパーティ料理やゲームの他に、メイドさんから手作りプレゼントがあったりと、メイドさんの方も大変です。プレゼントをくれるメイドを指名できるケースもあります。
 バレンタインイベントでは、お店が学園に変身して、後輩の女の子に扮したメイドさんが「これ、受けとって下さい」なんて手作りチョコを渡してくれる、こそばゆい特典があったりします。
 クローズドイベントじゃなくても、通常業務をこなしながら、プレゼント渡しなどを器用にこなすお店も多いですけどね。
 プレゼントには、手紙やメッセージカードが添えられてあって、ずっと前から好きでした、なんて書いてあったりするので、あちこちのイベントに参加すると、ラブレター山盛りのモテモテ君になってしまいます。
 クローズドイベントでは、普段飲食物を扱わないお店でも、食べ物や飲み物が振る舞われますが、ちゃんと行政指導はクリアしているので心配は要りません。ゲームやメイドさんとの熱いコミュニケーションもしかりです。鍋パーティなど火気を生じるパーティでは、火元管理と充分な換気が必要です。でないと保健所が怒ってきます。

 パーティ会場を店外のレストランやカラオケ店で催す、店外イベントもけっこうあります。あと、花見や遠足、花火大会、日帰り温泉など、あたかもメイドさんが遊び仲間と化してしまうようなイベントも。メイドさんも私服で、言動もメイド言葉じゃなくなり、いきおい親密な感じになってしまいます。お店としてはファンを増やすチャンスでもあるわけですが、普段のメイドモードに戻ってからも勘違いしたままの困った客を増やす要因でもあります、たいへん難儀なことに。
 きっちりしたお店では、引率の店長がプログラム通に予定を進行し、勘違い客の発生防止に勤めています。極力全員参加型のプログラムを用意し、身勝手な客がメイドさんを独占してしまったりすることがないように。
 筆者も何度か店外イベントに参加したことがありますが、羽目を外した客が暴走してしまったりなんてのはほとんど見たことがないです。絶妙なプログラム進行を貫徹するケースでは、その手腕に感服してしまいます。ほんとにすごいです。立派です。

 メイドさんのお店で数々のイベントに参加すると、ふと学生時代に戻ってしまった錯覚にとらわれることがあります。給食食べて、弁当食って。教室と化した店内には黒板や時間割表、メイドさんいや生徒による書き初めが貼り出されたりとか。学校を出て数百年になる筆者は、ノスタルジックな思いに熱いものが込み上げて来ることもあります。期末試験なんてのも受けたことがありますよ、1度ならず。成績を店内に貼り出されましたね。お店やメイドさんの事情について出題されるわけで、そんなもん解るはずもなく、ひたすらネタ解答に尽力しましたけどね。
 秋の文化祭シーズンになると店内がさながら学校の模擬店みたくなったりすることがあります。学校の模擬店みたく手作り感たっぷりなのです。この手作り感の温かさに、筆者は思いっきり"萌え"ちまうのですよ。

メイドさん特典 誕生日編

 メイドさんのお店で、誕生日特典を設けているところがけっこうあります。とくにカフェに多く、特別なデザートを用意してくれてメイドさんがハッピーバースデーを歌ってくれたり、記念写真を撮ってくれたり。
 誕生日特典を受けるには、会員になっておく必要がある場合が多いですが、会員でなくても身分証を提示して誕生日であることを示せばお祝いしてくれるお店もあります。
 予約とかは無用で、通常メニュので、ショートケーキに名前を入れてロウソクを立ててくれたり、お祝い用のパフェを手作りしてくれたり。会員専用の場合は、誕生日を含む週あるいは月であれば特典が受けられたりします。また、誕生日を含む週であれば何度でも、ポイントカードのポイントが2倍になるといったサービスもあります。
 誕生日特典は、じつはあまり知られていなかったりします。筆者などもメイドさんにお店で祝ってもらうなんて気恥ずかしくて、あまり注目していないので、見落としていることが多いです。恥ずかしくなんてないぞ、せいぜい祝ってくれたまえという方は、お店でメイドさんに質問してみるがいいです。

 客の誕生日よりもメイドさんの誕生日の方が認知度が高く、多くのお店でメイドさんの誕生日がイベントとして告知されます。平均的なお店では、十数名のメイドさんが在籍していますから、毎月のようにメイドさん誕生日イベントがあります。
 客が店員の誕生日を祝うなんて、ちょっと考えれば奇妙な気もしますが、みんなメイドさんが大好きなので、このイベントはたいへん重要なものとして多くのお店で定着しています。
 メイドさんの誕生日には、大勢の客がちょっとしたプレゼントを携えて詰めかけます。それらのプレゼントを持って帰るメイドさんもまた大変だなぁ、なんて筆者は思うのですが……こういうものはノリと勢いが大切だから、これもアリということで。
 メイドさん誕生日には、当該メイドさんの手作りデザートが振る舞われたり、限定メニュが登場したりします。限定メニュもメイドさん手作りであったり、特典がついていたりします。
 リフレのお店では、誕生日のメイドさんを指名するとメッセージカードがもらえたりとか、そのメイドさんの指名料が無料になるとか、飲食店のみならず、様々な工夫を凝らした誕生日イベントが存在します。
 飲食店でない場合には、クローズドイベントや店外イベントとして誕生日パーティが開催される場合もあります。

 メイドさん誕生日イベントは、おそらく客側の要望で発生したものと思われます。メイドさんのお店では、メイドさんブログやメイドさん日記という客とのコミュニケーションツールを用意しているところが普通で、メイドさんひとりひとりのブログと日記があります。そこにはメイドさんのちょっとしたプロフィール、趣味とか、好きな食べ物とか、誕生日とかが書いてあるので、まだ誕生日イベントが盛んじゃなかった頃から、メイドさんにプレゼントを渡す客が多かったようです。お店によってはメイドさんへの個人的なプレゼントを禁じているところもありましたが、今ではメイドさんバースデーは、ほぼ常識化しつつありますから、そうも言ってられないようです。

 そういえば、誕生日って生まれた日のことですよね。それって一生に一度じゃないんですかね。毎年の誕生日と同月日は、誕生記念日なのでは? だって結婚した日と同月日は結婚日じゃなくて結婚記念日って言いますよね。なんなんでしょうね、このちがいは。……すみません、つまらないこと言って。

メイドさんとのコミュニケーション

 一般のお店とちがって、メイドさんのお店ではスタッフとお話ししたいという客の要望が強くなります。リフレのお店では、メイドさんと1対1になるので、この要望は充分に満たされますが、カフェではなかなかそうもゆきません。お給仕中のメイドさんにちょっかい出し過ぎると、痛い客のレッテルを貼られることになるのでご注意を。
 メイドさんと話し込むことは、お仕事の邪魔になるので、よほど空いている時でもないと難しいのですが、その代わりにメイドさんとのコミュニケーションツールとしてブログと日記帳がほとんどのお店で用意されています。
 ブログも日記帳も、基本的にはメイドさんのお店日記です。メイドさんひとりひとりがブログと日記帳を持っていて、お店での出来事や個人的な体験についてアレコレ綴っています。ブログはパソコンや携帯電話からアクセスしますが、日記帳はお店に備え付けてあり、店内では自由に見ることができます。
 ブログは来店しなくても閲覧できる利点がありますが、日記帳は手書きの温かみと表現の自由度の高さが魅力です。絵心のあるメイドさんは、日記帳にたくさん手書きイラストを残しています。日記帳はブログよりも個性が光りますね。
 そしてこれらが単なる記録ではなく、コミュニケーションツールであるわけは、客がコメントを残しメイドさんがさらにそれに応えてくれるところにあります。
 ブログについてはご存知ですよね。いわゆるインターネット上に存在するサイトのひとつで、ただ閲覧するだけでなく、記事に対するコメントを残すことができます。また、サイトを管理する側も、文章や画像を記事として簡単に掲載できるようになっていて、ホームページを作成するための特別な知識は要りません。それこそ日記感覚で記事を掲載できるフォーマットがサーバーが用意されています。
 今や、ネット社会で掲示板やチャットと並んでコミュニケーションツールとして常識になりつつあり、メイドさんたちはこれをフル活用しています。

 じつはこのブログや日記帳は、メイドさんにとってはなかなか大仕事です。記事を書くだけならまだしも、客が残したコメントをすべて読んで返事を書かなくてはなりません。書かねばならない義務はないのですが、そうしないメイドさんはまずいません。
 おかげでメイドさんは、給仕や施術だけでなく、休み時間も日記帳を書いたりパソコンに向かったりしているありさまです。休憩時間をそうした作業に費やす義務はなく、労基法的にも、作業の効率面でも休憩はひじょうに重要なのですが、そうも言ってられません。書かずに溜め込んでしまうと、時間外に作業をしたり、家に持ち帰って作業する必要があります。
 筆者も個人的にブログや日記はつけていますが、けっして楽チンなものじゃありません。
 メイドさんが私服で、お店のテーブルについてセッセとペンを走らせている光景をたまに見かけます。店内常設の日記帳をつけたり、客のコメントを読んで返答を書いたりしているのです。それを見るにつけ、つくずく大変だなぁと感じてしまいます。そんな彼女に平然と声をかける不届き者がいますが、勤務時間外のスタッフへの声がけはダメです。っていうか日記の邪魔するなよ。
 時間外のブログや日記の作業について、手当てとかそういうのは、おそらくないのでしょうね。ほんと大変です。それを思うとですね、筆者はメイドさんのブログや日記帳にコメントを残すなんてできないんですよ。筆者ごときのために、メイドさんがセッセと時間外労働をするのだと考えると申し訳なくて。
 なかには長時間お店に居座って、すべてのメイドさん日記にコメントを書き続けている客や、コメントのコメントに対してコメントを残し、すっかり交換日記モードになっちまっている客がいます。すごいですね。
 そりゃ、コメントによるコミュニケーションはお店が用意したサービスで、大いに利用すればよいのですけどね。変な遠慮をしている筆者の方がおかしいし、時間外労働への憂慮なんて大きなお世話なわけです。誰もが遠慮しちまったら、それはまた寂しいことですし。ま、サジ加減ってものを考えて適当に行なうのがよろしいかと。

 他にも、メルマガ配信をやっているお店もあります。メルマガ会員になると、メイドさんからいろんなお知らせが届きます。一方通行のコミュニケーションですが(コミュニケーションになってないってか)、メイドさんの生の声(メール)が携帯やパソコンに届くというのもいいものですよ。

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